GoogleCloudSnitch

DataStax EnterpriseをGoogle Cloud Platformの1つ以上のリージョンにデプロイする場合のスニッチ。

DataStax EnterpriseをGoogle Cloud Platformの1つ以上のリージョンにデプロイする場合は、GoogleCloudSnitchを使用します。リージョンはデータ・センターとして扱われ、アベイラビリティー・ゾーンはデータ・センター内のラックとして扱われます。すべての通信は、同じ論理ネットワーク内のプライベートIPアドレスを介して行われます。

リージョン名はデータ・センター名として扱われ、アベイラビリティー・ゾーンはデータ・センター内のラックとして扱われます。たとえば、ノードがus-central1-aリージョンにある場合、us-central1はデータ・センター名で、aがラックの場所です。(ラックはレプリカの分散では重要ですが、データ・センターの命名では重要ではありません。) このスニッチは、追加の構成が必要なく、複数のリージョンにわたって機能します。

1つのデータ・センターのみを使用する場合は、プロパティを指定する必要はありません。

複数のデータ・センターが必要な場合は、dc_suffixオプションをcassandra-rackdc.propertiesファイルで設定します。他の行は無視されます。

たとえば、us-central1リージョン内の各ノードに対して、cassandra-rackdc.propertiesファイルでデータ・センターを指定します。
注: データ・センター名は大文字と小文字が区別されます。
ノード dc_suffix
node0 dc_suffix=_a_transactional
node1 dc_suffix=_a_transactional
node2 dc_suffix=_a_transactional
node3 dc_suffix=_a_transactional
node4 dc_suffix=_a_analytics
node5 dc_suffix=_a_search
cassandra-rackdc.propertiesファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。

パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール

/etc/dse/cassandra/cassandra-rackdc.properties

tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール

installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra-rackdc.properties