DSE Advanced Replicationのキースペースの概要
DSE Advanced Replicationのキースペースおよびテーブルに関する情報。
キースペースおよびテーブルは、DSE Advanced Replicationの初回実行時に、エッジ・クラスターおよびハブ・クラスターで自動的に作成されます。DSE Advanced Replicationでは、以下のキースペースを使用します。
キースペース | テーブル | デフォルトのレプリケーション・ストラテジ | 変更の必要性 |
---|---|---|---|
dse_system | advrep_conf advrep_table_conf |
EverywhereStrategy | なし |
dse_advrep | advrep_replication_log | 動的に計算されたレプリケーション係数を使用するSimpleStrategy。 | あり。データ喪失を回避するために、クラスター・サイズに適したものを設定します。 |
注: エッジおよびハブのシステム・キースペースは、レプリケーションがサポートされません。
レプリケーション係数は、キースペースが作成されると、エッジ・クラスターのノード数に基づいて、動的に計算されます。レプリケーション係数は、3とノード数とを比較した少ないほうの数で計算されます。例:
- ノード数1のクラスター:レプリケーション係数=1
- ノード数2のクラスター:レプリケーション係数=2
- ノード数3のクラスター:レプリケーション係数=3
- ノード数4のクラスター:レプリケーション係数=3
注: 単一ノードの開発およびテストの場合にのみレプリケーション係数は1が適していますが、実稼働環境には適していません。
Cassandraのすべてのキースペースと同様、ノード障害時でもデータが損失しないようにするには、レプリケーション係数をクラスターのサイズに適した値に設定します。レプリケーション係数を大きくすると、クラスターに保存されるキースペース・データのコピー総数が増加します。