Sparkロギング・オプションの構成
Sparkロギング・オプションを構成します。
ログ・ディレクトリー
logback.xmlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール |
/etc/dse/cassandra/logback.xml |
tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール |
installation_location/resources/cassandra/conf/logback.xml |
Sparkロギング・ディレクトリーは、Sparkコンポーネントが個々のログ・ファイルを格納するディレクトリーです。DataStax Enterpriseでは、以下の場所にログが配置されます。
- エグゼキューター・ログ
-
- SPARK_WORKER_DIR/worker-n/application_id/executor_id/stderr
- SPARK_WORKER_DIR/worker-n/application_id/executor_id/stdout
- Sparkマスター/ワーカー・ログ
- Sparkマスター:グローバルsystem.log
- Spark SQL Thriftサーバーのデフォルトのログ・ディレクトリー
- Spark SQL Thriftサーバーを起動するためのデフォルトのログ・ディレクトリーは、$HOME/spark-thrift-serverです。
- Sparkシェルおよびアプリケーション・ログ
- Sparkシェルおよびアプリケーション・ログはコンソールに出力されます。
- SparkRシェル・ログ
- SparkRシェルのデフォルトの場所は$HOME/.sparkR.logです
- ログ構成ファイル
- ログ構成ファイルは、spark-env.shと同じディレクトリーにあります。
手順
Sparkロギング・オプションを構成するには:
-
ログ・レベルなどのロギング・オプションの構成は、以下のファイルで行います。
オプション 説明 エグゼキューター logback-spark-executor.xml Sparkマスター logback.xml Sparkワーカー logback-spark-server.xml Sparkドライバー(Sparkシェル、Sparkアプリケーション) logback-spark.xml SparkR logback-sparkR.xml -
Sparkエグゼキューターのロギングのローリングを有効にするには、以下のオプションをspark-defaults.confに追加します。
削除前に、保持されている3つのログ・ファイルのロギングのローリングを有効にします。ログ・ファイルは、50,000バイトを最大サイズとしてサイズ別に分割されます。
spark.executor.logs.rolling.maxRetainedFiles 3 spark.executor.logs.rolling.strategy size spark.executor.logs.rolling.maxSize 50000
Spark構成ファイルのデフォルトの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストールおよびInstaller-Services:/etc/dse/spark/
- tarボール・インストールおよびInstaller-No Services:installation_location/resources/spark/conf
-
Sparkユーザー・インターフェイスにアクセスするように、安全な通信チャネルを構成します。
注: dseコマンドラインで、
dse -u username -p password
のようにプレーン・テキストでユーザー認証情報が指定されている場合、その認証情報は、ドライバーがクラスター・モードで実行されたときにSparkワーカーのログに表示されます。Sparkマスター、Sparkワーカー、エグゼキューター、およびドライバーのログには機密情報が含まれている場合があります。機密情報には、コマンドラインまたはSpark構成で渡されるKerberosのガイドラインモードのパスワードやダイジェスト認証トークンが含まれます。DataStaxでは、Sparkユーザー・インターフェイスへのアクセスにVPNやSSHなどの安全な通信チャネルのみを使用することを推奨します。
ヒント: 認証情報はいくつかの方法で指定できます。「認証対応クラスターへの接続」を参照してください。