dse.yaml構成ファイル
セキュリティ、DSE Search、DSE Graph、およびDSE AnalyticsのDataStax Enterprise構成ファイル。
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール |
/etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール |
installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |
cassandra.yamlファイルは、DataStax Enterprise(DSE)データベースのプライマリ構成ファイルです。
構文
node_health_options: refresh_rate_ms: 50000 uptime_ramp_up_period_seconds: 86400 dropped_mutation_window_minutes: 30YAML構文に従います。各セクションのデフォルト値を示します。
分類
DataStax Enterprise構成プロパティは、以下のセクションに分類されています。
セキュリティと認証のオプション
認証オプション
DSE Authenticator(DSEオーセンティケーター)の認証オプションを使用すると、DSEクラスターの認証に複数のスキームを使用できます。cassandra.yaml構成ファイルファイルで追加の構成が必要です。authentication_options:
enabled: false
default_scheme: kerberos
other_schemes:
- internal
scheme_permissions: true
allow_digest_with_kerberos: true
plain_text_without_ssl: warn
transitional_mode: disabled
- authentication_options
- 接続を認証するためのDSE Authenticator(DSEオーセンティケーター)のオプション。DSE Authenticator(DSEオーセンティケーター)以外のオーセンティケーターはサポートされていません。
- enabled
- デフォルト:
false
。ユーザー認証を有効にします。falseの場合、DSE Authenticator(DSEオーセンティケーター)はすべての接続を許可します。 - default_scheme
- ドライバーが特定のスキームを要求しないときにユーザーを検証するための最初のスキームを設定します。
- internal - 内部パスワード認証を使用したプレーン・テキスト認証。
- ldap - パススルーLDAP認証を使用したプレーン・テキスト認証。
- kerberos - Kerberosオーセンティケーターを使用したGSSAPI認証。デフォルト。
- other_schemes
- 最初のスキームで検証が失敗し、ドライバーによってスキームが指定されていない場合にチェックするスキームのリスト。default_schemeと同じスキーム名。
- scheme_permissions
- 認証に複数のスキームを使用する場合にのみ有効(true)にします。認証サービスでユーザー名またはグループ名が重複している場合に、意図しないロールが割り当てられることを防止します。
true
に設定した場合、ロールを割り当てるには、すべてのロールにスキームへのパーミッションが必要です。「認証スキームへのロールのバインド」を参照してください。 - allow_digest_with_kerberos
- KerberosでもDIGEST-MD5認証を許可するかどうかを制御します。DIGEST-MD5メカニズムは認証スキームに直接関連付けられていませんが、Kerberosがノードとジョブ間で認証情報を渡すために使用します。分析クラスターで、Sparkジョブとともに使用する場合は
true
に設定します。 - plain_text_without_ssl
- 暗号化されていないクライアント接続でプレーン・テキスト認証要求にDseAuthenticatorがどのように応答するかを制御します。次のいずれかの値に設定します。
- block - 要求をブロックし、認証エラーが発生します。
- warn - 要求について警告をログに記録しますが、処理を続行します。デフォルト。
- allow - 警告なしで要求を許可します。
- transitional_mode
- クラスター内で認証のセットアップ中にDSE Authenticator(DSEオーセンティケーター)が一時的な移行モードで動作することを許可します。次のいずれかの値に設定します。
- disabled - 移行モードは無効になります。デフォルト。
- permissive - スーパーユーザーだけが認証されてログインできます。他のすべての認証は匿名ユーザーとしてログインします。
- normal - 有効な認証情報を指定したユーザーのみがログインします。
- 認証が成功すると、ユーザーはログインします。
- 認証が失敗すると、ユーザーは匿名ユーザーとしてログインします。
- 認証情報が渡されない場合、ユーザーは匿名ユーザーとしてログインします。
- strict - 認証情報が渡された場合、認証されます。
- 認証が成功すると、ユーザーはログインします。
- 認証が失敗すると、認証エラーが返されます。
- 認証情報が渡されない場合、ユーザーは匿名ユーザーとしてログインします。
ロール管理オプション
デフォルト値:role_management_options: mode: internal
- role_management_options
- DSE Role Manager(DSEロール・マネージャー)のオプション。Role Manager(ロール・マネージャー)を有効にするには、authorization_options enabledをtrueに設定し、cassandra.yamlでrole_managerをcom.datastax.bdp.cassandra.auth.DseRoleManagerに設定します。「ロールの管理」を参照してください。scheme_permissionsが有効になっている場合は、すべてのロールに認証スキームで実行するパーミッションが必要です。「認証スキームへのロールのバインド」を参照してください。
- モード
- 次のいずれかの値に設定します。
- internal - 内部データベースでユーザーごとにロールを管理するスキーム。デフォルト。
- ldap - LDAPでユーザー名を検索して、そのグループ属性(ldap_options)を内部ロール名にマップすることによりロールを割り当てるスキーム。LDAPスキームを構成するには、「LDAPスキームの定義」の手順を実行します。
注: ネストされたロールはLDAPでサポートされていません。
権限管理オプション
authorization_options:
enabled: false
transitional_mode: disabled
allow_row_level_security: false
- authorization_options
- DSE Authorizer(DSEオーソライザー)のオプション。
- enabled
- ロール・ベース・アクセス制御(RBAC)でのDSE Authorizer(DSEオーソライザー)の使用を有効にします。
- transitional_mode
- クラスター内で権限管理のセットアップ中にDSE Authorizer(DSEオーソライザー)が一時的な移行モードで動作することを許可します。次のいずれかの値に設定します。
- disabled - 移行モードは無効になります。
- normal - パーミッションをリソースに渡すことができますが、強制されません。
- strict - パーミッションをリソースに渡すことができ、認証されたユーザーに対しては強制されます。匿名ユーザーに対してはパーミッションは強制されません。
- allow_row_level_security
- デフォルト:false。Trueの場合、行レベル・アクセス制御(RLAC)パーミッションが有効になります。すべてのノードで同じ設定を使用してください。
Kerberosオプション
デフォルト値:kerberos_options: keytab: path_to_keytab/dse.keytab service_principal: dse_user/_HOST@REALM http_principal: HTTP/_HOST@REALM qop: auth
- kerberos_options
- Kerberosを使用した、DataStax Enterpriseクラスターのセキュリティを構成します。「Kerberosに関するガイドライン」を参照してください。
- keytab
- キータブ・ファイルには、完全に解決された両方のプリンシパル名の認証情報が含まれている必要があります。これにより、
_HOST
をservice_principal
およびhttp_principal
設定でホストの完全修飾ドメイン名(FQDN)に置き換えます。DSEを実行しているUNIXユーザーには、キータブの読み取りパーミッションも必要です。 - service_principal
- DataStax Enterpriseプロセスが実行されるservice_principalには、dse_user/_HOST@REALM形式を使用する必要があります。ここで、dse_userは、以下のとおりです。
- パッケージおよびInstaller-Servicesのインストール: cassandra」のパスワード
- パッケージ・インストール: サービスを起動するUNIXユーザーの名前
- _HOSTは、ブロードキャスト・アドレスの逆DNS検索に変換されます。
- REALMは、Kerberosレルムの名前です。Kerberosプリンシパルでは、REALMは大文字で指定します。
- http_principal
- http_principalは、Tomcatアプリケーション・コンテナーがDSE Searchを実行する際に使用します。Tomcat Webサーバーは、GSS-APIメカニズム(SPNEGO)を使用して、GSSAPIセキュリティ・メカニズム(Kerberos)をネゴシエートします。REALMをKerberosレルムの名前に設定します。Kerberosプリンシパルでは、REALMは大文字で指定します。
- qop
- クライアントとサーバーが相互接続のために使用できる保護品質(QOP)値のコンマ区切りリスト。クライアントには複数のQOP値を指定することができますが、サーバーに指定できるのは1つのQOP値のみです。有効な値:
- auth - 認証のみ。デフォルト。
- auth-int - すべての転送データの認証とインテグリティの保護。
- auth-conf - すべての転送データの認証、インテグリティの保護、および暗号化。
auth-confを使用する暗号化は別個のものであり、SSLを使用した暗号化とは関係ありません。auth-confとSSLの両方を有効化すると、転送されるデータは2回暗号化されます。DataStaxでは、方法を1つだけ選択し、その方法を暗号化と認証の両方に使用することを推奨します。
LDAPオプション
外部LDAPサービスやロール管理用にLDAPグループ検索を使用してユーザーを認証するためのLDAPオプションを定義します。「DSE Unified Authentication(DSE統合認証)の有効化」を参照してください。
ldap_options:
server_host: localhost ## Appropriate only for development and testing on a single node.
