TTLを使用したデータの期限の設定に関する例

INSERTおよびUPDATEコマンドを使用して、カラム内のデータの有効期間(TTL)を設定します。

INSERTコマンドとUPDATEコマンドは両方とも、コレクションやユーザー定義型を含め、カラム内のデータの有効期間の設定をサポートしています。CQLを使用して、有効期間(TTL)を設定します。

手順

  • INSERTコマンドを使用して、calendarテーブルのカレンダーのリストの有効期間を86,400秒(1日)に設定します。
    INSERT INTO cycling.calendar (
      race_id, 
      race_name, 
      race_start_date, 
      race_end_date
    ) VALUES ( 
      200, 
      'placeholder', 
      '2015-05-27', 
      '2015-05-27'
    ) 
    USING TTL 86400;
  • USING TTLキーワードと共にUPDATEコマンドを使用して、有効期間を3日(259,200秒)に延長します。レースの名前も設定します。
    UPDATE cycling.calendar
    USING TTL 259200 
    SET race_name = 'Tour de France - Stage 12' 
    WHERE race_id = 200
      AND race_start_date = '2015-05-27'
      AND race_end_date = '2015-05-27';
  • カラムの既存のTTLの値を0に設定してTTLを削除します。
    UPDATE cycling.calendar USING TTL 0 
    SET race_name = 'Tour de France - Stage 12' 
    WHERE race_id = 200
      AND race_start_date = '2015-05-27'
      AND race_end_date = '2015-05-27';

    テーブルのdefault_time_to_liveプロパティを設定すると、デフォルトのTTLをテーブル全体に設定できます。INSERTまたはUPDATEコマンドを使用してカラムにTTLを設定すると、テーブルTTLはオーバーライドされます。