DataStax Studioのトラブルシューティング
DataStax Studioの問題の解決に関するヒント。
cassandra.yaml
cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/cassandra/cassandra.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml |
Javaのバージョンが不適切である場合、Studioが起動しない
Studioは、起動時にJAVA_HOME環境変数をチェックします。Studioが正しいバージョンのJavaで起動するために、JAVA_HOME環境変数が、サポート対象バージョンのJavaを含むインストール・ディレクトリーを参照することを確認します。「サポートされているプラットフォーム」を参照してください。java -version
コマンドはサポート対象のJavaバージョンを表示しますが、JAVA_HOME環境変数が正しいJavaインストール・ディレクトリーに設定されていない可能性があることに注意してください。
「NOT ENABLED」(有効になっていない)エラー:AlwaysOn SQLセルを実行できない
DSEクラスターへの接続があるものの、AlwaysOn SQLサービスについて正しく構成されていない場合、AlwaysOn SQLセルを実行できません。
- DSE Analyticsノードが有効になっている、実行中のデータ・センター。
- データ・センターの各AnalyticsノードでAlwaysOn SQLが有効になっていること。
- 必要に応じて、すべてのAnalyticsノードのレプリケーション係数を変更します。
- ネイティブ・トランスポート・アドレス(cassandra.yaml )を、AlwaysOn SQLクライアントがアクセスできるIPアドレスに設定します。このアドレスは、お使いのネットワーク・トポロジーおよびデプロイのシナリオによって決まります。
- 認証が有効になっている場合は、セキュリティについて構成済みのAlwaysOn SQL。
「STOPPED」(停止)エラー:AlwaysOn SQLセルを実行できない
AlwaysOn SQLサービスがDSEノードで停止している場合、AlwaysOn SQLセルを実行できません。 「AlwaysOn SQLのステータスのチェック」を参照してください。
HTTPプロトコル
DataStax Studioは、いずれの場所でもHTTPS
で実行できません。HTTPS
ではなくHTTP
でDataStax Studioを実行するためのURLを先頭に付けます。
Studioが外部アドレスからの接続を受け付けない
127.0.0.1
(またはlocalhost
)に接続します。クラウドで実行している場合、このIPアドレスがあるために、Studioが外部アドレスからの接続を受け入れなくなります。localhost
を使用してクラウドでStudioをインストール済みである場合は、Studio構成ファイルconfiguration.yaml のhttpBindAddressの値を、実行するホストのIPアドレスに変更します。 セキュリティ保護されたDSEクラスターに、Studioを接続できない
Cannot support TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA with currently installed providers
すべての暗号化アルゴリズムを確実にサポートするには、Java Cryptography Extension(JCE)Unlimited Strength Policyファイルが必要です。「DataStax StudioでのSSL接続の使用」を参照してください。コンテンツ支援が機能しない
MacOS 10.12の場合、Studio実行時のネットワーク構成の問題により、コンテンツ支援機能が遅くなるか、反応しなくなります。このネットワークの問題を解決するためのトラブルシューティングについては、「スタック・オーバーフロー」を参照してください。
ノートブックにトラブルシューティングが必要
ノートブックのエクスポートを実行するとき、ノートブックのアクションを指定できます。必要に応じて、セル内のコードおよび結果を含めるか、セル内のコードのみを含めるかを選択します。また、これらのアクションのどちらかについて、診断を含めるようにも選択できます。ノートブックを診断付きでエクスポートすると、機密情報が含まれることがあります。資格情報は、エクスポートに含まれません。
アップグレード後に、Studio UIの動作が不適切になる
古いバージョンのStudioを使用し、古いStudioのセッションをブラウザーで開いたままにして新しいバージョンにアップグレードした場合、動作が不適切になる可能性があります。これは、ブラウザーのキャッシングにより発生するものです。index.htmlページを強制的に読み込むことにより、この問題を解決できます。たとえば、Chromeブラウザーを使用している場合、最上位のindex.htmlページに移動し、Ctrlキーを押し下げたまま更新ボタンをクリックします。
Windows 10でStudioを起動する
Microsoft Windows 10オペレーティング・システムでStudioを実行する場合、期限切れのライブラリがあるために、システム固有のJNIライブラリを正しく読み込めない場合があります。結果は、以下のようなスタック・トレースに表示されます。
[Studio-akka.actor.default-dispatcher-4] ERROR akka.actor.OneForOneStrategy ID: TS: - head of empty list
java.util.NoSuchElementException: head of empty list
at scala.collection.immutable.Nil$.head(List.scala:420) ~[scala-library-2.11.8.jar:?]
at scala.collection.immutable.Nil$.head(List.scala:417) ~[scala-library-2.11.8.jar:?]
at akka.actor.ActorCell.receiveMessage(ActorCell.scala:526) ~[akka-actor_2.11-2.4.17.jar:?]
at akka.actor.ActorCell.invoke(ActorCell.scala:495) ~[akka-actor_2.11-2.4.17.jar:?]
at akka.dispatch.Mailbox.processMailbox(Mailbox.scala:257) ~[akka-actor_2.11-2.4.17.jar:?]
at akka.dispatch.Mailbox.run(Mailbox.scala:224) ~[akka-actor_2.11-2.4.17.jar:?]
at java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor.runWorker(ThreadPoolExecutor.java:1149
Windows 7でStudioを起動する
Microsoft Windows 7オペレーティング・システムでStudioを実行する場合、期限切れのライブラリがあるために、システム固有のJNIライブラリを正しく読み込めない場合があります。結果は、以下のようなスタック・トレースに表示されます。
leveldbjni-64-
1-6036870325998847314.8: Can't find dependent libraries]
at org.fusesource.hawtjni.runtime.Library.doLoad(Library.java:182)
at org.fusesource.hawtjni.runtime.Library.load(Library.java:140)
at org.fusesource.leveldbjni.JniDBFactory.<clinit>(JniDBFactory.java:48)
at com.rbmhtechnology.eventuate.log.leveldb.LeveldbEventLog.<init>(Level dbEventLog.scala:97)
at com.rbmhtechnology.eventuate.log.leveldb.LeveldbEventLog$$anonfun$7.apply(LeveldbEventLog.scala:358)
at com.rbmhtechnology.eventuate.log.leveldb.LeveldbEventLog$$anonfun$7.apply(LeveldbEventLog.scala:358)
at akka.actor.TypedCreatorFunctionConsumer.produce(IndirectActorProducer.scala:87)
対象となるMicrosoft Visual C++ 2010再頒布パッケージ・ライブラリを更新することにより、この問題を修正できます。