server_port: 389
search_dn: uid=Admin
search_password: secret
use_ssl: false
use_tls: false
truststore_path: path/to/truststore
truststore_password: passwordToTruststore
truststore_type: jks
user_search_base: ou=users,dc=example,dc=com
user_search_filter: (uid={0})
user_memberof_attribute: memberof
group_search_type: directory_search
group_search_base:
group_search_filter: (uniquemember={0})
group_name_attribute: cn
credentials_validity_in_ms: 0
search_validity_in_seconds: 0
connection_pool:
max_active: 8
max_idle: 8
ldap_options:
server_host: win2012ad_server.mycompany.lan
server_port: 389
search_dn: cn=lookup_user,cn=users,dc=win2012domain,dc=mycompany,dc=lan
search_password: lookup_user_password
use_ssl: false
use_tls: false
truststore_path: path/to/truststore
truststore_password: passwordToTruststore
truststore_type: jks
user_search_base: cn=users,dc=win2012domain,dc=mycompany,dc=lan
user_search_filter: (sAMAccountName={0})
user_memberof_attribute: memberOf
group_search_type: directory_search
group_search_type: memberof_search
group_search_base:
group_search_filter: (uniquemember={0})
group_name_attribute: cn
credentials_validity_in_ms: 0
search_validity_in_seconds: 0
connection_pool:
max_active: 8
max_idle: 8
- ldap_options
- LDAPセキュリティを構成するオプション。「LDAPスキームの定義」を参照してください。
- server_host
- LDAPサーバーのホスト名。 注: 単一ノードのテスト環境または開発環境では、LDAPは同じホスト(localhost)にのみインストールしてください。
- server_port
- LDAPサーバーがリッスンするポート。デフォルト:389
- search_dn
user_search_base
およびgroup_search_base
に対する読み取りアクセス権を持つアカウントの識別名(DN)。匿名のバインドを使用する場合は、コメントアウトします。例を次に示します。- OpenLDAP:
uid=lookup,ou=users,dc=springsource,dc=com
- Microsoft Active Directory (AD):
cn=lookup, cn=users, dc=springsource, dc=com
警告:cassandra
という名前のLDAPアカウントまたはグループを作成したり、使用したりしないでください。DSEデータベースにはcassandra
というデフォルトのログイン・ロールがあります。このロールは整合性レベルQUOROMを使用してすべてのデータベース・オブジェクトにアクセスできます。- OpenLDAP:
- search_password
search_dn
アカウントのパスワード。- use_ssl
- LDAPサーバーへのSSL接続を有効にするには、
true
に設定します。true
に設定する場合は、server_port
をLDAPサーバーのSSLポートに変更します。デフォルト:false - use_tls
- LDAPサーバーへのTLS接続を有効にするには、
true
に設定します。true
に設定する場合は、server_port
をLDAPサーバーのTLSポートに変更します。デフォルト:false - truststore_path
- SSL証明書のトラストストアのパス。
- truststore_password
- トラストストアにアクセスするためのパスワード。
- truststore_type
- トラストストアのタイプ。デフォルト:jks
- user_search_base
-
ドメインの検索ベース。ユーザーの検索に使用します。LDAPドメインの
ou
およびdc
要素を設定します。通常は、ou=users,dc=domain,dc=top_level_domain
に設定します。たとえば、ou=users,dc=example,dc=com
のようになります。Active Directoryでは、別の検索ベース(通常は、
CN=search,CN=Users,DC=ActDir_domname,DC=internal
)を使用します。たとえば、CN=search,CN=Users,DC=example-sales,DC=internal
のようになります。
- user_search_filter
- ユーザー名を検索するための検索フィルター。ユーザー識別子のLDAP属性名を
{0}
に設定します。たとえば、AD(Microsoft Active Directory)は、通常、samAccountName={0}
です。デフォルト:uid={0}
- user_memberof_attribute
- グループ・メンバーシップ情報が含まれているユーザー・エントリーの属性。LDAP(role_manager.mode:ldap)を
group_search_type: memberof_search
とともに使用してロールを管理する場合、必須です。 - group_search_type
- LDAP(role_manager.mode: ldap)を使用してロールを管理する場合、必須です。ユーザーのグループ・メンバーシップの検索方法を定義します。次のいずれかの値を選択します。
- directory_search - group_search_filterで定義されている属性にユーザー名を含んでいるグループを検索するために、group_search_baseのサブツリー検索を実行して結果をフィルター処理します。(デフォルト)
- memberof_search -
user_memberof_attribute
で定義されているユーザー属性からグループを取得します。ディレクトリー・サーバーでmemberof
をサポートしている必要があります。
- group_search_base
- グループ・メンバーシップ検索のベースとなるグループの一意の識別名(DN)。
- group_search_filter
- メンバー・ユーザー名
{0}
を含むLDAPグループ属性を設定します。デフォルト:(uniquemember={0}
) - group_name_attribute
- LDAPグループ名を含むグループ・エントリーの属性。ロール名は大文字と小文字が区別されるため、割り当てるには、DSEで正確に一致している必要があります。デフォルト:cn
- credentials_validity_in_ms
- 認証情報キャッシュの時間(単位はミリ秒)。デフォルト:0
- search_validity_in_seconds
- 検索キャッシュの時間(秒)。デフォルト:0
- connection_pool
- LDAP要求を行うための接続プールの構成設定。
- max_active - LDAPサーバーへのアクティブな接続の最大数。デフォルト:8
- max_idle - 要求待ちプール内のアイドル接続の最大数。デフォルト:8
機密性の高いシステム・リソースの暗号化
system_info_encryption
セクション。system_info_encryption:
enabled: false
cipher_algorithm: AES
secret_key_strength: 128
chunk_length_kb: 64
key_provider: KmipKeyProviderFactory
kmip_host: kmip_host_name
- system_info_encryption
- ローカル暗号化キーとリモートKMIPキーのいずれかを使用して機密性の高いシステム・リソースの暗号化を制御します。
- enabled
system.batchlog
テーブル、system.paxos
テーブル、ヒントファイル、データベース・コミット・ログなどの機密情報を含んでいる可能性があるシステム・リソースの暗号化を有効にするには、true
に設定します。既にデータがある環境でシステム・リソースの暗号化を有効にした後で、nodetool upgradesstables -a system batchlog paxos
を実行して既存のSSTableを暗号化します。注:デフォルト:false。system_trace
キースペースは、system_information_encryption
セクションを有効にしても暗号化されません。トレースも有効になっている環境では、暗号化とsystem_trace
キースペースの圧縮を手動で構成します。「透過的なデータ暗号化」を参照してください。- cipher_algorithm
- デフォルト:AES。システム・リソースを暗号化するJCE暗号化アルゴリズムの名前。
表 1. サポートされている暗号化アルゴリズム名 cipher_algorithm secret_key_strength AES 128、192、または256 DES 56 DESede 112または168 Blowfish 32-448 RC2 40-128 - secret_key_strength
- デフォルト:128。システム・リソースに使用するキーの長さ。「サポートされている暗号化アルゴリズム名」を参照してください。注: DSEは、一致するローカル・キーを使用するか、KMIPサーバーにキー・タイプを要求します。KMIPでは、既存のキーが一致しない場合、KMIPサーバーが自動的に新しいキーを生成します。
