どのインストール方法を使用すればよいか

DataStax Enterpriseの目的に合った最適なインストール方法を選択するための指針。

DataStax Enterprise(DSE)は、インストールの目的、オペレーティング・システムのタイプ、使用可能なパーミッションに応じて、さまざま方法でインストールできます。必ず、サポートされているプラットフォームにインストールしてください。

1. DataStax Enterpriseのインストール・タイプ
インストール方法 詳細
DataStaxインストーラーを使用したインストール(rootパーミッションが必要) 次のような多数のオプションが用意された、Linux GUIベース/テキスト・インストーラー
  • ServicesまたはNo Servicesインストール。No Servicesインストールは、tarボール・インストールと似ています。
  • rootパーミッションがない場合もある場合もインストール可能。(ただし、rootパーミッションがない場合、システム・パッケージと依存性を更新することはできません。)
  • インストール時にコマンドラインまたはプロパティ・ファイルを使用してDSEを完全に構成可能。
  • Analytics、Graph、Search、Transactionalなどのノード・タイプを設定します。
  • クラスター、ノード、およびDSE設定を構成します。
  • 一部のシステム・パッケージと依存関係を更新します。
  • ノードをアップグレードし、変更内容とバックアップ・ファイルのリストを出力します。
  • DataStax Studio、Javadoc、DSE Graph Loader、およびDSEデモなどの開発者関連ツールをインストールします。
  • プリフライト・チェック・ツールを実行します。これは、多くの無効な構成設定や最適化されていない構成設定を検知し、任意で修正するためのツールです。
OpsCenter Lifecyle Manager DataStax Lifecycle Manager(LCM)はDSEをインストールできます。LCMはDataStax OpsCenterに完全に統合されています。LCMは以下を提供します。
  • DSEをインストールして構成するためのWebベースのグラフィカル・インターフェイス。
  • RHELまたはDebianパッケージを使用したServicesインストールの実行。
  • DSE設定を構成および更新する機能。
  • Javaなどの必要なシステム要件の自動インストール。
  • OpsCenter Best Practice Service(OpsCenterベスト・プラクティス・サービス)の統合。この機能は最適化されていない多くの構成設定を検出します。
  • LCM APIによる自動化。

LCMを使用してDSEをインストールするには、OpsCenterをインストールし、SSHとPythonが搭載されたサポートされているプラットフォーム上の独自のインスタンス、およびrootパーミッションをターゲット・ノードに生成する必要があります。

Yumを使用した、RHELベースのシステムでのDataStax Enterprise 5.1のインストール Yumリポジトリを使用して、RHELベースのシステムにDSEをインストールします。rootパーミッションが必要です。通常、実稼働環境で使用されます。
APTを使用した、DebianベースのシステムへのDataStax Enterprise 5.1のインストール APTを使用して、DebianベースのシステムにDSEをインストールします。rootパーミッションが必要です。通常、実稼働環境で使用されます。
バイナリー・インストーラー サポートされているLinuxベースのプラットフォームにDataStax Enterpriseをインストールします。
クラウド・プラットフォームでのDSEのインストールとデプロイ Google Compute Engine、Microsoft Azure、およびAmazon AWSへのDSEのインストール手順。
/en/docker/ DataStax Dockerイメージを使用して、開発環境で使用するDataStax Enterpriseサーバー、OpsCenter、およびStudioのコンテナーを作成する手順。