DSE Graphステップでの文字列の頂点/エッジIDコレクションの処理が一貫していない

ユーザー定義の頂点IDをもつ頂点の文字列フォーマットが変更されました。テキスト・プロパティを含むユーザー定義の頂点ID、またはユーザー定義の頂点IDをもつ頂点に付随するエッジIDでtoStringを呼び出したときに返される値のテキスト・プロパティ値が二重引用符で囲まれ、値の内部の二重引用符がエスケープされるようになりました。この変更により、古い形式では解決できなかった、解析時にあいまいさが生じる可能性が回避されるようになりました。たとえば、次のグラフ・ステートメントの入力値と戻り値を調べてみてください。

gremlin> graph.addVertex(T.label, "v", "p", "a\"b")
==>v[{~label=v, p="a""b"}]
gremlin> g.V().id().toList()
==>{~label=v, p="a""b"}
gremlin> g.V().id().next().toString()
==>{~label=v, p="a""b"}
gremlin> g.V().toList()
==>v[{~label=v, p="a""b"}]