- chunk_length_kb
- デフォルト:64。任意。system.batchlogまたはsystem.paxosのデータがディスクに書き込まれるときのSSTableチャンクのサイズ。 注: 既存のデータを暗号化するには、クラスター内のすべてのノードで
nodetool upgradesstables-a system batchlog paxos
を実行します。 - key_provider
- 機密性の高いシステム・データをKMIPキーで暗号化するには、
KmipKeyProviderFactory
に設定します。ローカル暗号化キーを使用する場合は、このプロパティをコメントアウトします。デフォルト:なし
- kmip_host
- kmip_hostsセクションでKMIPホストを定義するkmip_group_nameに設定します。DSEはKMIPホストにキーを要求し、KMIPプロバイダーが生成したキーを使用します。デフォルト:なし
暗号化された構成プロパティの設定
system_key_directory: /etc/dse/conf config_encryption_active: false config_encryption_key_name: (key_filename | KMIP_key_URL )
- system_key_directory
- ローカル暗号化キー・ファイル(システム・キーとも呼ばれる)が格納されているディレクトリーのパス。クラスター内のすべてのノードにシステム・キーを配布します。DSEアカウントがフォルダー所有者であり、読み取り/書き込み(600)パーミッションがあることを確認してください。デフォルト:
/etc/dse/conf
- config_encryption_active
- デフォルト:false。指定されたconfig_encryption_key_nameを使用して構成プロパティ値を復号化できるようにするには、
true
に設定します。有効になっている場合、以下のプロパティの値が暗号化されます。-
dse.yamlのLDAP値:
ldap_options.search_password ldap_options.truststore_password
制約事項: KMIPキーストアまたはトラストストアのパスワードにプレーン・テキストを使用します。 -
cassandra.yamlのSSL値:
server_encryption_options.keystore_password server_encryption_options.truststore_password client_encryption_options.keystore_password client_encryption_options.truststore_password
-
- config_encryption_key_name
- デフォルト:system_key。デフォルトの名前は構成できません。
構成ファイルのプロパティ値の復号化に使用するローカル暗号化キー・ファイル名またはKMIPキーURLに設定します。
注: 構成ファイル・プロパティの暗号化された値を生成するには、dsetool encryptconfigvalueを使用します。
KMIP暗号化オプション
KMIP暗号化キー、およびDataStax EnterpriseノードとKMIPキー・サーバー(複数も可)間の通信に関するオプション。DataStax Enterpriseが稼働していないサーバーに格納されている暗号化キーをDataStax Enterprise暗号化機能で使用できるようにします。
kmip_hosts: your_kmip_groupname: hosts: kmip1.yourdomain.com, kmip2.yourdomain.com keystore_path: pathto/kmip/keystore.jks keystore_type: jks keystore_password: password truststore_path: pathto/kmip/truststore.jks truststore_type: jks truststore_password: password key_cache_millis: 300000 timeout: 1000
- kmip_hosts
- KMIPプロトコルをサポートするキー・サーバーの接続設定。
- kmip_groupname
- KMIPサーバー(複数も可)、キー設定、および証明書を構成するオプションのグループのユーザー定義名。KMIPキー・サーバーごと、またはKMIPキー・サーバーのグループに、kmip_groupnameセクションのオプションを構成します。個別のキー・サーバー構成設定を使用すると、テーブル・データの暗号化に異なるキー・サーバーを使用することができ、DDL文やその他の構成にキー・サーバー構成情報を入力する必要がなくなります。複数のKMIPホストの使用がサポートされています。
- hosts
- 完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用したKMIPホストのコンマ区切りリスト。DSEは、このリストに記載されている順番でホストにクエリーを実行します。
たとえば、ホスト・リストに
kmip1.yourdomain.com, kmip2.yourdomain.com
と記載されている場合、DSEはkmip1.yourdomain.com
を試行してから、kmip2.yourdomain.com
を試行します。 - keystore_path
- KMIPエージェントのPEMファイルから作成されたJavaキーストアのパス。例を次に示します。
/etc/dse/conf/KMIP_keystore.jks
- keystore_type
- キー・ストアのタイプ。デフォルト値はjksです。
- keystore_password
- キー・ストアにアクセスするためのパスワード。
- truststore_path
- KMIPルート証明書を使用して作成されたJavaトラストストアのパス。例を次に示します。
/etc/dse/conf/KMIP_truststore.jks
- truststore_type
- トラストストアのタイプ。デフォルト値はjksです。
- truststore_password
- トラストストアにアクセスするためのパスワード。
- key_cache_millis
- KMIPホストから読み取る暗号化キーをローカルにキャッシュする時間(ミリ秒)。暗号化キーがキャッシュされる時間が長いほど、KMIPキー・サーバーへの要求は少なくなりますが、失効などの変更がDataStax Enterpriseノードに伝搬されるのに時間が長くかかります。DataStax Enterpriseは同時暗号化を使用するため、同時に複数のスレッドがKMIPキー・サーバーから秘密鍵をフェッチします。デフォルト:300000。DataStaxはデフォルト値の使用を推奨します。
- timeout
- ソケット・タイムアウト(ミリ秒)。デフォルト:1000。
DSE Searchのインデックス暗号化の設定
デフォルト値:solr_encryption_options: decryption_cache_offheap_allocation: true decryption_cache_size_in_mb: 256
- solr_encryption_options
- 検索インデックスの暗号化を調整する設定を指定します。
- decryption_cache_offheap_allocation
- 共有されるDSE Search復号化キャッシュのJVMオフヒープを割り当てるかどうかを指定します。デフォルト:true
- decryption_cache_size_in_mb
- 共有されるDSE Search復号化キャッシュの最大サイズをメガバイト(MB)単位で設定します。デフォルト:256
DSE In-Memory(DSEインメモリー)のオプション
max_memory_to_lock_mb: max_memory_to_lock_fraction: 0.20 # max_memory_to_lock_mb: 10240
- max_memory_to_lock_mb
- DSE In-Memory(DSEインメモリー)を使用するには、これらのオプションのいずれかを選択して、すべてのインメモリー・テーブルで使用するシステム・メモリーの量を指定します。
- max_memory_to_lock_fraction
システム・メモリーの割合を指定します。デフォルト値0.20を指定すると、システム・メモリーの最大で20%を使用します。
- max_memory_to_lock_mb
メモリーの最大容量をメガバイト(MB)単位で指定します。
- max_memory_to_lock_fraction
ノードの健全性のオプション
node_health_options: refresh_rate_ms: 50000 uptime_ramp_up_period_seconds: 86400 dropped_mutation_window_minutes: 30
- node_health_options
- ノードの健全性のオプションは、常にすべてのノードで有効になっています。ノードの健全性は、あるノードが検索クエリーの処理にどの程度適しているかを表すスコアです。
- refresh_rate_ms
- デフォルト:60000
- uptime_ramp_up_period_seconds
- デフォルト:86400(1日)。直近で削除されたミューテーションはないと見なし、ノードの稼働時間スコアによりノードの健全性スコアが0から1(完全に健全な状態)になるために必要な連続稼働時間。健全性スコアは、削除されたミューテーションと稼働時間に基づく複合的なスコアです。ヒント:ノードがダウンタイム後にリペアした場合は、予想されるリペア時間まで稼働時間を延ばすこともできます。
- dropped_mutation_window_minutes
- デフォルト:30。ミューテーション削除率がノードの健全性スコアに影響を及ぼす履歴時間枠。
健全性ベースのルーティング
enable_health_based_routing: true
- enable_health_based_routing
- デフォルト:true。特定のトークン範囲に複数の候補が存在する場合に、分散DSE Searchクエリーでノードの健全性を考慮するレプリケーションを選択できるようになります。健全性ベースのルーティングを使用すると、インデックスの整合性とクエリー・スループットのトレードオフが可能になります。パフォーマンスを重視する場合は、健全性ベースのルーティングを有効にしないでください。
