構成プロパティ
DSE Search構成プロパティのリファレンス情報。
cassandra.yaml
cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/cassandra/cassandra.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml |
dse.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |
DSE Search構成プロパティのリファレンス情報。
cassandra.yaml内のデータの場所
「検索インデックスの場所の設定」を参照してください。
- data_file_directories
- ディスク上でテーブル・データが格納されるディレクトリー。データベースは、構成されているコンパクション・ストラテジの細分性に応じて、データをその場所全体に均等に分散します。設定しない場合、ディレクトリーは、$DSE_HOME/data/dataです。ヒント: プロダクション環境では、DataStaxはRAID 0およびSSDを推奨しています。
デフォルト:
-
/var/lib/cassandra/data
dse.yamlのスケジューラー設定
インデックス作成チェックのスケジュールと実行を制御するための構成オプション。
- ttl_index_rebuild_options
- 期限切れレコードについてクエリーを実行して削除し、チェックするスケジューラーを制御するオプションのセクション。
- fix_rate_period
- 期限切れデータをチェックする間隔(秒単位)。
デフォルト:
「300」です。
- initial_delay
- 起動時間を高速化するために最初のTTLチェックを遅延させる秒数。
デフォルト:
20
- max_docs_per_batch
- TTLリビルド・スレッドによりチェックして削除するドキュメントのバッチあたりの最大数。有効期限が切れていると判断されたすべてのドキュメントは、メモリーに負荷がかかるのを回避するために各チェック時にインデックスから削除され、一意のキーが抽出されて削除がバッチ形式で発せされます。
デフォルト:
4096
- thread_pool_size
- TTLクリーンアップを同時に実行できるコアの最大数。thread_pool_sizeを設定して、システム・リソースの消費を管理し、多くの検索コアが同時にTTLの削除を実行しないようにします。
デフォルト:
1
dse.yamlのインデックス作成の設定
- solr_resource_upload_limit_mb
- 検索インデックス構成またはスキームの最大ファイル・サイズを無効化または構成するオプション。リソース・ファイルをアップロードすることはできますが、検索インデックス構成およびスキームはアップロード後にデータベースの内部に格納されます。
- 0 - リソース・アップロードは無効です
- アップロード・サイズ - DSE Searchリソース・ファイル(検索インデックス構成またスキーム)の最大アップロードサイズ制限値(メガバイト(MB)単位)。
デフォルト:
10
- flush_max_time_per_core
- DSE Searchコミット時間またはフラッシュ時間のいずれかに発生する、非同期インデックス更新のフラッシュを待機する最大時間(分)。この値を変更するには、専門家レベルの知識が必要です。DSE Searchインデックスをデータベースのデータと完全に同期させるには、フラッシュが正常に完了するように妥当な範囲で常に値を高く設定します。構成値を超えると、インデックスの更新が部分的にコミットされ、データの永続性を損なう可能性があるコミット・ログのTRUNCATEが行われません。注: タイムアウトが発生すると、通常、このノードが過負荷になり、タイムリーにフラッシュできません。ライブ・インデックス作成では、非同期インデックスの更新をフラッシュする時間が長くなります。
デフォルト:コメントアウト(
5
) - load_max_time_per_core
- 起動または作成/再読み込み操作で各DSE Searchインデックスの読み込みを待機する最大時間(分)。この高度なオプションは、検索インデックス読み込み中に例外が発生した場合にのみ変更する必要があります。設定しない場合、デフォルトは5分です。
デフォルト:コメントアウト(
5
) - enable_index_disk_failure_policy
- インデックス更新操作中にIOExceptionが発生した場合に、構成されているディスク障害ポリシーを適用するかどうかを指定します。
- true - 構成されているCassandraディスク障害ポリシーをインデックス書き込み障害に適用します
- false - ディスク障害ポリシーは適用されません
デフォルト:コメントアウト(
false
) - solr_data_dir
- インデックス・データを格納するディレクトリー。デフォルトでは、各DSE Searchインデックスはsolrconfig_data_dir/keyspace_name.table_nameに保存されるか、または
dse.solr.data.dir
システム・プロパティーで指定されている場所に保存されます。ヒント: 「DSE Searchデータの場所の管理」を参照してください。デフォルト:コメントアウト(
/MyDir
) - solr_field_cache_enabled
- Apache Lucene®フィールド・キャッシュは廃止予定です。代わりに、ソート、ファセット、またはグループ分けされるフィールドに対して、検索インデックス・スキームのフィールドでdocValues="true"を設定します。次に、検索インデックスを再度読み込み、インデックスを再作成します。設定しない場合、デフォルトはfalseです。
デフォルト:コメントアウト(
false
)
- async_bootstrap_reindex
- DSE Searchについて、ブートストラップされたデータのインデックスを非同期で再作成するかどうかを構成します。デフォルト:false
- 有効の場合、ノードはブートストラップの直後にリングに参加し、インデックスが非同期で再作成されます。ノードがダウン状態とマークされないように、ブートストラップ後のインデックス再作成まで待機しません。
- 無効の場合、ノードはブートストラップされたデータのインデックスが再作成された後にリングに参加します。
安全なしきい値
