cassandra-rackdc.propertiesファイル
GossipingPropertyFileSnitch、Ec2Snitch、およびEc2MultiRegionSnitchの構成ファイル。
cassandra-rackdc.properties
cassandra-rackdc.propertiesファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/cassandra/cassandra-rackdc.properties |
tarボール・インストール | installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra-rackdc.properties |
GossipingPropertyFileSnitch、Ec2Snitch、およびEc2MultiRegionSnitchは、cassandra-rackdc.properties 構成ファイルを使用して、ノードが所属するデータ・センターとラックを決定します。これらのスニッチは、要求を効率的にルーティングし、レプリカを均等に分散するためにネットワーク・トポロジーに関する情報をデータベースに通知します。このファイルの設定は、スニッチのタイプによって異なります。
このページでは、PropertyFileSnitchからGossipingPropertyFileSnitchへの移行の手順も説明します。
GossipingPropertyFileSnitch
プロダクション環境にはこのスニッチを推奨します。これは、 cassandra-rackdc.properties ファイルで定義されたローカル・ノードのラックとデータ・センターの情報を使用し、この情報をゴシップで他のノードに伝搬します。
ノードがGossipingPropertyFileSnitchを使用するように構成するには、cassandra-rackdc.propertiesファイルを以下のように編集します。
- このノードを含むデータ・センターとラックを定義します。デフォルトの設定は以下のとおりです。
dc=DC1 rack=RAC1
注: データ・センター名とラック名は大文字と小文字が区別されます。例については、「ワークロードの種類別に単一データ・センターを初期化する」および「ワークロードの種類別に複数のデータ・センターを初期化する」を参照してください。 -
帯域幅を節約するには、
prefer_local=true
オプションを追加します。このオプションは、通信が他のデータ・センターにまたがらない場合にローカルIPアドレスを使用するようDataStax Enterpriseに指定します。
PropertyFileSnitchからGossipingPropertyFileSnitchへの移行
PropertyFileSnitchからの移行を可能にするには、cassandra-topology.propertiesファイルがあれば、GossipingPropertyFileSnitchはこれを使用します。移行が完了したら、このファイルを削除します。移行の詳細については、 「スニッチの切り替え」を参照してください。
注:
GossipingPropertyFileSnitch
は、cassandra-topology.propertiesが存在する場合は、常にこのファイルを読み込みます。新しいクラスター、またはPropertyFileSnitch
から移行したクラスターの各ノードから、ファイルを削除します。