リース・メトリクス
lease_metrics_options: enabled:false ttl_seconds: 604800
- lease_metrics_options
- リース・ホルダー統計を使用すると、ジョブ・トラッカー・ノードとSparkマスター・ノードの自動管理に関するリース・サブシステムを監視できます。
- enabled
- リース・ホルダーに関するログ・エントリーを有効(true)または無効(false)にします。ほとんどの場合、ロギングは有効にしません。デフォルト:false
- ttl_seconds
- リース・ホルダーの変更ログを保持する時間をミリ秒単位で定義します。リース・ホルダーの変更ロギングは常にオンであり、オーバーヘッドは非常に低くなります。デフォルト:604800
DSE Searchのオプション
DSE Searchインデックスのスケジューラー設定
ttl_index_rebuild_options: fixed_rate_period: 300 initial_delay: 20 max_docs_per_batch: 4096 thread_pool_size: 1
- ttl_index_rebuild_options
- TTLが指定されているレコードが期限切れになったら検索インデックスからパージするために、期限切れドキュメントがないかどうか、検索インデックスが定期的にチェックされます。
ttl_index_rebuild_options
設定は、期限切れレコードについてクエリーを実行して削除し、チェックするスケジューラーを制御します。 - fixed_rate_period
- 期限切れデータをチェックする頻度を秒単位でスケジュールします。デフォルト:300
- initial_delay
- 最初のTTLチェックを秒単位で遅延させて、起動時間を短縮します。デフォルト:20
- max_docs_per_batch
- TTLリビルド・スレッドによりチェックして削除するドキュメントのバッチあたりの最大数を設定します。デフォルト:4096
- thread_pool_size
- システム・リソースの消費量を管理し、多くの検索コアが同時にTTL削除を実行するのを防ぐために、TTLクリーンアップを同時に実行できる最大コア数を定義します。デフォルト:1
ブートストラップされたデータのインデックス再作成
async_bootstrap_reindex: false
- async_bootstrap_reindex
- DSE Searchについて、ブートストラップされたデータのインデックスを非同期で再作成するかどうかを構成します。デフォルト:false
- 有効の場合、ノードはブートストラップの直後にリングに参加し、インデックスが非同期で再作成されます。ノードがダウン状態とマークされないように、ブートストラップ後のインデックス再作成まで待機しません。
- 無効の場合、ノードはブートストラップされたデータのインデックスが再作成された後にリングに参加します。
CQL Solrページング
cql_solr_query_paging: off
- cql_solr_query_paging
- ページング動作を指定するオプション。
- off - デフォルト。ページングはオフです。以下の場合を除き、CQL Solrクエリーのドライバー・ページング設定を無視し、通常のSolrページングを使用します。
- 現在のワークロードが、SearchAnalyticsを含む分析ワークロードである。SearchAnalyticsノードは常にドライバー・ページング設定を使用します。
- cqlshクエリー・パラメータ・ページングがドライバーに設定されている。
cql_solr_query_paging: off
の場合でも、ページングはJSONクエリーの"paging":"driver"
パラメーターで動的に有効になります。
- driver - ドライバーのページング設定を優先します。ドライバーがページネーションを使用する場合にのみ、Solrページネーション(カーソル)の使用を指定します。DSE SearchAnalyticsワークロードに対しては自動的に有効になります。
- off - デフォルト。ページングはオフです。以下の場合を除き、CQL Solrクエリーのドライバー・ページング設定を無視し、通常のSolrページングを使用します。
Solr CQLクエリー・オプション
cql_solr_query_row_timeout: 10000
- cql_solr_query_row_timeout
- CQL Solrクエリー中にデータベースが各行を読み取るのを待機する最大時間(ミリ秒)。デフォルト:10000(10秒)
DSE Searchリソース・アップロード制限
solr_resource_upload_limit_mb: 10
- solr_resource_upload_limit_mb
- デフォルト:10。最大リソース・ファイル・サイズを構成するか、リソース・アップロードを無効にできます。DSE Searchリソースの最大アップロード・サイズの上限をメガバイト(MB)単位で設定します。リソース・アップロードを無効にするには、0に設定します。
シャード・トランスポート・オプション
このシャード・トランスポート・オプションはDSE Searchノード間のノード間通信用で、分散クエリー中のタイムアウト動作を制御します。
shard_transport_options: netty_client_request_timeout: 60000
- shard_transport_options
- DSE Searchノード間のノード間通信用。
- netty_client_request_timeout
- デフォルト:60000。クライアント要求タイムアウトは、分散検索要求がシャード応答をアイドル状態で待機する最大累積時間(ミリ秒)です。分散クエリー中のタイムアウト動作を定義します。
DSE Searchのインデックス作成の設定
DSE Searchには、マルチコア・マシンでのパフォーマンスを向上させるため、マルチスレッド方式のインデックス作成機能が実装されています。すべてのインデックス更新はコアごとのインデックス作成スレッド・プールに内部でディスパッチされ、非同期で実行されます。これにより、さらなる同時実行と並列処理が可能になります。ただし、インデックス作成操作が実行される前に、インデックス要求で応答を返すことができます。
max_solr_concurrency_per_core: 2 # enable_back_pressure_adaptive_nrt_commit: true # back_pressure_threshold_per_core: 2000 # flush_max_time_per_core: 5 # load_max_time_per_core: 5 # enable_index_disk_failure_policy: false # solr_data_dir: /MyDir # solr_field_cache_enabled: false
- max_solr_concurrency_per_core
DSE Searchインデックスごとに同時実行非同期インデックス作成スレッドの最大数を構成します。デフォルト:number_of_available_CPU_cores。
1に設定すると、DSE Searchの動作は同期インデックス作成に戻ります。この動作では、データは1つのスレッドでデータベースに同期して書き込まれ、DSE Search用にインデックスが作成されます。
最適なパフォーマンスを得るには、この値を、使用可能なCPUコアの数を検索コアの数で割った値に設定します。たとえば、16個のCPUコアと4個の検索コアがある場合、推奨値は4です。「」も参照してください。
書き込みによる読み取りのパフォーマンス低下を防ぐには、この値を小さくし、検索インデックス構成でparallelDeleteTasksを調整します。注: 検索同時レベル1への動的切り替えは許可されていません。- enable_back_pressure_adaptive_nrt_commit
- バック・プレッシャー・システムが最大自動ソフト・コミット時間(検索インデックス構成ごとに定義)を実際の負荷に合わせて変更できるようになります。この設定は、NRT(ニア・リアルタイム)コアでのみ有効です。DSE Searchコアでリアルタイム(RT)ライブ・インデックス作成が行われている場合、このプロパティ値に関係なく、適応コミットが無効になります。「RTを使用したライブ・インデックス作成」を参照してください。
デフォルト:true
- back_pressure_threshold_per_core
- キューに取り込まれる非同期インデックス作成要求の検索コアごとの総数。この値を超えると、バック・プレッシャーが、新しく受信する要求を抑制することにより、過剰なリソース消費を防止します。DataStaxでは、back_pressure_threshold_per_core値をmax_solr_concurrency_per_coreの1000倍の値に設定することを推奨します。
デフォルト:2000
- flush_max_time_per_core
- DSE Searchコミット時間またはフラッシュ時間のいずれかに発生する、非同期インデックス更新のフラッシュを待機する最大時間(分)。この値を変更するには、専門家レベルの知識が必要です。DSE Searchインデックスをデータベースのデータと完全に同期させるには、フラッシュが正常に完了するように妥当な範囲で常に値を高く設定します。構成値を超えると、インデックスの更新が部分的にコミットされ、データの持続性を確保するためにコミット・ログのTRUNCATEが行われません。注: タイムアウトが発生すると、通常、このノードが過負荷になり、タイムリーにフラッシュできません。ライブ・インデックス作成では、非同期インデックスの更新をフラッシュする時間が長くなります。
デフォルト:5
- load_max_time_per_core
- 起動または作成/再読み込み操作で各DSE Searchインデックスの読み込みを待機する最大時間(分)。この高度なオプションは、コア読み込み中に例外が発生した場合にのみ変更する必要があります。
デフォルト:5(指定しない場合)
- enable_index_disk_failure_policy
- インデックス更新操作中にIOExceptionが発生した場合に、DSE Searchでは構成されているディスク障害ポリシーをアクティブ化します。
