Yumを使用した、RHELベースのシステムでのDataStax Enterpriseのインストール

Yumリポジトリを使用して、RHELベースのシステムにDataStax Enterpriseをインストールする手順。rootパーミッションが必要です。

Yumを使用して、RHELベースのシステムにDataStax Enterpriseをインストールするには、次の手順を使用します。rootパーミッションが必要です。 以前のバージョンをインストールするには、「以前のバージョンのインストール」を参照してください。

Yumからインストールした場合、DataStax Enterpriseはサービスとして実行されます。

重要: DataStax Enterprise 5.0では、Cassandra 3.0およびCQL 3.3を使用します。

SUSEにインストールするには、GUIインストーラーまたはバイナリーtarボール・インストールを使用してください。

始める前に

実稼働環境での推奨設定」および「DataStax Enterprise Reference Architecture」ホワイト・ペーパーも参照してください。

ハードウェアの要件
要件 最低 実稼働
CPU 2 16
メモリー 8 GB 24 GB
データ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
コミット・ログ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
保存されるキャッシュのディレクトリー 20 GB 200 GB
ログ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
実稼働環境の要件は、データとワークロードの量によって異なります。

パッケージ・リリースは、cassandraユーザーを作成します。DataStax Enterpriseをサービスとして開始すると、Cassandraサービスはこのユーザーとして実行されます。サービス初期化スクリプトは/etc/init.d/dseにあります。実行レベルは、パッケージで設定されていません。

手順

これらの手順は、DataStax Enterpriseをインストールします。OpsCenter、DataStax Studio、DataStax Agent、またはDevCenterはインストールされません。インストールしたら、DataStax Enterpriseを構成して開始する必要があります。

ターミナル・ウィンドウで:

  1. Javaの必要なバージョンがインストールされていることを確認します。
    java -version

    Oracle Java 8またはOpenJDKでない場合は、「JDKのインストール」を参照してください。

    重要: パッケージ管理ツールは、Oracle Javaをインストールしません。
  2. DataStax Yumリポジトリを/etc/yum.repos.d/datastax.repoというファイルに追加します。
    注: GPGシグネチャー・チェックを実行するようgpgcheck=1を設定します。
    [datastax] 
    name = DataStax Repo for DataStax Enterprise
    baseurl=https://[DSAの電子メール・アドレス]:[パスワード]@rpm.datastax.com/enterprise
    enabled=1
    gpgcheck=0

    [DSAの電子メール・アドレス][パスワード]は、ご使用のDataStax Academyアカウントの認証情報です。

    重要: 環境によっては、電子メール・アドレスの@%40に置き換え、オペレーティング・システムのコマンドラインで使用するパスワードの文字をエスケープする必要があります。例:\!および\|
  3. シグネチャーの確認を有効にしている場合は(gpgcheck=1)、DataStax Enterpriseリポジトリ・キーをインポートします。
    sudo rpm --import http://rpm.datastax.com/rpm/repo_key 
  4. パッケージをインストールします。
    sudo yum install dse-full-5.0.x-1  ## Installs DataStax Enterprise
    $ sudo yum install dse-demos ## Installs the DataStax Enterprise demos
    注: DataStaxインストーラーには、開発者関連ツールのJavadoc、DataStax EnterpriseデモDataStax Studio、およびDSE Graph Loaderの使用をインストールするオプションが用意されています。

    DataStax Enterpriseは、追加の構成を開始できる状態です。

  5. オプション: 単一ノード・クラスターでのインストールのみ:
    1. DataStax Enterpriseがまだ実行されていない場合:
      sudo service dse start
      注: 他の起動オプションについては、「サービスとして起動」を参照してください。
    2. DataStax Enterpriseが実行中であることを確認します。
      vnodeを使用している場合:
      nodetool status
      Datacenter:Cassandra
      =====================
      Status=Up/Down
      |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
      --  Address      Load       Tokens  Owns   Host ID                               Rack
      UN  127.0.0.1  82.43 KB   128     ?40725dc8-7843-43ae-9c98-7c532b1f517e  rack1
      vnodeを使用していない場合:
      nodetool status
      Datacenter:Analytics
      =====================
      Status=Up/Down
      |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
      --  Address         Load       Owns    Host ID                               Token                 Rack
      UN  172.16.222.136  103.24 KB  ?3c1d0657-0990-4f78-a3c0-3e0c37fc3a06  1647352612226902707   rack1

次のタスク

cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール /etc/dse/cassandra/cassandra.yaml
tarボール・インストール install_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
Installer-Services /etc/dse/dse.yaml
パッケージ・インストール /etc/dse/dse.yaml
Installer-No Services install_location/resources/dse/conf/dse.yaml
tarボール・インストール install_location/resources/dse/conf/dse.yaml