分析キースペースのレプリケーション係数の設定

DSE Analyticsノードでキースペースのレプリケーション係数を設定するガイドラインと手順。

キースペースとテーブルは、DSE Analyticsノードの初回起動時に自動的に作成されます。分析機能の適切な動作とデータ損失の防止のために、これらのキースペースに合わせてレプリケーション係数を調整する必要があります。

DSE Analyticsで使用されるキースペースは次のとおりです。

  • dse_analytics
  • dse_leases
  • dsefs
  • "HiveMetaStore"

すべての分析キースペースは、最初はSimpleStrategyレプリケーション・ストラテジとレプリケーション係数(RF)1で作成されます。データ損失を防ぐために、これらはそれぞれプロダクション環境で更新する必要があります。クラスターを起動した後、NetworkTopologyStrategyレプリケーション・ストラテジを使用するようにキースペースを変更し、レプリケーション係数とデータ・センターを適切に設定します。DSE Analyticsを使用するほとんどの環境では、適切なレプリケーション係数は3またはクラスター・サイズのいずれか小さい方になります。

たとえば、CQL文でNetworkTopologyStrategyを使用するDC1およびDC2データ・センターのdse_leasesキースペースのレプリケーション係数を3に構成します。

ALTER KEYSPACE dse_leases
WITH REPLICATION = {
   'class': 'NetworkTopologyStrategy', 
   'DC1': '3',
   'DC2': '3'
   };

使用されるデータ・センター名は大文字と小文字が区別されます。必要に応じて、dsetool statusコマンドを使用して、正確なデータ・センターのスペリングを確認します。

レプリケーション係数を調整した後、影響を受けるデータ・センターの各ノードでnodetool repairを実行する必要があります。たとえば、変更されたキースペースdse_leasesをリペアするには、以下を実行します。

nodetool repair -full dse_leases

上記の分析キースペースごとに、上記の手順を繰り返します。詳細については、「キースペース・レプリケーション・ストラテジの変更」を参照してください。