DataStaxインストーラーを使用したDataStax Enterprise 4.5から最大5.1へのアップグレード
DataStaxインストーラー用のDataStax Enterpriseアップグレード手順。
DataStax Enterpriseインストーラーのデフォルトのバックアップ場所(DSE 4.5~5.1)
バックアップ・ディレクトリー名は日付と時刻に基づきます。例を次に示します。20170212_221550Installer-Services | /usr/share/dse/backups/backup_file_dir |
Installer-No Services | install_location/backups/backup_file_dir |
dse.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |
cassandra.yaml
cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール |
/etc/cassandra/cassandra.yaml |
tarボール・インストール |
install_location/conf/cassandra.yaml |
これらの手順は、GUIインストーラーを使用してDataStax Enterprise(DSE)のバージョンを最大5.1までアップグレードする方法を示しています。
注: DataStaxインストーラーは、DSE 6.0以降では削除されています。
DataStaxインストーラーは、DataStax Enterpriseをアップグレードし、多数のアップグレード・タスクを自動的に実行します。
- 現在実行中のノードをドレーンします。
- 構成ファイルを維持し、そのファイルをバックアップ・ディレクトリーに配置します。
- 前にインストールされたパッケージを除去します。
- 新しいエントリで cassandra.yaml およびdse.yaml 構成ファイルを更新します。
前提条件
DataStaxインストーラーを使用して最新バージョンのDataStax Enterpriseにアップグレードするには、以下の要件が満たされていることを確認してください。
- 4.8にアップグレードする場合はDataStax Enterprise 4.5または4.6
- 5.0にアップグレードする場合はDataStax Enterprise 4.7または4.8
- 5.1にアップグレードする場合はDataStax Enterprise 5.0
重要: アップグレードの前にこれらの手順を読み、理解しておいてください。計画およびアップグレード手順を細かく確認しておくと、スムーズなアップグレードが保証され、不備や不満が生じるのを避けることができます。
DataStaxインストーラーを使用したLinuxインストールのアップグレード
- リリースの変更点と機能についてよく理解しておいてください。
- DataStax Enterprise 5.1、5.0、および4.8のリリース・ノート
- アップグレードに関する一般的なアドバイスおよびCassandraの機能については、NEWS.txtに記載されています。以前のバージョンからアップグレードする場合は、NEWS.txtで現在ご使用のバージョンに関する箇所まですべてお読みください。
- Cassandraでの変更点については、CHANGES.txtに記載されています。
- 現在の製品バージョンを確認します。必要に応じて、中間バージョンにアップグレードします。
現在のバージョン アップグレード・バージョン DataStax Enterprise 5.0 DataStax Enterprise 5.1 DataStax Enterprise 4.7または4.8 DataStax Enterprise 5.0 DataStax Enterprise 4.0、4.5、または4.6 DataStax Enterprise 4.8 DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra™ 2.0.x DataStax Enterprise 4.8 DataStax Community 3.0.x DataStax Enterprise 5.1 Apache Cassandra™ 3.xのDataStaxディストリビューション DataStax Enterprise 5.0 - Java Runtimeバージョンを確認し、推奨バージョンにアップグレードしてください。
java -version
- DataStax Enterprise 4.7または4.8
-
Oracle Java SE Runtime Environment 7または8、あるいはOpenJDK 7の最新バージョンが推奨されます。開発および実稼働システムではJDKを推奨しています。JDKには、jstack、jmap、jps、jstatなどのJREにはないトラブルシューティング用のツールがあります。注: Oracle Java 7を使用する場合は、最低でも1.7.0_25を使用する必要があります。Oracle Java 8を使用する場合は、最低でも1.8.0_40を使用する必要があります。
- DataStax Enterprise 5.0以降
-
開発および実稼働システムではJDKを推奨しています。JDKには、jstack、jmap、jps、jstatなどのJREにはないトラブルシューティング用のツールがあります。
- ご使用のコンピューター用のインストーラーをDataStaxダウンロード・ページからダウンロードするか、次のコマンドを使用します。
curl --user dsa_email_address:password -O https://downloads.datastax.com/enterprise/DataStaxEnterprise-5.1.x-linux-x64-installer.run
たとえば、Aliceは、次のコマンドを実行してDSE 5.1.0をダウンロードできます。curl --user alice@email.com:password -O https://downloads.datastax.com/enterprise/DataStaxEnterprise-5.1.0-linux-x64-installer.run
- インストール・ファイルをダウンロードしたディレクトリーで、ファイルを実行可能に変更し、sudoコマンドを使用して実行します。
$ chmod +x DataStaxEnterprise-version_number-linux-x64-installer.run ## Changes permission to executable $ sudo ./DataStaxEnterprise-version_number-linux-x64-installer.run
- セットアップ・ウィザードの指示に従います。ウィザードでの設定の詳細については、5.1、5.0、または4.8のインストール手順を参照してください。
- DataStax Enterpriseを起動します。
sudo service dse start ## Starts the DataStax Enterprise server
- (DataStax Enterprise 4.7および4.8の場合のみ)DataStaxエージェントを起動します。
sudo service datastax-agent start
注: DataStax Enterprise 5.0の場合は、OpsCenter 6.0のドキュメントを参照してください。DataStax Enterprise 5.1の場合は、OpsCenter 6.1のドキュメントを参照してください。 - DataStax Enterpriseが実行中であることを確認します。
nodetool status