Ec2Snitch
Ec2Snitchは、1つのリージョンのAmazon EC2で使用します。
EC2Snitchは、クラスターのすべてのノードが1つのリージョン内にあるAmazon EC2の簡単なクラスター・デプロイに使用します。
EC2デプロイでは、リージョン名はデータ・センター名として扱われ、アベイラビリティー・ゾーンはデータ・センター内のラックとして扱われます。たとえば、ノードがus-east-1リージョンにある場合、us-eastはデータ・センター名で、1がラックの場所です(ラックはレプリカの分散には重要ですが、データ・センターの命名には重要ではありません)。プライベートIPが使用されるため、このスニッチは複数のリージョンにわたっては機能しません。
1つのデータ・センターのみを使用する場合は、プロパティを指定する必要はありません。
複数のデータ・センターが必要な場合は、dc_suffixオプションをcassandra-rackdc.propertiesファイルで設定します。他の行は無視されます。
たとえば、us-eastリージョン内の各ノードに対して、cassandra-rackdc.propertiesファイルでデータ・センターを指定します。
注: データ・センター名では大文字と小文字が区別されます。
- node0
dc_suffix=_1_cassandra
- node1
dc_suffix=_1_cassandra
- node2
dc_suffix=_1_cassandra
- node3
dc_suffix=_1_cassandra
- node4
dc_suffix=_1_analytics
- node5
dc_suffix=_1_search
その結果、このリージョンに以下の3つのデータ・センターがあることになります。
us-east_1_cassandra us-east_1_analytics us-east_1_search
注: この例でのデータ・センター命名規則は、ワークロードに基づいています。DC1、DC2、または100、200など他の規則を使用することもできます。
キースペース・ストラテジ・オプション
キースペース・ストラテジ・オプションを定義するときに、``us-east``などのEC2リージョン名をデータ・センター名として使用してください。
cassandra-rackdc.propertiesファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール | /etc/cassandra/cassandra-rackdc.properties |
tarボール・インストール | install_location/conf/cassandra-rackdc.properties |
Windowsインストール | C:\Program Files\DataStax Community\apache-cassandra\conf\cassandra-rackdc.properties |