キースペースの作成

キースペースを追加し、レプリケーション係数を設定します。

キースペースはSQLデータベースに類似しています。キースペースはデータベース・オブジェクトの最上位のコンテナーです。キースペースのレプリケーション・ストラテジおよびレプリケーション係数は、クラスターの各データ・センターのテーブル・セットのデータ可用性を制御します。
  • SimpleStrategy:同一のレプリケーション設定をクラスター全体に適用します。この設定は、1つのノード・テストまたは開発環境でのみ使用してください。
  • NetworkTopography:レプリケーション設定をデータ・センターごとに適用します。プロダクション環境で使用してください。
  • EverywhereStrategy:dse_systemキースペースとsolr_adminキースペースのデフォルトのレプリケーション・ストラテジ。EverywhereStrategyのインスタンスを使用または変更しないでください。

手順

  1. nodetool statusを使用してデータ・センター名を検証します。
    nodetool status

    出力は以下のようになります。

    Datacenter: datacenter1
    ================
    Status=Up/Down
    |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
    --  Address         Load       Tokens       Owns    Host ID                               Rack
    UN  10.200.181.134  4.97 MiB   1            ?       c9027497-011c-4390-ae59-e4ed1ac794cc  rack1
    UN  10.200.181.135  5.16 MiB   1            ?       af2af8ec-5fa2-4a04-ac9c-c75669d8d3a0  rack1
    
  2. データ・センター名を検証します。ここでは、大文字と小文字が区別されます。次の手順で、データ・センター名の大文字と小文字が正確に一致していることを確認します。
  3. cqlshを起動して、キースペースを作成します。
    CREATE KEYSPACE IF NOT EXISTS cycling 
    WITH REPLICATION = { 
      'class' : 'NetworkTopologyStrategy', 
      'datacenter1' : 3};
  4. キースペースに切り替えます。
    USE cycling;