デフォルト:false
- solr_data_dir
- インデックス・データを格納するディレクトリー。デフォルトでは、各DSE Searchインデックスはsolrconfig_data_dir/keyspace_name.table_nameに保存されるか、または
dse.solr.data.dir
システム・プロパティーで指定されている場所に保存されます。「DSE Searchデータの場所の管理」を参照してください。 - solr_field_cache_enabled
- ApacheLucene®フィールド・キャッシュは廃止予定です。代わりに、ソート、ファセット、またはグループ分けされるフィールドに対して、schema.xmlファイル内のフィールドに
docValues="true"
を設定します。次に、コアを再度読み込み、インデックスを再作成します。デフォルト値はfalseです。falseをオーバーライドするには、要求でuseFieldCache=true
を設定します。
Performance Service(パフォーマンス・サービス)オプション
Performance Service(パフォーマンス・サービス)のグローバル・オプション
ほとんどのプラグインで使用されるスレッド・プールを構成するために使用できるオプション。Performance Service(パフォーマンス・サービス)がperformance_max_threadsとperformance_queue_capacityの合計より多くのタスクを要求すると、削除されたタスクに関する警告が生成されます。タスクが削除された場合、収集された統計情報は最新ではない可能性があります。
performance_max_threads: 32 performance_queue_capacity: 32000
- performance_max_threads
- Performance Service(パフォーマンス・サービス)で使用されるバックグラウンド・スレッドの最大数。上限は、cassandra.yamlファイルのconcurrent_writesの値です。デフォルト:cassandra.concurrent_writesの値。
- performance_queue_capacity
- performance_max_threadsの値がビジー状態の場合にバックログのキューに取り込まれたタスクの数。デフォルト:32000
CQLパフォーマンス・サービス・オプション
以下の設定は、トランザクション・ノードにおけるパフォーマンス・メトリクスの収集方法を構成するためにPerformance Service(パフォーマンス・サービス)で使用されます。パフォーマンス・メトリクスは、dse_perfキースペースに格納され、cqlsh、DataStax DevCenter、またはCQLドライバーを使用するアプリケーションなど、CQLベースのユーティリティを使用してCQLでクエリーすることができます。診断とテストのために一時的に変更するには、dsetool perfサブコマンドを使用します。
graph_events:
ttl_seconds: 600
cql_slow_log_options:
enabled: true
threshold: 200.0
minimum_samples: 100
ttl_seconds: 259200
skip_writing_to_db: true
num_slowest_queries: 5
cql_system_info_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
resource_level_latency_tracking_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
db_summary_stats_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
cluster_summary_stats_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
spark_cluster_info_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
histogram_data_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000 retention_count: 3
user_level_latency_tracking_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000 top_stats_limit: 100 quantiles: false
- graph_events
- グラフ・イベント情報。
- ttl_seconds
- TTLをミリ秒単位で定義します。デフォルト:600
- cql_slow_log_options
-
指定した時間より長くかかった検索の分散サブクエリー(個別シャードでのクエリー実行)を報告します。「スロー・クエリーの収集」を参照してください。
- enabled
- スロー・クエリーに関するログ・エントリーを有効(true)または無効(false)にします。デフォルト:true
- threshold
- しきい値をミリ秒またはパーセンタイル単位で定義します。デフォルト:200.0
- 1より大きい値は時間を示し、指定したミリ秒数より長くかかったクエリーがログに記録されます。
- 0〜1の値はパーセンタイルを示し、このパーセンタイルを超えたクエリーがログに記録されます。
- minimum_samples
- パーセンタイル・フィルターをアクティブ化する前の最初のクエリー数を定義します。デフォルト:100
- ttl_seconds
- スロー・クエリー・ログ・エントリーを保持する時間をミリ秒単位で定義します。デフォルト:259200
- skip_writing_to_db
- スロー・クエリーをインメモリーにのみ保持し(true)、データをデータベースに書き込みません。デフォルト:true注: falseの場合、データベースの負荷が大きくならないように、しきい値を2000 ms以上にする必要があります。
- num_slowest_queries
- インメモリーに保持するスロー・クエリーの数。デフォルト:5
- cql_system_info_options
-
CQLシステム情報テーブルの設定。「システム・レベル診断情報の収集」を参照してください。
cql_system_info_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
- enabled
- デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000
- resource_level_latency_tracking_options
-
データ・リソース・レイテンシー追跡の設定。「システム・レベル診断情報の収集」を参照してください。
resource_level_latency_tracking_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
- enabled
- デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000
- db_summary_stats_options
-
データベース・サマリー統計の設定。「データベース・サマリー診断情報の収集」を参照してください。
db_summary_stats_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
- enabled
- デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000
- cluster_summary_stats_options
-
クラスター・サマリー統計の設定。「クラスター・サマリー診断情報の収集」を参照してください。
cluster_summary_stats_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
- enabled
- デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000
- spark_cluster_info_options
- 「Sparkパフォーマンス・オブジェクトを使用したSparkの監視」を参照してください。
spark_cluster_info_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000
- histogram_data_options
-
ヒストグラム・データ・テーブルの設定。「ヒストグラム診断情報の収集」を参照してください。
- enabled
- trueの場合、削除されたミューテーション・メトリクスはdse_perfキースペースのdropped_messagesテーブルに格納されます。デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000
- retention_count
- デフォルト:3
- user_level_latency_tracking_options
- ユーザー・リソース・レイテンシー追跡の設定。「ユーザー・アクティビティー診断情報の収集」を参照してください。
- enabled
- デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000
- top_stats_limit
- デフォルト:100
- 分位数
- デフォルト:false
DSE SearchのPerformance Service(パフォーマンス・サービス)オプション
以下の設定は、パフォーマンス・サービスによって使用されます。「DSE Performance Service(DSEパフォーマンス・サービス)」を参照してください。
solr_indexing_error_log_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
async_writers: 1
solr_slow_sub_query_log_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
threshold_ms: 3000
async_writers: 1
