Installer-Servicesおよびパッケージによるインストールのファイルのデフォルトの格納先

DataStax Enterpriseパッケージからのインストール、および[Services]オプションを選択したDataStaxインストーラーを使用してのインストールの場合の格納先です。

ファイルのデフォルトの場所は、DataStax Enterpriseのインストール方法によって異なります。
  • [Services]が選択された場合、ファイルはパッケージのインストールと同じ場所にインストールされます。
  • [No Services]が選択された場合、ファイルはtarボールのインストールと同じ場所にインストールされます。

cassandra.yamlおよびdse.yaml用のデフォルト・ディレクトリー

ディレクトリー 説明
/etc/dse/cassandra/cassandra.yaml cassandra.yamlは、DataStax Enterpriseの主要な構成ファイルで、すべてのノードのデフォルト構成を含んでいます。
/etc/dse/dse.yaml dse.yamlは、DataStax Enterpriseの主要な構成ファイルです。

デフォルトのデータベース・ディレクトリー

ディレクトリー 説明
/var/lib/cassandra/data コミット・ログ、データ、ヒント、saved_cachesディレクトリー
/var/log/cassandra ログ・ファイル。以下を含みます。
  • auditディレクトリー
  • debug.log
  • gremlin.log
  • solrvalidation.log
  • system.log
ロギングの場所は変更できます。
/var/run/cassandra データベース・プロセスID(pid)ディレクトリー
/usr/share/dse/cassandra 環境設定
/usr/share/dse/cassandra/tools テスト、起動、SSTableの使用のためのツールとYAMLサンプル
/etc/dse/cassandra プロパティ・ファイルおよびcqlshrcサンプル。以下を含みます。
  • cassandra-env.sh
  • cassandra-rackdc.properties
  • cassandra-topology.properties
  • cassandra-topology.yaml
  • commitlog_archiving.properties
  • cqlshrc.sample
  • logback.xml
/etc/init.d ノード・タイプやその他のサーバー構成を設定します

デフォルトのDSEFSデータ・ディレクトリー

DSEFSデータ・ディレクトリーのデフォルトの場所は/var/lib/dsefsです。

DataStax Enterpriseインストーラーのデフォルトのディレクトリー、インストール・ログ、およびアンインストーラー

ディレクトリー 説明
/usr/share/dse/backups/log_file_dir バックアップ・ファイルとログ・ファイル:
  • bitrock_installer.log
  • copied_config_files.log
  • install_dependencies.log
  • pfc_results.txt
  • 以前のリリースからのバックアップ・ファイル
/usr/share/dse/uninstall DataStax Enterpriseのアンインストール

デフォルトのDSE Graphディレクトリー

ディレクトリー 説明
/etc/dse/graph/gremlin-console/conf/remote.yaml Kerberos認証やSSL暗号化を含む、Gremlin Serverに接続するためのGremlin Console構成。
/etc/dse/graph/logback-gremlin-server.xml GremlinServerFileAppender

デフォルトのDSE Searchディレクトリー

ディレクトリー 説明
/usr/share/dse/resources/solr/conf Solr構成
/usr/share/dse/demos/wikipedia 検索 – Wikipediaのデモ
/usr/share/dse/solr/web/demos/wikipedia 検索 – Tomcatを使用したウィキペディアのデモ
/var/log/cassandra Solrのログ・メッセージはsystem.logファイルに書き込まれます

デフォルトのSparkディレクトリー

ディレクトリー 説明
/etc/dse/spark/ spark-env.shspark-defaults.confspark-daemon-defaults.conf
/var/lib/spark Sparkライブラリ
/var/log/spark Sparkのマスター・ログおよびワーカー・ログ
/usr/share/dse/spark/spark-jobserver Spark Jobserver
/usr/share/dse/demos/portfolio_manager Sparkのポートフォリオ・マネージャー・デモ
/var/lib/dsefs DSE File Systemデータを格納するデフォルト・ディレクトリー。

ログバック構成ファイルのデフォルトの場所

ディレクトリー 説明
/etc/dse/cassandra/logback.xml logback.xmlはログバック構成ファイルです

監査ログのデフォルトの場所

ディレクトリー 説明
/etc/dse/tomcat/conf/server.xml/etc/dse/tomcat/conf/server.xml DSE SearchのTomcatサーバー・ログのデフォルトの場所。
/var/log/cassandra/dropped_audit_events.log 削除済みイベント・ログのデフォルトの場所。

