IndexPool MBean

IndexPool MBeanは、パイプラインを進む際のインデックス作成タスクの進行状態に関するメトリクスを明らかにし、コアのインデックス作成スレッド・プールのフラッシュ、同時実行、およびバック・プレッシャー動作を微調整するメカニズムを提供します。

IndexPool MBeanは、パイプラインを進む際のインデックス作成タスクの進行状態に関するメトリクスを明らかにし、コアのインデックス作成スレッド・プールのフラッシュ、同時実行、およびバック・プレッシャー動作を微調整するメカニズムを提供します。

インデックス・プールMBeanは、以下のプロパティでのタスク送信およびフラッシュの制御に役立ちます。
構成可能な同時実行
同時実行ワーカーの最大数は、構成時にあらかじめ定義されています。実際の同時実行は、1(同期的実行)から指定された最大同時実行数の間で動的に構成できます。
バック・プレッシャーによるフロー制御
高速プロデューサーでのメモリー消費を低減するために、バック・プレッシャーは、構成可能なキューしきい値とタスクあたりの最大一時停止に基づいて、入ってくるタスクを抑圧します。ワーカーがプールでタスクを送信すると実装が再び入り、タスクが一時停止になることはありません。

パス 

インデックス・プールMBeanは、パス(type=search,index=core,name=IndexPool)によって識別されます。ここで、coreは、メトリクスが参照するSolrコア名になります。

変更可能なIndexPool MBeanの属性 

属性はノードが再起動されるまでは有効です。変更を永続化するには、dse.yamlの対応するオプションを変更する必要があります。

  • FlushMaxTime

    Solrコミット時間またはCassandraフラッシュ時間のいずれかに発生する、非同期インデックス更新をフラッシュする前に待機する最大時間(単位はミリ秒)です。dse.yaml(分単位)の場合:flush_max_time_per_core

  • BackPressureThreshold

    バック・プレッシャーしきい値は、キューに取り込まれる非同期インデックス作成要求のコアごとの目標総数です。バック・プレッシャー・メカニズムは入ってくる要求を抑制し、できる限りキュー・サイズとしきい値が近くなるように維持します。dse.yamlの場合:back_pressure_threshold_per_core

  • Concurrency

    同時実行非同期インデックス作成スレッドの最大数。dse.yamlの場合:max_solr_concurrency_per_core

IndexPool MBean表示専用属性 

以下のMBean操作を取得できます。
  • MaxConcurrency

    あらかじめ定義されている最大同時実行レベルを取得します。

  • QueueSize

    処理が進行している各キューの現在のサイズを取得します。

  • TotalQueueSize

    処理が進行しているすべてのキューの合計サイズを取得します。

  • TaskProcessingTimeNanos

    すべてのワーカーの直前の処理時間を取得します。クロック分解能が粗すぎる場合は0になる可能性があります。

  • ProcessedTasks

    すべてのワーカーで処理されるタスクの総数を取得します。

  • BackPressurePauseNanos

    平均的なバック・プレッシャー・ポーズを取得します。

  • IncomingRate

    1秒あたりで取り込まれるタスクの1分間分の量を取得します。

  • OutgoingRate

    1秒あたりで処理されるタスクの1分間分の量を取得します。

  • Throughput

    1秒あたりの作業スループットの1分間分の割合。

dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
Installer-Services /etc/dse/dse.yaml
パッケージ・インストール /etc/dse/dse.yaml
Installer-No Services install_location/resources/dse/conf/dse.yaml
tarボール・インストール install_location/resources/dse/conf/dse.yaml