JMXを使用してDSE Graphメトリックを使用する操作を読み取り、実行する

DSE Graphは、com.datastax.bdp.graphの下にあるJMXを通じてさまざまなメトリックを公開します。

DSE Graphは、さまざまなグラフ・メトリックをJMX MBeanとして公開します。MBeanは、jconsoleまたはコマンドnodetool sjk mxで公開されます。

グラフ・データの格納に使用されるテーブルに関するメトリックは、各graph_namegraph_name_systemorg.apache.cassandra.db.Tablesの下にあります。グラフ・データのインデックス・テーブルに関するメトリックは、各graph_nameorg.apache.cassandra.db.IndexTablesの下にあります。その他のメトリックは、各graph_namegraph_name_systemorg.apache.cassandra.metrics.Tableの下で見つけることができます。

いくつかのメトリックはcom.datastax.bdp.graphの下で公開されます。

graph_name

各グラフには、次の属性で公開されるメトリックがあります。
  • adjacency-cache-hit:隣接キャッシュがキャッシュ・ヒットした回数
  • adjacency-cache-miss:隣接キャッシュがキャッシュ・ミスした回数
  • graph-opened:グラフが開かれた回数
  • index-cache-hit:インデックス・キャッシュがキャッシュ・ヒットした回数
  • index-cache-miss:インデックス・キャッシュがキャッシュ・ミスした回数
さらに、隣接キャッシュ・サイズ、インデックス・キャッシュ・サイズ、グラフ隣接キャッシュのクリア、またはインデックス・キャッシュのクリアを計算する4つのJMX操作を使用できます。
  • adjacency-cache.size:隣接キャッシュ・サイズ(エントリーの数)を計算します
  • adjacency-cache.clear:隣接キャッシュからすべてのエントリーを削除します
  • index-cache.size:インデックス・キャッシュ・サイズ(エントリーの数)を計算します
  • index-cache.clear:インデックス・キャッシュからすべてのエントリーを削除します
重要: これらのJMX操作はクラスター認識ではなく、必要に応じて各ノードで個別に呼び出す必要があります。

GraphScheduledThreads、GraphSystemThreads、GremlinWorkerThreads

すべてのグラフ・スレッド・メトリックでは、次の属性を公開します。
  • ActiveCount
  • CompletedTaskCount
  • CorePoolSize
  • LargestPoolSize
  • MaximumPoolSize
  • Pending
  • QueueRemainingCapacity
  • TaskCount

GremlinServerPlugin

Gremlinサーバーでは、次の属性を使用できます。
  • Active:DSE Graphが有効になっているかどうかのブーリアン値
  • AnalyticsGraphServerIP:サーバーのIPアドレス
  • Port:Gremlinサーバーのポート番号

Statement

Statementメトリックは、com.datastax.bdp.graph.Statementsの下にあるJMXを通じて、さまざまなCQLステートメントのレイテンシー・メトリクスを公開します。追跡されるステートメントは次のとおりです。
Delete
CQL DELETEステートメント
Update
CQL UPDATEステートメント
LoggedBatch
ログに記録されるCQL BATCHステートメントで、BEGIN LOGGED BATCHなど
UnloggedBatch
ログに記録されないCQL BATCHステートメントで、BEING UNLOGGED BATCHなど
SchemaAltering
スキーマを変更するCQLステートメントで、CREATE MATERIALIZED VIEWなど
SearchSchemaAltering
検索インデックスを変更するCQLステートメントで、DROP SEARCH INDEX ONなど
SelectSearch
WHERE句で検索インデックスを使用するSELECTステートメント
SelectSecondary
セカンダリ・インデックスを使用するSELECTステートメント
SelectView
マテリアライズド・ビュー・テーブルを使用するSELECTステートメント
SelectTable
インデックスを使用せず、プライマリ・キーのみを使用し、オプションで選択用のクラスター・キーを使用するSELECTステートメント
すべてのステートメントには、次の属性があります。
  • 50thPercentile
  • 75thPercentile
  • 95thPercentile
  • 98thPercentile
  • 99thPercentile
  • 999thPercentile
  • Count
  • DurationUnit
  • FifteenMinuteRate
  • FiveMinuteRate
  • OneMinuteRate
  • Max
  • Min
  • Mean
  • MeanRate
  • RateUnit
  • RecentValues
  • StdDev