CQLシェル(cqlsh)でSSLを使用する

Kerberos、内部または外部認証、およびSSLを有効にしてクラスターへの接続を確立します。

cqlshでKerberosとSSLを使用するには、サンプル・ファイルを開始点として使用し、環境に応じて変更を加えます。

サンプル・ファイル

DataStax Enterpriseには、Kerberosのみ、SSLのみ、KerberosとSSLの両方を使用する場合にそれぞれの認証の構成に役立つサンプル・ファイルと例が用意されています。

環境に合わせて変更を行ってください。

cqlshrc.sample

cqlshrc.sampleファイルのデフォルトの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール /etc/dse/cassandra
tarボール・インストール installation_location/resources/cassandra/conf

SSLの例

DataStax Enterpriseには、開始点として使用できるサンプルとしてcqlshrc.sample.sslファイルが用意されています。

[authentication]
username = fred
password = !!bang!!$

[connection]
hostname = 127.0.0.1
port = 9042
 
[ssl]
certfile = ~/keys/cassandra.cert
validate = false ;; Optional, true by default. See the paragraph below.    

[certfiles] ;; Optional section, overrides the default certfile in the [ssl] section.
10.209.182.160 = /etc/dse/cassandra/conf/dsenode0.cer 
10.68.65.199 = /etc/dse/cassandra/conf/dsenode1.cer
検証が有効になっている場合は、cqlshrcファイルで使用されるPEMキーを作成する必要があります。例を次に示します。
keytool -importkeystore -srckeystore .keystore -destkeystore user.p12 -deststoretype PKCS12
openssl pkcs12 -in user.p12 -out user.pem -nodes

証明書内のホストが接続先のマシンのホストと照合されるため、PEMキーが必要です。SSL証明書は構成ファイルまたは環境変数として提供する必要があります。環境変数(SSL_CERTFILEおよびSSL_VALIDATE)は、このファイルに設定されているオプションをすべてオーバーライドします。

KerberosおよびSSL

DataStax Enterpriseには、開始点として使用できるサンプルとしてcqlshrc.sample.kerberos_sslファイルが用意されています。これには、追加のKerberos構成が含まれています。

[kerberos]
service = dse
qops = auth  ; default: auth

SSLでのKerberosの使用に関する詳細については、「CQLシェル(cqlsh)でSSLを使用する」を参照してください。

KerberosとSSLの両方を使用する場合の設定は、これらの例のKerberosセクションとSSLセクションを組み合わせたものになります。

サポートされている環境変数は、KRB_SERVICESSL_CERTFILE、およびSSL_VALIDATE変数です。

cqlsh認証のデバッグ

認証問題が発生した場合は、--debugオプションを使用してCQLシェル設定および接続の詳細を表示します。