cqlshを使用した認証情報の提供

cqlshrcファイルを作成して、CQLシェル・セッションの起動時に認証情報を使用します。

通常は、認証を構成した後、cqlshにログインするには、cqlshコマンドに-uオプションと-pオプションを指定する必要があります。cqlshを起動したときに使用する認証情報を設定するには、.cassandra/cqlshrcファイルを作成または変更します。このファイルが存在する場合は、デフォルトのログイン情報がcqlshに渡されます。cqlshrc.sampleファイルは例を示します。

cqlshrc.sampleファイルのデフォルトの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストールおよびInstaller-Services:/etc/dse/cassandra
  • tarボール・インストールおよびInstaller-No Services:installation_location/resources/cassandra/conf

手順

  1. ロール名とパスワードを指定するcqlshrcファイルを作成または変更します。
    [authentication]
    username = fred
    password = !!bang!!$
  2. ファイルをhome/.cassandraディレクトリーに保存し、cqlshrcという名前を付けます
  3. パスワードがプレーン・テキストで格納されるので、不正なアクセスを防ぐためファイルのパーミッションを設定します。ファイルは、cassandraを起動するユーザーが読み取り可能である必要があります。
    $ chmod 440 home/.cassandra/cqlshrc
  4. プレーン・テキストのパスワードを侵害から確実に保護するため、home/.cassandra/cqlshrc_historyに対するパーミッションを確認します。