DSE OpsCenterパッケージ・インストールのアップグレード

Debian環境またはRHEL環境を対象としたOpsCenter 6.7へのアップグレード手順。

以下に、パッケージ・インストール用にOpsCenter 6.7.0をアップグレードし、opscenterdデーモンを再起動する手順について説明します。

重要: OpsCenter 6.1から6.7.0にアップグレードするには、OpsCenter 6.5への中間アップグレードが必要です。OpsCenter 6.7.0にアップグレードする前に、OpsCenter 6.1からOpsCenter 6.5の最新リリースにアップグレードしてください。

cluster_name.conf

cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
  • tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf

始める前に

OpsCenter 6.7.0へのアップグレードに影響を及ぼすような、構成ファイル、メトリクス、およびAPIの変更がないか、アップグレードに関する考慮事項を確認してください。

重要: OpsCenterの以前のバージョンへのダウングレードを想定または計画している場合、あるいはそれが必要な場合は、アップグレードする前に、OpsCenterキースペースをバックアップしてください。OpsCenterのダウングレードは、状況に左右される手動プロセスです。ダウングレードが必要な場合は、その前にDataStaxサポートにお問い合わせください。
また、OpsCenterにDataStax Enterpriseとの互換性があることを確認してください。
OpsCenterバージョン DSEバージョン
6.7 6.7、6.0、5.1
6.5 6.0、5.1、5.0
6.1 5.1、5.0
6.0 5.0

手順

  1. 以前に cluster_name.confの[cassandra]または[cassandra_storage]ヘッダーの下にapi_portを設定していた場合は、エントリーを削除して[agents]ヘッダーの下に挿入します。

    このエントリーが[cassandra]または[cassandra_storage]ヘッダーの下にまだ存在する場合、OpsCenterは起動しません。

  2. OpsCenterデーモン・ホストで適切なコマンドを実行し、パッケージを更新します。
    • DebianまたはUbuntu
      apt-get update
    • RHELまたはCentOS
      注: Yumは、必要に応じてパッケージ・リストを自動的に更新します。
  3. アップグレードされたOpsCenterパッケージをインストールします。

    以下の例のversion_numberという部分を、アップグレードするバージョンに置き換えます。

    • DebianまたはUbuntu
      apt-get install opscenter=version_number
    • RHELまたはCentOS
      yum install opscenter-version_number
  4. パッケージ・マネージャーによってopscenterd.confに関する選択肢が表示された場合は、現在インストールされているバージョンを維持します。
  5. OpsCenterデーモンを再起動します。
    service opscenterd restart