RESTRICT ROWS
行レベル・アクセス制御に使用されるカラムを構成します。
行レベル・アクセス制御に使用されるカラムを構成します。定義できるプライマリ・キー・カラムは1つのみです。カラムが既に構成されている場合は、RESTRICT ROWSコマンドを実行して定義を置き換えます。
ヒント: テーブルの既存の制限を表示するにはDESCRIBE TABLEを使用します。
構文
RESTRICT ROWS ON [keyspace_name.]table_name USING pk_column_name ;
構文規則 | 説明 |
---|---|
大文字 | リテラル・キーワード。 |
小文字 | リテラル以外。 |
イタリック体 |
変数値。ユーザー定義値と置き換えます。 |
[] |
任意。角かっこ( [] )で任意指定のコマンド引数を囲みます。角かっこは入力しないでください。 |
( ) |
グループ。丸かっこ(( ) )は、選択肢を含むグループを示します。丸かっこは入力しないでください。 |
| |
または。縦棒( | )で代替要素を区切ります。要素のいずれかを入力してください。縦棒は入力しないでください。 |
... |
繰り返し可能。省略記号(... )は、構文要素を必要な回数だけ繰り返すことができることを示します。 |
'Literal string' |
単一引用符( ' )でCQL文内のリテラル文字を囲みます。大文字を維持するには、単一引用符を使用します。 |
{ key : value } |
マップ・コレクション。中かっこ( { } )でマップ・コレクションまたはキーと値のペアを囲みます。コロンでキーと値を区切ります。 |
<datatype1,datatype2> |
セット、リスト、マップ、またはタプル。山かっこ(< > )で、セット、リスト、マップまたはタプル内のデータ型を囲みます。データ型はコンマで区切ります。 |
cql_statement; |
CQL文の終了。セミコロン( ; )ですべてのCQL文を終了します。 |
[--] |
コマンドライン・オプションとコマンド引数は、2つのハイフン(-- )。この構文は、引数がコマンドライン・オプションと間違われる可能性がある場合に役立ちます。 |
' <schema> ... </schema> ' |
検索CQLのみ:単一引用符( ' )でXMLスキーマ宣言全体を囲みます。 |
@xml_entity='xml_entity_type' |
検索CQLのみ:スキーマ・ファイルおよびsolrConfigファイル内のXML要素を上書きするための実体とリテラル値を示します。 |
例
cyclist_expenses
テーブルについて、パーミッションを割り当てることができるようにフィルター処理するcyclist_name
カラムを構成します。この例では、カラムを識別して各サイクリストが各自の経費のみを表示できるようにします。
RESTRICT ROWS ON cyclist_expenses USING cyclist_name;
RLACには、単一のRESTRICTコマンドと1つ以上のGRANTコマンドの2つのコマンドが必要です。たとえば、Vera Adrianというサイクリストは自分の経費を表示できます。
GRANT SELECT ON 'Vera ADRIAN' ROWS IN cyclist_expenses TO cycling_accounts;
注: filtering_dataの文字列では大文字と小文字が区別されます。