solr_update_handler_metrics_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
refresh_rate_ms: 60000
solr_request_handler_metrics_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
refresh_rate_ms: 60000
solr_index_stats_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
refresh_rate_ms: 60000
solr_cache_stats_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
refresh_rate_ms: 60000
solr_latency_snapshot_options:
enabled: false
ttl_seconds: 604800
refresh_rate_ms: 60000
- solr_indexing_error_log_options
-
ドキュメントのインデックス作成時に発生したレコード・エラーの収集を有効にします。
- enabled
- デフォルト:false
- ttl_seconds
- デフォルト:604800
- async_writers
- ログ書き込み専用のサーバー・スレッドの数を定義します。サーバー・スレッドが複数存在すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。デフォルト:1
- solr_slow_sub_query_log_options
- 「検索スロー・クエリーの収集」を参照してください。
- enabled
- デフォルト:false
- ttl_seconds
- デフォルト:604800
- async_writers
- ログ書き込み専用のサーバー・スレッドの数を定義します。サーバー・スレッドが複数存在すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。デフォルト:1
- threshold_ms
- デフォルト:100
- solr_update_handler_metrics_options
- 「ハンドラー統計の収集」を参照してください。
- enabled
- 起動時にオブジェクトを有効にするかどうかを決定します。
- ttl_seconds
- レコードがパフォーマンス・オブジェクトに対して期限切れになるまでの秒数。
- refresh_rate_ms
- solr_result_cache_statsなどの統計を定期的に更新するサンプル記録間隔(ミリ秒)。
- solr_request_handler_metrics_options
-
コア特有の直接および要求更新ハンドラー統計を経時的に記録します。
- enabled
- デフォルト:false
- ttl_seconds
- デフォルト:604800
- refresh_rate_ms
- デフォルト:60000。
- solr_index_stats_options
- 「インデックス統計の収集」を参照してください。
- enabled
- デフォルト:false
- ttl_seconds
- デフォルト:604800
- refresh_rate_ms
- デフォルト:60000。
- solr_cache_stats_options
- 「キャッシュ統計の収集」を参照してください。
- enabled
- デフォルト:false
- ttl_seconds
- デフォルト:604800
- refresh_rate_ms
- デフォルト:60000
- solr_latency_snapshot_options
- 「Apache Solr™ パフォーマンス統計の収集」を参照してください。
- enabled
- デフォルト:false
- ttl_seconds
- デフォルト:604800
- refresh_rate_ms
- デフォルト:60000
SparkのPerformance Service(パフォーマンス・サービス)オプション
spark_application_info_options: enabled: false refresh_rate_ms: 10000 driver: sink: false connectorSource: false jvmSource: false stateSource: false executor: sink: false connectorSource: false jvmSource: false
- spark_application_info_options
- 統計オプション。
- enabled
- デフォルト:false
- refresh_rate_ms
- デフォルト:10000ミリ秒
- driver
- Sparkドライバーによるメトリクスの収集を有効にします。
- sink
- Sparkドライバーから収集されたメトリクスの書き込みを有効にします。デフォルト:false
- connectorSource
- SparkドライバーのSpark Cassandra Connectorメトリクスの書き込みを有効にします。デフォルト:false
- jvmSource
- SparkドライバーのJVMヒープとGCメトリクスを有効にします。デフォルト:false
- stateSource
- アプリケーション状態メトリクスを有効にします。デフォルト:false
- executor
- Sparkエグゼキューターで収集されるメトリクスの収集を有効にします。デフォルト:false
- sink
- Sparkエグゼキューターで収集されるメトリクスの書き込みを有効にします。デフォルト:false
- connectorSource
- SparkエグゼキューターのSpark Cassandra Connectorメトリクスの書き込みを有効にします。デフォルト:false
- jvmSource
- SparkエグゼキューターのJVMヒープとGCメトリクスを有効にします。デフォルト:false
DSE Analyticsのオプション
SparkメモリーとSpark暗号化のオプション
initial_spark_worker_resources: 0.7 spark_shared_secret_bit_length: 256 spark_security_enabled: false spark_security_encryption_enabled: false spark_daemon_readiness_assertion_interval: 1000 spark_ui_options: encryption: inherit encryption_options: enabled: false keystore: .keystore keystore_password: cassandra require_client_auth: false truststore: .truststore truststore_password: cassandra # Advanced settings # protocol: TLS # algorithm: SunX509 # store_type: JKS # cipher_suites: [TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA,TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA,TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA]
- initial_spark_worker_resources
- DataStax Enterpriseは、特定のSparkワーカーによって提供されるメモリー容量とコア数を半自動的に制御できます。システム・リソースのどの部分をSparkワーカーで使用できるかを指定します。使用可能なリソースは以下の方法で計算されます。このメカニズムは、Sparkワーカーのメモリー容量とコア数を設定する場合にデフォルトで使用されます。デフォルトをオーバーライドするには、spark-env.shファイルのSPARK_WORKER_MEMORYオプションとSPARK_WORKER_CORESオプションの一方または両方をコメント解除して編集します。
Sparkワーカー・メモリー = 初期Sparkワーカー・リソース * (システム・メモリー合計 - DataStax Enterpriseに割り当てられたメモリー容量)
Sparkワーカー・コア = 初期Sparkワーカー・リソース * システム・コア合計
spark-env.shファイルのデフォルトの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール
/etc/dse/spark/spark-env.sh tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール
installation_location/resources/spark/conf/spark-env.sh - Sparkコンポーネントを認証し、それらのコンポーネント間の接続を暗号化するために使用される共有シークレットの長さ。この値は、接続の暗号化に使用される暗号の強度ではありません。デフォルト:256
- spark_security_enabled
- 共有シークレット・インフラストラクチャーに基づいてSparkセキュリティを有効にします。DSE Sparkのマスターとワーカー間、およびWeb UI以外の通信チャネルについての相互認証と暗号化(任意)を有効にします。デフォルト:false
- spark_security_encryption_enabled
- Web UI以外のSpark接続の暗号化を有効にします。DIGEST-MD5 SASLベースの暗号化メカニズムを使用します。
spark_security_enabled: true
が必須です。 - spark_daemon_readiness_assertion_interval
- SparkマスターとSparkワーカーが開始できるようになるまでSparkプラグインがリトライを行う間隔(ミリ秒)。デフォルト:1000
- spark_ui_options
- SparkマスターとSparkワーカーのUIのSSL設定のソースを指定します。spark_ui_optionsはSparkデーモンUIにのみ適用され、ユーザー・アプリケーションがクラスター・モードで実行されている場合でもユーザー・アプリケーションには適用されません。
