検証コンパクションをシーケンシャルに実行する
検証コンパクションを並列処理でなくシーケンシャルに実行するようにsnapshot_overrideオプションを設定します。レイテンシー感度に応じて、リペア・スナップショットの動作を切り替えなければならない場合があります。
検証コンパクションをサブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアの両方でシーケンシャルに実行するには、snapshot_override
構成オプションをtrueに設定します。リペアにより、すべてのノードのすべてのデータのスナップショットが作成された後、各ノードでスナップショットが1つずつ検証されます。
レイテンシー感度に応じて、リペア・スナップショットの動作を切り替えなければならない場合があります。スナップショットのオーバーライド・オプションによって、検証コンパクション中にMerkleツリーをどのように構築するか、すなわち、すべて一度に並列処理で構築するか(デフォルト)、またはサーバー負荷への影響を低減するために1ノードずつ構築するかを指定します。
重要: スナップショットのオーバーライドを有効にすると、リペアが完了するまで大幅に時間がかかることに注意してください。ほぼレプリケーション係数に準じて低速になると予想されます。たとえば、レプリケーション係数が3の場合、リペアによりMerkleツリーが一度に1回ずつ3回構築されるため、シーケンシャル・コンパクションの場合、並列処理に比べて少なくとも3倍の時間がかかります。
opscenterd.conf
opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf
手順
- 編集するopscenterd.confを開きます。
-
snapshot_override
オプションをTrue
に設定します。[repair_service] snapshot_override=True
- opscenterdを再起動します。
- [Status]タブでサブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアの進行状況を監視します。[Validation Compactions]ペインで検証コンパクションの進行が遅いことを確認します。Merkleツリーを比較してその差が特定された後、ストリーミング・プロセスは[Streams]ペインに示すように一定のペースで続行されます。