高度な予測構成
デフォルトの予測オプションを構成します。
デフォルトの予測オプションを構成するには、[forecasting]
セクションをopscenterd.confファイルに追加してすべてのクラスターに伝搬するか、cluster_name.confでクラスターごとにデフォルトを調整します。
opscenterd.conf
opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf
cluster_name.conf
cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf
手順
- 構成をすべてのクラスターに伝搬するには、編集するopscenterd.confを開きます。
-
以下の構成オプションとともに
[forecasting]
セクションを追加します。- [forecasting] range_multiplier
- 予測を生成するために必要なクエリー範囲の乗数。デフォルトの乗数は3です。
- [forecasting] required_data_percentage
- 予測に必要な過去データの最小割合(%)。デフォルト値は0.5です。
有意義な予測結果を得るために、予測対象範囲よりも長い期間の履歴データが分析されます。デフォルト範囲の乗数は、予測対象範囲の3倍です。たとえば、今後1か月を予想する場合は、3か月分のデータが分析されます。
以下の例では、予測期間のデフォルト範囲の乗数と、必要な履歴データの割合を減らしています。新しいクラスターで傾向を予測する際にこのように指定する必要がある場合があります。予測時に十分なデータがない場合、使用できる履歴データが必要なデータの50%未満であることを示すエラーが表示されます。クラスターで使用可能な履歴データが増加すると、予測構成値を大きくして予測傾向の精度を高めることができます。[forecasting] range_multiplier = 3 required_data_percentage = 0.25
- クラスターごとにデフォルトを調整するには、編集するcluster_name.confを開き、クラスターに応じて予測オプションを調整します。
- 構成ファイルを保存します。
- OpsCenterデーモンを再起動します。