レガシー・アプリケーションでの作業

CQLは、内部で、行とカラムのマッピングをThrift APIマッピングから変えません。CQLとThriftは同じストレージ・エンジンを使用します。

CQLは、内部で、行とカラムのマッピングをThrift APIマッピングから変えません。CQLとThriftは同じストレージ・エンジンを使用します。CQLでは、Thriftと同じクエリー駆動方式の非正規化されたデータ・モデリング原則をサポートしています。既存のアプリケーションはCQLにアップグレードする必要はありません。CQLの抽象化層により、新しいアプリケーションでCQLを使いやすくなっています。ThriftとCQLの詳細な比較については、「A Thrift to CQL Upgrade Guide」および「CQL for Cassandra experts」を参照してください。

レガシー・テーブルの作成

COMPACT STORAGEディレクティブを使用して、CQL内にレガシー(Thrift/CLI互換)テーブルを作成できます。CREATE TABLEコマンドと一緒にCOMPACT STORAGEディレクティブを使用すると、古いアプリケーションとの後方互換性が得られます。新しいアプリケーションでは通常はその必要はありません。

コンパクト・ストレージでは、各非プライマリ・キー・カラムを、ディスク上にある1つのカラムに対応するカラムに格納するのではなく、行全体を、ディスク上にある1つのカラムに格納します。コンパクト・ストレージを使用すると、PRIMARY KEYの一部ではない新しいカラムを追加するのを防ぐことができます。