DSE Searchの安全なしきい値とフォールト・トレランスを dse.yaml および cassandra.yamlのオプションを使用して構成します。- cassandra.yamlの安全なしきい値
- 構成オプションは以下のとおりです。
- read_request_timeout_in_ms
- デフォルト:5000。タイムアウトする前に、コーディネーターが読み取り操作の完了を待つ時間。
- dse.yamlのセキュリティ
- DSE Searchのセキュリティ・オプション。「DSE Searchのセキュリティ・チェックリスト」を参照してください。
- solr_encryption_options
- 検索インデックスの暗号化を調整する設定。
- decryption_cache_offheap_allocation
- 共有されるDSE Search復号化キャッシュのJVMオフヒープを割り当てるかどうか。
- true - 共有されるDSE Search復号化キャッシュのJVMオフヒープを割り当てます
- false - 共有されるDSE Search復号化キャッシュのJVMオフヒープを割り当てません
デフォルト:コメントアウト(
true
) - decryption_cache_size_in_mb
- 共有されるDSE Search復号化キャッシュのメガバイト(MB)単位の最大サイズ。
デフォルト:コメントアウト(
256
) - http_principal
- http_principalは、Tomcatアプリケーション・コンテナーがDSE Searchを実行する際に使用します。Tomcat Webサーバーは、GSSAPIメカニズム(SPNEGO)を使用して、GSSAPIセキュリティ・メカニズム(Kerberos)をネゴシエートします。REALMをKerberosレルムの名前に設定します。Kerberosプリンシパルでは、REALMは大文字で指定します。
- dse.yamlのノード間通信
- DSE Searchノード間のノード間通信。
- shard_transport_options
- DSE Searchノード間のノード間通信のフォールト・トレランス・オプション。
- netty_client_request_timeout
- 分散クエリー中のタイムアウト動作。すべての検索クエリーについて、クエリー実行の長期化を回避するための内部タイムアウト。クライアント要求タイムアウトは、分散検索要求がシャード応答をアイドル状態で待機する最大累積時間(ミリ秒)です。
デフォルト:
60000
(1分)
- dse.yamlのクエリー・オプション
- CQL Solrクエリーのオプション。
- cql_solr_query_paging
- driver - ドライバーのページング設定を尊重します。ドライバーがページネーションを使用する場合にのみ、Solrページネーション(カーソル)の使用を指定します。DSE SearchAnalyticsワークロードに対しては自動的に有効になります。
- off - ページングはオフです。以下の場合を除き、CQLクエリーのドライバー・ページング設定を無視し、通常のSolrページングを使用します。
- 現在のワークロードが、SearchAnalyticsを含む分析ワークロードである。SearchAnalyticsノードは常にドライバーのページング設定を使用します。
- cqlshクエリー・パラメータ・ページングがドライバーに設定されている。
cql_solr_query_paging: off
の場合でも、ページングはJSONクエリーの"paging":"driver"
パラメーターで動的に有効になります。
デフォルト:コメントアウト(
off
)- cql_solr_query_row_timeout
- CQL Solrクエリー中にデータベースが各行を読み取るのを待機する最大時間(ミリ秒)。
デフォルト:コメントアウト(
10000
(10秒))
- dse.yamlのクライアント接続
- DSE SearchにアクセスするためにHTTPおよびSolr Adminインターフェイスが使用するデフォルトのIPアドレス。「Tomcat Webサーバー設定の変更」を参照してください。
- native_transport_address
- 空白のままにする場合、ノードに構成されているホスト名構成を使用します。
listen_address
とは異なりこの値を0.0.0.0に設定することができますが、native_transport_broadcast_addressを0.0.0.0以外の値に設定する必要があります。注: native_transport_addressまたはnative_transport_interfaceを設定します。両方は設定できません。デフォルト:
localhost
- cassandra.yamlのパフォーマンス
- memtable空間を小さくしてSolrキャッシュのための空き領域を増やすと、パフォーマンスが向上する可能性があります。「スタック・サイズとmemtable空間の変更」を参照してください。
- memtable_heap_space_in_mb(廃止予定)
- 注: この設定は廃止予定です。代わりに、memtable_space_in_mbを使用してください。memtableに割り当てるオンヒープ・メモリーの量。データベースは、この量の合計とmemtable_offheap_space_in_mbの値を使用して、自動memtableフラッシュのしきい値を設定します。
デフォルト:calculated 1/4 of heap size(
2048
)
- dse.yamlのパフォーマンス
- ノード・ルーティング・オプション。
- node_health_options
- ノードの健全性オプションは常に有効です。
- refresh_rate_ms
- デフォルト:60000
- uptime_ramp_up_period_seconds
- 直近で削除されたミューテーションはないと見なし、ノードの稼働時間スコアによりノードの健全性スコアが0から1(完全に健全な状態)になるために必要な連続稼働時間。健全性スコアは、削除されたミューテーションと稼働時間に基づく複合的なスコアです。 ヒント: ノードがダウンタイム後にリペアした場合は、予想されるリペア時間まで稼働時間を延ばすこともできます。
デフォルト:コメントアウト(
10800
3時間) - dropped_mutation_window_minutes
- ミューテーション削除率がノードの健全性スコアに影響を及ぼす履歴時間枠。
デフォルト:
30