DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のコマンド
1つのホスト・マシーンで複数のDataStax Enterpriseノードを構成して使用するためのコマンド。
1つのホスト・マシーンで複数のDataStax Enterpriseノードを構成して使用するためのコマンド。
注: DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のコマンドは、パッケージ・インストールでのみサポートされています。
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$ sudo dse dse-nodeId subcommand [command_arguments]
$ sudo dsetool dse-nodeId command [command_arguments]
- 例を次に示します。
DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)ホスト・マシーンのクラスターのdse-node1というノードで
dsetool ring
コマンドを実行するには:$ sudo dse dse-node1 dsetool ring
DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)なしでdsetool ringコマンドを実行するには:
$ sudo dsetool ring
- dse nodeID [command_arguments]
- dse add-node
- dse list-nodes
- dse remove-node
dse add-node
構文
$ sudo dse add-node [command_arguments]
コマンドに対するコマンドライン・ヘルプを表示するには:
$ sudo dse add-node --help
次の表で、
dse add-node
コマンドに対するコマンド引数について説明します。オプションのパラメーターがない場合、デフォルト値が変更なしで維持されます。DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)を使用する場合は、dse add-nodeコマンド引数で一部のプロパティを定義します。これらは、cassandra.yamlファイルでも設定できます。オプションのパラメーターがない場合、デフォルト値が変更なしで維持されます。コマンド引数 | 説明 |
---|---|
--node-id=nodeId | 指定されたノードを既存のDataStax Enterpriseクラスターに追加します。ここで、指定されたnodeIDはノード名です。 指定されたノード名の前に、dse-が自動的に付けられます。したがって、結果のノードIDはdse-nodeIdとなります。たとえば、node1を指定した場合、結果のノード名はdse-node1です。 |
[--cluster=clustername] | そのノードが属するDataStax Enterpriseクラスターの名前。空白文字でない値のみがサポートされています。 |
[--jmxport=jmx_port] | そのノードのJMXポート。 |
[--listen-address=IP_address] | Cassandraノードが他のノードに接続するためにバインドするIPアドレスまたはホスト名。 |
[--rpc-address=IP_address] | RPC要求に対してCassandraがバインドするIPアドレスまたはホスト名。 |
[--cpus=number] | Cassandraコアの数。 |
[--max-heap-size=size] | Javaヒープ・サイズを設定します。サイズはメガバイト単位で指定する必要があります。MB を省略すると、サイズはメガバイトで解釈されます。以下のコマンドは同等です。$ dse add-node -n node1 --max-heap-size=800 $ dse add-node -n node1 --max-heap-size=800MB |
[--data-directory=directory] | 各ノードにデータを格納するためのルート・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/dse-nodeId/data |
[--hints-directory=directory] | 各ノードに対するヒント・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/dse-nodeId/hints |
[--commit-directory=directory] | 各ノードに対するコミット・ログ・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/dse-nodeId/commitlog |
[--cdc-directory=directory] | ノードに対するCDC生データ・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/NODEID/cdc_raw |
[--saved-caches-directory=directory] | 各ノードに対する保存済みキャッシュ・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/dse-nodeId/saved_caches |
[--logs-directory=directory] | 各ノードのすべてのログに対するルート・ディレクトリー。デフォルト:/var/log/dse-nodeId |
[--tomcat-logs=directory] | tomcatログに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:logs-directory/tomcat、ここでlogs-directoryは--logs-directory で定義されます。 |
[--hadoop-logs=directory] | Hadoopログに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:logs-directory/hadoop |
[--hive-logs=directory] | Hiveログに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:logs-directory/hive |
[--pig-logs=directory] | Pigログに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:logs-directory/pig |
[--mahout-logs=directory] | Mahoutログに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:logs-directory/mahout |
[--spark-worker-directory=directory] | ノードのSparkワーカーに対するデータ・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/dse-nodeId/spark/worker |
[--spark-worker-cores=directory] | Sparkエグゼキューターで使用される最大コア数。 |
[--spark-worker-memory=directory] | Sparkエグゼキューターで使用される最大メモリー量。k(キロバイト)、m(メガバイト)、g(ギガバイト)で測定単位を指定します。 |
[--spark-local-directory=directory] | 各ノードのSparkワーカーに対するローカル・ディレクトリー。デフォルト:/var/lib/dse-nodeId/spark/rdd |
[--spark-log-directory=directory] | ノードのSparkワーカーに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:/var/log/dse-nodeId/spark/worker |
[--unix-username=name] | ノード構成を所有するUNIXユーザー。デフォルト:cassandra。 |
[--unix-group=group] | ノード構成を所有するUNIXグループ。デフォルト:cassandra。 |
[--tomcat-logs=directory] | Tomcatサーバー・ログに対するログ・ディレクトリー。デフォルト:logs-directory/tomcat |
[--rack=rack_placement --dc=datacenter_placement] |
rack_placementはノードに対するラック配置です。 datacenter_placementはノードに対するデータ・センター配置です。 |
[--seeds=IP_address1,IP_address2,...] | シード・ノードとして使用されるノードのIPアドレスのコンマ区切りリスト。 |
[--search] | 新しいノードでDSE Searchを有効にします。 |
[--analytics] | 新しいノードでDSE Analytics(Spark)を有効にします。 |
[--graph] | 新しいノードでDSE Graphを有効にします。 |
[--cfs] | 新しいノードでSparkなしでCFSを有効にします。 |
[--num-tokens=num] | 新しいノードでのトークンの数。数を指定します。 |
[--dsefs] | 新しいノードでDSEFSを有効にします。 |
--help | コマンドの説明を標準出力に送信します。 |
dse list-nodes
$ sudo dse list-nodesこのコマンドには引数がなく、DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)ホスト・マシーン用に構成されているノードをリストします。
デフォルトのDataStax Enterpriseノードはdseと呼ばれるため、dse list-nodes
コマンドは、dse add-node
コマンドでノードが追加されていない場合でも、常にdseノードだけは返します。
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール |
/etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール |
installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |
dse remove-node
構文
$ sudo dse remove-node --node-id [--yes]
コマンドに対するコマンドライン・ヘルプを表示するには:
$ sudo dse remove-node --help
次の表で、
dse remove-node
コマンドに対するコマンド引数について説明します。 コマンド引数 | 説明 |
---|---|
--node-id=nodeId | 必須。指定されたノードを既存のDataStax Enterpriseクラスターから削除します。ここで、指定されたnodeIDはノード名です。ノード名の前にdse- が必ず付けられるため、このコマンドは、dse-nodeID を指定した場合にも、単にnodeID を指定した場合にも機能します。 |
[--yes] | ノードの削除を確認します。ファイルは削除され、復元できません。コマンドラインで--yesを指定しない場合、ノードの削除を確認するプロンプトが表示されます。 |
--help | コマンドの説明を標準出力に送信します。 |