DataStaxインストーラーを使用したMac OS Xへのインストール

DataStaxインストーラーを使用してDataStax EnterpriseをMac OS Xにインストールする手順。

DataStaxインストーラーを使用してDataStax EnterpriseをMac OS Xにインストールするには、次の手順を使用します。以前のバージョンをインストールするには、「以前のバージョンのインストール」を参照してください。

重要: DataStax Enterprise 5.0では、Cassandra 3.0およびCQL 3.3を使用します。

始める前に

  • Mac OS Xは、開発目的でのみサポートされています。
  • Oracle Java 8の最新バージョンを推奨します。
  • Mac OS Xのバージョンによっては、以下のリードラインのインストールが必要な場合があります。 easy_install readline

実稼働環境での推奨設定」および「DataStax Enterprise Reference Architecture」ホワイト・ペーパーも参照してください。

ハードウェアの要件
要件 最低 実稼働
CPU 2 16
メモリー 8 GB 24 GB
データ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
コミット・ログ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
保存されるキャッシュのディレクトリー 20 GB 200 GB
ログ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
実稼働環境の要件は、データとワークロードの量によって異なります。

インストーラーについて

Developer Related Tools]を選択した場合は、DataStaxインストーラーによってDataStax EnterpriseとDataStax Studioがインストールされます。OpsCenterまたはDevCenterはインストールされません。「OpsCenterのインストール」または「DevCenterのインストール」を参照してください。

インストーラーは、一部のcassandra.yamlパラメーターを設定しますが、すべてではありません。dse.yamlプロパティは設定しません。残りのパラメーターは以下の方法で設定することができます。
  • インストール後に手動で設定。
  • コマンドラインまたはプロパティ・ファイル・オプションのいずれかとともに無人インストールを使用。これらのオプションでは、以下を使用して、構成済みのcassandra.yamlファイルとdse.yamlファイルを指定できます。--cassandra_yaml_template filename および --dse_yaml_template filename

手順

ターミナル・ウィンドウで:

  1. ご使用のコンピューター用のインストーラーをDataStaxダウンロード・ページからダウンロードします。
  2. インストール・ファイルをダウンロードしたディレクトリーで、DataStaxEnterprise-5.0.x-osx-installer.dmgファイルをクリックします。
  3. DataStax Enterpriseインストーラーをダブルクリックします。


    インストーラーが起動します。



  4. ライセンス契約に同意したら、インストールのタイプを選択します。
    • Service Setup
      • No Services:このインストール方法では、サーバーはスタンドアローン・プロセスとして設定されます。
      • Services and Utilities:このインストール方法では、サーバーはサービスとして設定されます。ログインするとサービスを開始するよう、プロパティ・ファイル(.plist)が設定されます。
    • Install Type
  5. インストール・ディレクトリーを設定します。
  6. ノードを設定します。
    Node Setup
    Default Interface DataStax Enterpriseサーバーのネットワーク・インターフェイス

    単一ノードのクラスターの場合は、127.0.0.0を使用します。

    Cluster Name クラスターの名前。クラスター内の各ノードに同じクラスター名を使用する必要があります。
    Seeds すべてのノードは、シード・ノード・リストを使用して、相手を探し、リングのトポロジーを学習します。すべてのノードをシード・ノードにしないでください。以下を参照してください。

    単一ノードのクラスターの場合は、空に設定します。

    Developer Related Tools(高度なインストールのみ) 以下が含まれます。
  7. ノード・タイプを設定します。
    DSEの設定
    DSE Analytics Spark
    DSE Search DSE Search(Solr)を使用すると、Cassandraデータベースに保存されているデータの検索アプリケーションを簡単に使用できます。
    DSE Graph DSE Graphは、高度に接続されたデータを管理、分析、および検索するためのグラフ・データベースです。
    DSE Advanced Replication DSE Advanced Replicationでは、ネットワークまたはインターネットのダウンタイムが一定期間発生する可能性があるリモート・クラスターから一方向に、分散されたデータのレプリケーションをサポートします。
  8. 残りのオプションを設定します。

    使用可能なオプションは、インストール、パーミッション、およびそれ以前の選択内容によって異なります。

    その他の設定
    Update Operating System 一部のシステム・パッケージと依存関係を更新します。Javaなどの主要なコンポーネントをアップグレードしたり、インストールしたりしないでください。
    Start services インストールの完了時にすべてのサービスを開始する場合は[Yes]を選択し、インストール後に追加の構成が必要な場合は[No]を選択します。
    Type of analytics Spark only
    OpsCenter Address OpsCenterをデフォルトのブラウザーで起動します。
    Run PFC プリフライト・チェックを有効または無効にします。
  9. デフォルトのクラスター設定を変更します(高度なインストールのみ)。
    Ring Options
    Enable Virtual node(vnodes) 仮想ノードを有効または無効にします。
    Number of tokens vnodeに推奨されるトークン数
    • Cassandra(トランザクション)ノード: 128
    • 分析ノード(Spark): 128
    • Searchノード:16または 32
    • DSE Graph:128。DSE Searchとともに使用する場合は、16または32
    リッスン・アドレス cassandra.yamlパラメーター:listen_address
    RPC Address cassandra.yamlパラメーター:rpc_address
  10. デフォルトのディレクトリーの場所を変更します(高度なインストールのみ):
    Directory Locations
    Commitlog Directory cassandra.yamlパラメーター:commitlog_directory
    Saved Caches Directory cassandra.yamlパラメーター:saved_caches_directory
    Hints Directory cassandra.yamlパラメーター:hints_directory
    Logs Directory ログ・データ。
  11. デフォルトのポートを変更します(高度なインストールのみ):
    ポート
    Storage Port cassandra.yamlパラメーター:storage_port
    SSL Storage Port cassandra.yamlパラメーター:ssl_storage_port
    RPC Port cassandra.yamlパラメーター:rpc_port
  12. System Configuration]で、可能性のある問題に関する警告を確認します。
  13. インストールが完了したら、インストール・ログを確認して、インストールの状況を確認します。
    注: ログを閉じたら、ServicesまたはNo-Servicesのインストーラーの場所を確認します。

    DataStax Enterpriseは、追加の構成を開始できる状態です。

  14. オプション: 単一ノード・クラスターでのインストールのみ:
    1. DataStax Enterpriseが実行されていない場合は、インストール・ディレクトリーから起動します。
      bin/dse cassandra
      注: 他の起動オプションについては、「スタンドアローン・プロセスとして起動」を参照してください。
    2. DataStax Enterpriseが実行中であることを確認します。
      vnodeを使用している場合:
      bin/nodetool status
      
      Datacenter:Cassandra
      =====================
      Status=Up/Down
      |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
      --  Address      Load       Tokens  Owns   Host ID                               Rack
      UN  127.0.0.1  82.43 KB   128     ?40725dc8-7843-43ae-9c98-7c532b1f517e  rack1
      vnodeを使用していない場合:
      bin/nodetool status
      
      Datacenter:Analytics
      =====================
      Status=Up/Down
      |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
      --  Address         Load       Owns    Host ID                               Token                 Rack
      UN  172.16.222.136  103.24 KB  ?3c1d0657-0990-4f78-a3c0-3e0c37fc3a06  1647352612226902707   rack1

次のタスク

cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール /etc/dse/cassandra/cassandra.yaml
tarボール・インストール install_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
Installer-Services /etc/dse/dse.yaml
パッケージ・インストール /etc/dse/dse.yaml
Installer-No Services install_location/resources/dse/conf/dse.yaml
tarボール・インストール install_location/resources/dse/conf/dse.yaml