GraphMLを使用したデータの挿入

GraphMLを使用してグラフ・データベースにデータを挿入する方法。

頂点プロパティと辺プロパティを定義したら、グラフ・データを定義できます。GraphMLはXMLデータであるため、頂点の定義にはノード要素<node ...>が使用され、辺の定義には辺要素<edge ...>が使用されます。

通常、GraphMLファイルは以前に作成されたグラフから書き出されます。DSE Graphでは、頂点と辺の指定は、Gremlinコマンドなどの別の方法で頂点が追加されたときに作成される3つの部分とラベル値で構成されます。次の命令は、GraphMLファイルを詳細に分析し、特徴を説明します。

手順

  1. グラフ・スキーマの特定で開始したGraphMLファイルに追加することにより、頂点データを追加します。各頂点には、頂点ラベルといくつかのプロパティが与えられます。各頂点プロパティは、前に作成されたプロパティ・キーを使用したキーと値のペアです。
    <node id="{~label=meal, member_id=21, community_id=1579328896}">
    <data key="labelV">meal</data>
    <data key="name">Saturday Feast</data>
    <data key="calories">1000</data>
    <data key="timestamp">2015-11-30T00:00:00Z</data>
    </node>

    各頂点には識別子が必要です。通常、ラベルは頂点のタイプを示すために定義されます。この例に示した頂点は、meal(食事)頂点です。namecaloriesなど、後続のプロパティがこの例で定義されています。

  2. 辺を追加します。
    <edge id="{
    out_vertex={~label=meal, member_id=22, community_id=1579328896}, 
    local_id=62b12e83-0e6a-11e6-b5e4-0febe4822aa4, 
    in_vertex={~label=book, member_id=27, community_id=1579328896}, ~type=includedIn}" 
    source="{~label=meal, member_id=22, community_id=1579328896}" 
    target="{~label=book, member_id=27, community_id=1579328896}">
    <data key="labelE">includedIn</data>
    </edge>

    各辺には識別子が必要です。さらに、辺の開始頂点と終了頂点を定義するためにソース頂点とターゲット頂点を特定する必要があります。頂点と同様、ラベルは辺のタイプを示すために定義されます。

  3. GraphMLファイルには、XML文を終了するための終了タグがあります。
    </graph></graphml>
  4. graphmlファイル拡張子を使用して名前を付け、GraphMLを閉じます。