仮想ノード(vnode)の構成
仮想ノード(vnodes)および異なるタイプのデータ・センターでの仮想ノードの使用法の説明。また、仮想ノードを無効にする手順の説明。
仮想ノードでは、パーティション範囲(トークンの計算と割り当て)を決定する必要を排除する、ノードを追加または削除するときにクラスターのバランスを再調整する、デッド・ノードを置き換えるなど、DataStax Enterpriseでの多くのタスクが簡略化されます。仮想ノードとその仕組みの詳細については、「仮想ノード」およびCassandra 1.2の仮想ノードに関するブログを参照してください。
DataStax Enterpriseでは、仮想ノード対応のデータ・センターと非仮想ノードのデータ・センターの使用をサポートしています。たとえば、1つのクラスターには以下が含まれています。
- OLTPを実行するCassandra専用データ・センター。
- 仮想ノードを持たない分析データ・センター。
- 仮想ノードを持つ検索データ・センター。
仮想ノードを使用する際のガイドライン
仮想ノード(vnode)が有効または無効になるかどうかは、インストール・タイプまたはインストール・オプションによって異なります。仮想ノードの使用には以下の推奨事項があります。
タイプ(データ・センターまたはクラスター) | 仮想ノード(トークン)の数 |
---|---|
Cassandra専用 | 128 |
Spark | 128 |
DSE Searchのみ | 16または32 |
DSE Graph | 128 |
DSE Searchで使用するときのDSE Graph | 16または32 |
仮想ノードを有効にする
cassandra.yamlファイルで、以下のように実行します。
- num_tokensのコメントを解除し、必要なトークン数を設定します。
- 必要に応じて、initial_token parameterをコメント・アウトするか、設定しないでおきます。
既存のクラスターを仮想ノードにアップグレードする場合は、「既存の実稼働クラスターでの仮想ノードの有効化」を参照してください。
仮想ノードを無効にする
重要: 仮想ノードを使用しない場合は、各ノードがほぼ同じ量のデータを負担するように確認する必要があります。各ノードが負担するデータを同じ量にするには、各ノードにinitial-tokenの値を割り当て、「トークンの生成」の説明に従って、データ・センターごとのトークンを計算します。