- encryption
-
- inherit - SSL設定をクライアント暗号化オプションから継承します。デフォルト。
- custom - 以下のencryption_optionsを使用します。
- encryption_options
- SparkマスターとSparkワーカーのUIのHTTPSの暗号化オプションを設定します。spark_encryption_optionsは、DSE 5.1以降では無効です。
- enabled
- SparkクライアントからSparkクラスターへの通信とSparkノード間通信のSpark暗号化を有効(true)または無効(false)にします。デフォルト:false
- keystore
- Spark暗号化キーのキーストア。相対ファイル・パスは、環境変数SPARK_CONF_DIRで定義されるSpark構成のベース・ディレクトリーです。デフォルトのSpark構成ディレクトリーは、resources/spark/confです。デフォルト:keystore
- keystore_password
- キー・ストアにアクセスするためのパスワード。デフォルト:cassandra
- truststore
- Spark暗号化キーのトラストストア。 相対ファイル・パスは、環境変数SPARK_CONF_DIRで定義されるSpark構成のベース・ディレクトリーです。デフォルトのSpark構成ディレクトリーは、resources/spark/confです。
- truststore_password
- トラストストアにアクセスするためのパスワード。デフォルト:cassandra
- protocol
- 暗号化プロトコルを定義します。デフォルト:TLS
- algorithm
- キー・マネージャー・アルゴリズムを定義します。デフォルト:SunX509
- store_type
- キーストア・タイプを定義します。デフォルト:JKS
- cipher_suites
- Spark暗号化用の暗号化スイートを定義します。デフォルト:
- TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
- TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
- TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
- TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
- TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
- TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
SparkドライバーとSparkエグゼキューターの起動
SparkドライバーとSparkエグゼキューターのプロセスを作成して管理する方法を構成するためのオプション。
spark_process_runner: runner_type: default run_as_runner_options: user_slots: - slot1 - slot2
- runner_type
-
- default -
run_as
-run_as_runner_options
オプションを使用します。「個別のユーザーとしてのSparkプロセスの実行」を参照してください。
- run_as_runner_options
- Sparkプロセス・ユーザーをDSEサービス・ユーザーから分離するためのスロット・ユーザーを定義します。「個別のユーザーとしてのSparkプロセスの実行」を参照してください。
DSEファイル・システム(DSEFS)のオプション
dsefs_options:
enabled: false
keyspace_name: dsefs
work_dir: /var/lib/dsefs
public_port: 5598
private_port: 5599
data_directories:
- dir: /var/lib/dsefs/data
storage_weight: 1.0
min_free_space: 5368709120
# Advanced properties for DSEFS
# service_startup_timeout_ms: 30000
# service_close_timeout_ms: 600000
# server_close_timeout_ms: 600000
# compression_frame_max_size: 1048576
# query_cache_size: 2048
# query_cache_expire_after_ms: 2000
# gossip_options:
# round_delay_ms: 5000
# startup_delay_ms: 5000
# shutdown_delay_ms: 30000
# rest_options:
# request_timeout_ms: 330000
# connection_open_timeout_ms: 55000
# client_close_timeout_ms: 60000
# server_request_timeout_ms: 300000
# idle_connection_timeout_ms: 0
# transaction_options:
# transaction_timeout_ms: 3000
# conflict_retry_delay_ms: 200
# conflict_retry_count: 40
# execution_retry_delay_ms: 1000
# execution_retry_count: 3
- dsefs_options
- DSEファイル・システム(DSEFS)のオプションは、このノードでDSEFSを有効にするかどうかを決定します。
- enabled
- DSEFSを有効または無効にします。このパラメーターには、次のいずれかの値を指定できます。
- true - ワークロードに関係なく、このノードでDSEFSを有効にします。
- false - ワークロードに関係なく、このノードでDSEFSを無効にします。デフォルト。
- 空白またはコメントアウト(#) - ノードが分析ワークロードを実行するように構成されている場合にのみ、DSEFSが起動されます。
- keyspace_name
- DSEFSメタデータが格納されているキースペース。任意で、各クラスターに異なるキースペース名を指定することにより、1つのデータセンター内に複数のDSEFSファイル・システムを構成できます。デフォルト:dsefs
- work_dir
- ノード識別子を含む、ローカル・ノード・メタデータを格納するローカル・ディレクトリー。このディレクトリーに格納されるデータの量は名目上であり、スループット、レイテンシー、または容量の構成は必要ありません。このディレクトリーを複数のDSEFSノードで共有することはできません。
- public_port
- DSEFSがクライアントをリッスンするパブリック・ポート。DataStaxは、クラスター内のすべてのノードでこの値を同じにすることを推奨します。ファイアウォールは、信頼できるクライアントに対してこのポートを開いている必要があります。このポートのサービスは、RPCアドレスにバインドされます。デフォルト:5598
- private_port
- DSEFSノード間通信用のプライベート・ポート。ファイアウォールに対してこのポートを開かないでください。このプライベート・ポートはクラスターの外部からは見えないようにする必要があります。デフォルト:5599
- data_directories
- DSEFSデータが格納される1つ以上のデータの格納場所。
- - dir
- ディレクトリーのセットを識別するための必須の属性。DataStaxは、これらのデータ・ディレクトリーを、DataStax Enterpriseで使用するデバイスとは異なる物理デバイスに分離することを推奨します。JBODで複数のディレクトリーを使用すると、パフォーマンスと容量の面で効果的です。デフォルト:/var/lib/dsefs/data
- storage_weight
- この場所の重み付け係数は、クラスター内の他のディレクトリーに対して、このディレクトリに配置するデータ量を指定します。この柔軟な制約で、DSEFSがデータを分散する方法が決定します。たとえば、値が3.0のディレクトリーは、値が1.0のディレクトリーの約3倍のデータを受け取ります。デフォルト:1.0
- min_free_space
- ファイル・データ・ブロックの格納に使用されない、予約されている領域(バイト)。測定単位のサフィックスを使用して、他のサイズ単位を指定できます。たとえば、テラバイト(1 TB)、ギガバイト(10 GB)、メガバイト(5000 MB)などです。デフォルト:5368709120
- service_startup_timeout_ms
- サービスのブートストラップの待機中にDSEFSサーバーがタイムアウトするまでの待機時間(ミリ秒)。デフォルト:30000
- service_close_timeout_ms
- サービスの終了の待機中に、DSEFSサーバーがタイムアウトするまでの待機時間(ミリ秒)。デフォルト:600000
- server_close_timeout_ms
- シャットダウン時に保留中の接続がすべて閉じるまでDSEFSサーバーが待機する時間(ミリ秒)。
- compression_frame_max_size
- ファイルのアップロード時に定義されている圧縮フレームの最大許容サイズ。デフォルト:1048576
- query_cache_size
- 1つのDSEFSサーバー・クエリー・キャッシュ内の要素の最大数。デフォルト:2048
- query_cache_expire_after_ms
- キャッシュ内にDSEFSサーバー・クエリー・キャッシュ要素を保持する時間。この時間を超過すると、キャッシュ要素は期限切れになります。デフォルト:2000
- ゴシップのオプション
- DSEFSゴシップ・ラウンドを構成するためのオプション。
- round_delay_ms
- ゴシップ・ラウンド間の遅延(ミリ秒)。デフォルト:5000
- startup_delay_ms
- 場所を登録してから、データベースから他のすべての場所を読み取るまでの遅延時間(ミリ秒)。デフォルト:5000
- shutdown_delay_ms
- シャットダウンを通知してからノードをシャットダウンするまでの遅延時間(ミリ秒)。デフォルト:30000
