StudioをSSL対応のDataStax Enterpriseクラスターに接続する手順。
始める前に
- SSLがクラスターで構成され、有効になっている必要があります。以下に関する詳細については、「SSLの構成」を参照してください。
- クライアントとノード間の暗号化
- ノード間の暗号化
- サーバーの証明書の作成
- Java Cryptography Extension(JCE)をご使用のクライアント・システムにインストールします。「JCEのインストール」を参照してください。
DataStax Enterprise用のJava 8をダウンロードします。
インストール・ディレクトリー(jre lib/security):
- Linux:/usr/lib/jvm/jdk1.major.minor_update/jre/lib/security
- Mac OS X:/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.major.minor_update/Contents/Home/jre/lib/security
- Windows:C:\Program Files\Java\jre7\lib\security
ダウンロードしたファイルを解凍し、UnlimitedJCEPolicyディレクトリーの内容をjre/lib/securityディレクトリーにコピーします。
- keytoolコマンドで暗号化キーを管理します。
注: keytoolコマンドがWindowsシステムで見つからない場合は、
こちらの手順をお読みください。
手順
サーバー検証
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サーバー検証を実行するには、クライアントは、ローカル・トラストストア・ファイルに格納されたクラスター内の各ノードの公開鍵証明書を取得する必要があります。このファイルはパスワードで保護されています(keytoolにより、パスワードの作成を求めるプロンプトが表示されます)。トラストストア・ファイルとパスワードを[Create Connections]ダイアログ・ボックスに入力します(以下を参照)。
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keytoolを使用して、クラスター内の各ノードから公開鍵証明書をインポートして、クライアント上にトラストストア・ファイルを作成します。
keytool -import -v -trustcacerts -alias node0 -file node0.cer -keystore .truststore & keytool -import -v -trustcacerts -alias node1 -file node1.cer -keystore .truststore & keytool -import -v -trustcacerts -alias node2 -file node2.cer -keystore .truststore
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Studioのメイン・メニューでを選択して、[Browse Connections]ページを開きます。
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[+]ボタンを選択して接続を追加します。
[Create Connection]ダイアログが表示されます。
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[Use SSL]チェックボックスをオンにします。
さらにフィールドが表示されます。
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トラストストア・ファイルとトラストストア・パスワードへのパスを追加します。
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[Test]を選択して、DataStax Enterpriseのノードに正常に接続できることを確認します。
クライアント検証
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クラスターでクライアントの検証が必要な場合は、次の追加の手順を実行する必要があります。
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クライアント・ホスト(つまり、Studioがインストールされているシステム)用のSSL証明書を作成します。
keytool -genkey -alias client-host -keystore .keystore
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クライアント証明書をエクスポートします。
keytool -export -alias client-host -file client-host.cer -keystore .keystore
公開証明書はclient-host.cerファイルに格納されています。
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公開証明書をコピーし、Studioを接続するDataStax Enterpriseクラスターのすべてのノード上のトラストストアに証明書をインポートします。
keytool -import -v -trustcacerts -alias client-host \ -file /tmp/client-host.cer -keystore /var/tmp/.truststore
注: クラスター・ノードのトラストストア・ファイルを変更するための適切なパーミッションがない場合は、クラスターの管理者に問い合わせる必要が生じることがあります。
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Studioで、の順に選択して接続を編集します。
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キーストア・ファイルとキーストア・パスワードの場所を入力します。
キーストアのファイルパスまたはパスワードが正しくない場合は、[Edit Connection]にエラーが表示されます。
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[Test]を選択して、接続を検証します。
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[Edit Connection]ダイアログの下部にある[Save]をクリックして接続を更新します。
これでStudioを有効にして、SSL対応クラスターと通信できるようになります。