ユーザー定義型（UDT）の作成

ユーザー定義型（UDT）を使用して、複数のデータ・フィールドを1つのカラムに関連付けることができます。

ユーザー定義型（UDT）は、それぞれ名前と型が指定された複数のデータ・フィールドを1つのカラムに関連付けることができます。UDTの作成に使用するフィールドには、コレクションや他の既存のUDTを含む、すべての有効なデータ型を指定できます。UDTの作成後、そのUDTを使用してテーブル・カラムを定義できます。

手順

cyclingキースペースを使用します。
```
USE cycling;
```

ユーザー定義型basic_infoを作成します。

CREATE TYPE cycling.basic_info (
  birthday timestamp,
  nationality text,
  weight text,
  height text
);

サイクリストのデータをbasic_info型のカラムに格納するテーブルを作成します。ユーザー定義型カラムの定義でデータ型キーワードを使用します。

非コレクション・フィールドのみを含むUDTにはfrozenキーワードは必要ありません。

frozenキーワードを使用した場合は、ユーザー定義型値の一部を更新できません。値全体を上書きしなければなりません。データベースでは、ユーザー定義型であるfrozenの値はBLOBとして扱われます。
```
CREATE TABLE cycling.cyclist_stats (
  id uuid PRIMARY KEY,
  lastname text,
  basics FROZEN<basic_info>
);  
```

ユーザー定義型は、別のカラム型内にネストすることができます。以下の例では、racesという名前のfrozenリスト内にUDTをネストしています。

CREATE TYPE cycling.race (
  race_title text,
  race_date timestamp,
  race_time text
);

CREATE TABLE cycling.cyclist_races (
  id UUID PRIMARY KEY,
  lastname text,
  firstname text,
  races list<FROZEN <race>>
);