remote.yaml構成ファイル

DSE Graph Gremlin ConsoleをGremlin Serverに接続するためのDataStax Enterprise構成ファイル。

dse.yaml

dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール /etc/dse/dse.yaml
tarボール・インストール installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml

remote.yaml

remote.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール /etc/dse/graph/gremlin-console/conf/remote.yaml
tarボール・インストール installation_location/resources/graph/gremlin-console/conf/remote.yaml

この remote.yaml ファイルは、DSE Graph Gremlin ConsoleをGremlin Serverに接続するための主要な構成ファイルです。

remote.yaml

remote.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストール /etc/dse/graph/gremlin-console/conf/remote.yaml
tarボール・インストール installation_location/resources/graph/gremlin-console/conf/remote.yaml

dse.yamlファイルは、DataStax Enterprise Graphを構成するための主要な構成ファイルであり、Gremlin Serverオプションの設定が含まれています。

構文

各セクションのプロパティで、親の設定にはスペースが含まれていません。各子エントリーにはスペースを少なくとも2つ入力する必要があります。YAML構文に従い、スペースを維持してください。たとえば、親のnode_health_optionsエントリーの前にスペースはありませんが、子の設定の前には少なくとも2つのスペースがあります。
node_health_options:
    refresh_rate_ms: 50000
    uptime_ramp_up_period_seconds: 10800
    dropped_mutation_window_minutes: 30

DSE Graph Gremlinの基本的なオプション

Apache TinkerPop YAMLファイルである remote.yamlは、Gremlin Server情報で構成されています。Gremlin Serverは、Apache TinkerPop仕様を使用して構成されます。

hosts: [localhost]
port: 8182
serializer: { className: org.apache.tinkerpop.gremlin.driver.ser.GryoMessageSerializerV3d0,
              config: { ioRegistries: [org.apache.tinkerpop.gremlin.tinkergraph.structure.TinkerIoRegistryV3d0] }}
hosts
Gremlin Serverが稼働するDSEを実行するホストを識別します。設定済みのrpc_address値を使用する必要が生じる場合があります

デフォルト: [localhost]

注: Sparkマスターからコンソールを実行するか、remote.yamlファイルのhostsフィールドでSparkマスターを指定すると、データ・センターのSparkマスター・ノードに接続することもできます。
port
Gremlin Serverが稼働するDSEノードのポートを識別します。ポート値は、gremlin_server指定されているポート値に一致する必要があります。この指定されているポート値は dse.yamlファイルにあります。

デフォルト:8182

serializer
Gremlin ConsoleとGremlin Server間の情報を送るために使用するシリアライザーのクラスおよび構成を指定します。

デフォルト: { className: org.apache.tinkerpop.gremlin.driver.ser.GryoMessageSerializerV3d0, config: { ioRegistries: [org.apache.tinkerpop.gremlin.tinkergraph.structure.TinkerIoRegistryV3d0]

DSE Graph GremlinのconnectionPoolオプション

connectionPool設定で、Gremlin ConsoleとGremlin Server間で渡されるオプションの数を指定します。

connectionPool: {
  enableSsl: false,
  maxContentLength: 65536000,
  maxInProcessPerConnection: 4,
  maxSimultaneousUsagePerConnection: 16,
  maxSize: 8,
  maxWaitForConnection: 3000,
  maxWaitForSessionClose: 3000,
  minInProcessPerConnection: 1,
  minSimultaneousUsagePerConnection: 8,
  minSize: 2,
  reconnectInterval: 1000,
  resultIterationBatchSize: 64
}
enableSsl
SSLを有効にする必要があるかどうかを決定します。サーバー上で有効になっている場合は、クライアントでも有効になっている必要があります。

デフォルト:false

maxContentLength
メッセージをサーバーに送信できるバイト単位の最大長。この数値を、サーバー構成の同じ名前の設定よりも大きくすることはできません。

デフォルト: 65536000

maxInProcessPerConnection
接続時に生じる可能性がある転送中の要求の最大数。

デフォルト:4

maxSimultaneousUsagePerConnection
接続をプールから同時に借用できる最大回数。

デフォルト:16

maxSize
ホストの接続プールの最大サイズ。

デフォルト:8

maxWaitForConnection
タイムアウトするまでに新しい接続を待機するミリ秒単位の時間。

デフォルト:3000

maxWaitForSessionClose
タイムアウトする前にセッションが終了するのを待機するミリ秒単位の時間(セッションがない接続には適用されません)。

デフォルト:3000

minInProcessPerConnection
接続時に生じる可能性がある転送中の要求の最小数。

デフォルト:1

minSimultaneousUsagePerConnection
接続をプールから同時に借用できる最小回数。

デフォルト:8

minSize
ホストの接続プールの最小サイズ。

デフォルト:2

reconnectInterval
デッド・ホストへの再接続を試みるまでのミリ秒単位の待機時間。

デフォルト:1000

resultIterationBatchSize
サーバーから返される結果バッチ・サイズのオーバーライド値。

デフォルト:64

DSE Graph GremlinのAuthPropertiesオプション

Gremlin ConsoleとGremlin Serverの間での認証に関するセキュリティを考慮するには、remote.yamlファイルで追加オプションを設定する必要があります。

# jaasEntry:
# protocol:
# username: xxx
# password: xxx
jaasEntry
Gremlin Serverの認証用にAuthProperties.Property.JAAS_ENTRYプロパティを設定します。

デフォルト:コメントアウト(値なし)

protocol
Gremlin Serverの認証用にAuthProperties.Property.PROTOCOLプロパティを設定します。

デフォルト:コメントアウト(値なし)

username
認証を必要とする要求に対して送信するユーザー名。

デフォルト:コメントアウト(xxx

password
認証を必要とする要求に対して送信するパスワード。

デフォルト:コメントアウト(xxx