デフォルトのOpsCenterディレクトリー

OpsCenterのドキュメントを参照してください。

デフォルトのDSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)構成ファイル

DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)を使用する場合は、複数のDataStax Enterpriseノードが1台のホスト・マシーン上に置かれます。DataStax Enterpriseのノードごとに構成を分離するには、ノードごとのディレクトリー構造を使用して、構成ファイルと運用ファイルを格納します。たとえば、/etc/dse/dse.yamlに加えて、DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のdse.yamlファイルが/etc/dse-nodeId/dse.yamlに格納されます。DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)の/etc/dse-nodeId/dse.yamlファイルでserver_idオプションが生成され、複数のインスタンスが実行されている、データベース・インスタンスごとの固有の物理サーバーを一意に識別します。DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のserver_id」を参照してください。
ディレクトリー 説明
/etc/dse /etc/dse/dse.yamlは、DataStax Enterpriseの主要な構成ファイルです。
/etc/dse-node1 /etc/dse-node1/dse.yamlは、dse-node1ディレクトリーにあるDataStax Enterpriseノードの構成ファイルです
/etc/dse-node2 /etc/dse-node2/dse.yamlは、dse-node2ディレクトリーにあるDataStax Enterpriseノードの構成ファイルです

DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)クラスターのファイルの場所の包括的なリストについては、「DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のディレクトリー」を参照してください。

デフォルトのDSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)生成ディレクトリー

DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)を使用する場合、これらのディレクトリーが各ノードのホスト・マシーン上に作成されます。

目的 ディレクトリー 説明
DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)ルート・ディレクトリー /etc/defaults DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のホスト・マシーンにはそれぞれ/etc/defaultsルート・ディレクトリーがあります。このデフォルトの場所は構成できません。
DataStax Enterpriseノード・タイプ /etc/defaults/dse-nodeId ノード・タイプ(Transactional、Search、Analytics、Graphなど)を定義します。
DataStax Enterprise構成ファイル /etc/dse-nodeId/dse.yaml 各ノードのdse.yaml構成ファイル。
DataStax EnterpriseプロセスID(pid)ディレクトリー /var/run/dse-nodeId.dse-nodeId.pid 各ノードのデフォルトのDataStax EnterpriseプロセスID(pid)ディレクトリー。
データベース構成 /etc/dse-nodeId/cassandra/cassandra.yaml各ノードのcassandra.yaml構成ファイル。
データベース・データ・ディレクトリー /var/lib/dse-nodeId/data 各ノードにデータを格納するためのルート・ディレクトリー。

dse add-node --data-directory=directory ...を使用して定義します。

データベース・ログ・ファイル /var/log/dse-nodeId/cassandra 各ノードのaudit.logoutput.logsolrvalidation.log、およびsystem.logログ・ファイルが格納されるデフォルトのディレクトリー。

dse add-node --logs-directory ...を使用して定義します。

データベースPIDディレクトリー /var/run/dse-nodeId 各ノードのデータベース・プロセスID(pid)ディレクトリー。
キャッシュ・ディレクトリー /var/lib/dse-nodeId/saved_caches 各ノードのテーブル・キーおよび行のキャッシュ・ディレクトリー。

dse add-node --saved-caches-directory=directory ...を使用して定義します。

コミット・ログ・ファイル /var/lib/dse-nodeId/commitlog 各ノードに対するコミット・ログ・ディレクトリー。

dse add-node --commit-directory=directory ...を使用して定義します。

ヒント・ディレクトリー /var/lib/dse-nodeId/hints 各ノードに対するヒント・ディレクトリー。

dse add-node --hints-directory=directory ...を使用して定義します。

Spark構成ファイル /etc/dse-nodeId/spark/spark-env.sh 各ノードのSpark構成ファイルspark-env.sh
Sparkワーカーのデータ・ディレクトリー /var/lib/dse-nodeId/spark/worker 各ノードのSparkワーカーに対するデータ・ディレクトリー。

dse add-node --spark-worker-directory=directory ...を使用して定義します。

Sparkワーカーのローカル・ディレクトリー /var/lib/dse-nodeId/spark/rdd 各ノードのSparkワーカーに対するローカル・ディレクトリー。

dse add-node --spark-local-directory=directory ...を使用して定義します。

Sparkログ・ディレクトリー /var/log/dse-nodeId/spark 各ノードのSparkログ・ディレクトリー。

dse add-node --spark-log-directory=directory ...を使用して定義します。

ログバック構成 /etc/dse-nodeId/cassandra/logback.xml 各ノードのログバック構成ファイル。
Solr構成 /etc/dse-nodeId/solr 各ノードのSolr構成ファイル。
Tomcatログ・ファイル /var/log/dse-nodeId/tomcat Tomcatサーバー・ログのディレクトリー。

dse add-node --tomcat-logs=directory ...を使用して定義します。

ライセンスおよびその他のドキュメント

デフォルトの場所はinstallation_locationです。「DataStax Enterpriseサードパーティ・ソフトウェア」も参照してください。