DataStax Enterpriseのアップグレードの計画

ダウンタイムと中間アップグレードの要件を最小限に抑えます。

DataStax Enterpriseのアップグレード・プロセスは、ダウンタイムの最小化(ゼロ・ダウンタイムが理想)を実現します。プロセス中、他のノードがオンラインで稼働し続けている状態でノードを1つずつアップグレードして再起動します。若干の例外はありますが、クラスター内のすべてのノードがアップグレードされるまで、クラスターはDataStax Enterpriseの以前のバージョンであるかのように機能し続けます。

アップグレードの計画時に考慮が必要な要因:

リスクの軽減
継続的なアップグレード戦略を採用することで、リスクと労力を軽減することができます。ノードを必ず定期的に リペア します。ノード・リペアは、レプリカ上のデータが他のノード上のデータと確実に整合するようにします。
現行バージョンの最新パッチ・リリースへのアップグレード
メジャー・バージョンにアップグレードする場合は、まず現行バージョンの最新のパッチ・リリースにアップグレードします。最新のパッチ・リリースに含まれている修正によって、アップグレード・プロセスが向上するか、スムーズになる場合があります。DataStax Enterpriseの最新バージョンは次のとおりです。
  • DSE 5.1:5.1.6
  • DSE 5.0:5.0.11
  • DSE 4.8:4.8.15
データのバックアップ
DataStaxでは、バージョン・アップグレードの前にデータをバックアップすることをお勧めしています。バックアップすることによって、必要に応じて前のバージョンで使用したすべてのデータに戻したり、そのデータを復元したりすることができます。OpsCenterでは、バックアップ・サービス が提供されます。このサービスは、DataStax Enterpriseクラスターの企業全体のバックアップ操作と復元操作を管理します。
アップグレード順序
アップグレードの順序は重要です。ノードは以下の順序でアップグレードします。
  • 複数データ・センター・クラスターでは、1つのデータ・センター内のすべてのノードをアップグレードしてから、別のデータ・センターへと進みます。
  • データ・センター内のシード・ノードを最初にアップグレードします。
  • ノード・タイプは以下の順序でアップグレードします。
    1. DSE Analyticsノードまたはデータ・センター。

      DSE Hadoopを使用するDSE Analyticsノードでは、Job Trackerノードを最初にアップグレードします。次にHadoopノード、Sparkノードの順にアップグレードします。

    2. トランザクション/DSE Graphノードまたはデータ・センター
    3. DSE Searchノードまたはデータ・センター
バージョンの影響
アップグレードは、アップグレード前のバージョンとアップグレード後のバージョンによって影響を受けます。現在のバージョンとターゲット・バージョン間のギャップが大きいほど、アップグレードは複雑になります。
注: ドライバーの互換性を必ず確認してください。ドライバー・バージョンによっては、クライアント・アプリケーション・コードの再コンパイルが必要になる場合があります。DataStaxドライバーのアップグレード」を参照してください。
以前の製品バージョンからのアップグレードには、必要なバージョンへの中間アップグレードが必要な場合があります。
現在のバージョン 必要な中間バージョン ターゲット・バージョン
DataStax Enterprise 4.8 DataStax Enterprise 5.0 DataStax Enterprise 5.1
  • DataStax Enterprise 4.0、4.5、または4.6
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra™ 2.0.x
  • DataStax Enterprise 4.8
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 2.1.x
DataStax Enterprise 5.0
  • DataStax Enterprise 3.2.10以前
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.2.x以前
  • DataStax Enterprise 4.0、4.5、または4.6
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 2.0.x
DataStax Enterprise 4.7または4.8
  • DataStax Enterprise 3.2.4以前
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.2.15以前
  • DataStax Enterprise 3.2.5以降
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.2.16、その後2.0
  • DataStax Enterprise 2.2.1以前
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.1.8以前
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.2.8以前
  • DataStax Enterprise 2.2.2以降
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.1.9
  • DataStax Communityまたはオープン・ソースのApache Cassandra 1.2.9~1.2.15
DataStax Enterprise 3.2
OpsCenter Backup Service
ノードの修復は、OpsCenter Repair Serviceまたはnodetool repairを使用して行うことができます。
OpsCenter Repair Service nodetool repair
6.1 DSE 5.1
6.0 Cassandra 3.0
5.2 Cassandra 2.1
5.1 Cassandra 2.1
5.0 Cassandra 2.0