- rest_options
- DSEFSの静止時間を構成するためのオプション。
- request_timeout_ms
- 指定された要求に対応する応答をクライアントが待機する時間(ミリ秒)。デフォルト:330000
- connection_open_timeout_ms
- 新しい接続を確立するまでクライアントが待機する時間(ミリ秒)。デフォルト:55000
- client_close_timeout_ms
- 接続を閉じる前に、保留中の転送が完了するまでクライアントが待機する時間(ミリ秒)。デフォルト:60000
- server_request_timeout_ms
- サーバーの静止呼び出しが完了するまで待機する時間(ミリ秒)。デフォルト:300000
- idle_connection_timeout_ms
- アイドル状態の接続を閉じるまでの待機時間(ミリ秒)。デフォルト:0(無効)
- transaction_options
- DSEFSトランザクション時間を構成するためのオプション。
- transaction_timeout_ms
- トランザクションがタイムアウトとロールバックの対象と見なされるまでのトランザクション実行時間(ミリ秒)。デフォルト:3000
- conflict_retry_delay_ms
- 競合によって終了したトランザクションをリトライするまでの待機時間(ミリ秒)。デフォルト:200
- conflict_retry_count
- トランザクションのリトライを終了するまでリトライを繰り返す回数。デフォルト:40
- execution_retry_delay_ms
- 失敗したトランザクション・ペイロードの実行をリトライするまでの待機時間(ミリ秒)。デフォルト:1000
- execution_retry_count
- アプリケーションにエラーを通知するまでのペイロード実行のリトライ回数。デフォルト:3
監査ロギングのオプション
audit_logging_options:
enabled: false
logger: SLF4JAuditWriter
retention_time: 0
- audit_logging_options
- データ監査により最大の情報を取得するには、すべてのノードでデータ監査をオンにします。「DataStax Enterpriseのデータ監査の有効化」および「監査ロギングの構成」を参照してください。
- enabled
- デフォルト:false
- ロガー
- デフォルト:SLF4JAuditWriterfalse
- SLF4JAuditWriter - 監査情報をSLF4JAuditWriterロガーに記録します。監査ロギング構成設定は、logback.xmlファイルにあります。logback.xmlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール
/etc/dse/cassandra/logback.xml tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール
installation_location/resources/cassandra/conf/logback.xml - CassandraAuditWriter - 監査情報をdse_audit.audit_logデータベース・テーブルに記録します。このロガーは同期または非同期で実行できます。関連するcassandra_audit_writer_options構成エントリーと「データベース・テーブルへの監査ロギングの構成」を参照してください。
- SLF4JAuditWriter - 監査情報をSLF4JAuditWriterロガーに記録します。監査ロギング構成設定は、logback.xmlファイルにあります。
- included_categoriesまたはexcluded_categories
- デフォルトでは、すべてのカテゴリーを含めます。含めるカテゴリーまたは除外するカテゴリーのいずれかを指定します。 監査ログに含める、または監査ログから除外する監査イベント・カテゴリーのコンマ区切りリストです。カテゴリーには、QUERY、DML、DDL、DCL、AUTH、ERRORがあります。
- included_categories: comma_separated_list
または
- excluded_categories: comma_separated_list
- included_categories: comma_separated_list
- included_keyspacesまたはexcluded_keyspaces
- デフォルトでは、すべてのキースペースを含めます。含めるキースペースまたは除外するキースペースのいずれかを指定します。両方指定するとエラーになります。
キースペースをフィルター処理する正規表現を使用するか、あるいは、監査ログに含める、または除外するキースペースのコンマ区切りリストを使用します。
- included_categories: comma_separated_list
または
- excluded_categories: comma_separated_list
- included_categories: comma_separated_list
- retention_time
- サポートしているロガーによって監査イベントが維持される時間(単位は時間)。CassandraAuditWriterのみが維持時間をサポートしています。0以下の場合、イベントを恒久的に維持します。デフォルト:0
- cassandra_audit_writer_options
- CassandraAuditWriterの構成オプション。
cassandra_audit_writer_options: mode: sync batch_size: 50 flush_time: 500 num_writers: 10 queue_size: 10000 write_consistency: QUORUM dropped_event_log: /var/log/cassandra/dropped_audit_events.log
- モード
- ライターを実行するモードを設定します。デフォルト:sync
- sync - 監査イベントが正常に書き込まれるまで、クエリーは実行されません。
- async - 監査イベントは監査テーブルに書き込むためキューに取り込まれますが、クエリーが実行される前にログに記録されるとは限りません。ライター・スレッドのプールはそのキューからの監査イベントを消費し、バッチ・クエリーでその監査テーブルに書き込みます。これによって負荷時のパフォーマンスが大幅に改善されますが、クエリーが実行される間に障害が生じ、その監査イベントがテーブルに書き込まれると、その監査テーブルから実行されたクエリーのエントリーが欠落する可能性があります。
- batch_size
- mode: asyncの場合にのみ使用できます。
0より大きい値にする必要があります。ライターがイベントをテーブルに書き込む前にキューから取り出すイベントの最大数。ログに警告が記録され、バッチが大きすぎることが判明した場合は、この値を小さくするか、cassandra.yamlのbatch_size_warn_threshold_in_kbの値を大きくします。デフォルト:50
- flush_time
- mode: asyncの場合にのみ使用できます。
イベントが、書き出される前にライターによってキューから取り除かれるまでの時間(単位はミリ秒)。このフラッシュ時間により、多数のクエリーが発生していないときに、イベントがテーブルに書き込まれるまで長時間待機する必要がなくなります。デフォルト:500
- num_writers
- mode: asyncの場合にのみ使用できます。
イベントをCassandraAuditWriterに非同期にロギングするワーカー・スレッドの数。デフォルト:10
- queue_size
- 非同期監査ログ・ライター・スレッドを入れるキューのサイズ。ライターが書き出せるよりも多くのイベントが生成された場合、キューは満杯になり、キューに空き領域ができるまで、新しいクエリーはブロックされます。この値が0の場合、キュー・サイズは無制限になります。これはクエリーの負荷が大きい場合にリソースを使い果たすことになります。デフォルト:10000
- write_consistency
- 監査イベントの書き込みに使用される整合性のレベル。デフォルト:QUORUM
- dropped_event_log
- 削除されたイベントを報告するログ・ファイルを格納するディレクトリー。デフォルト:/var/log/cassandra/dropped_audit_events.log
- day_partition_millis
- 監査ログ情報を複数のノードに分散させるには、ノードを変更する間隔をミリ秒単位で指定します。たとえば、12時間ごとにターゲット・ノードを変更するには、43200000ミリ秒に指定します。デフォルト:3600000(1時間)
DSE Tiered Storage(DSE階層化ストレージ)のオプション
DSE Tiered Storage(DSE階層化ストレージ)の1つ以上のディスク構成を定義するためのオプション。最も高速なストレージ・メディアを最上階層とする、優先順が指定されたパスの集まりごとに名前のない階層として、複数のディスク構成を指定します。クラスター全体で異なるストレージ構成を使用する場合は、config_name:config_settingsを使用して、CREATEまたはALTERテーブル文で各ディスク構成を指定します。
tiered_storage_options:
strategy1:
tiers:
- paths:
- /mnt1
- /mnt2
- paths:
- /mnt3
- /mnt4
- paths:
- /mnt5
- /mnt6
- tiered_storage_options
- 必要なパフォーマンスとコストの特性に応じて、データが最適なドライブ・タイプに一致するように、さまざまなタイプのストレージ・メディアにわたりスマートなデータ移動を構成するためのオプション
- strategy1
- 最初のディスク構成ストラテジ。strategy2、strategy3などを作成します。この例で、strategy1は階層化ストレージ構成ストラテジの構成可能な名前です。
- tiers
- 優先順位を定義するパスとファイル・パスによりストレージ階層を定義するこのセクション内の名前のない階層。
- local_options
- ローカル構成オプションは、ローカルdse.yamlファイル内のテーブル・スキーマの階層化ストレージ設定を上書きします。「DSE Tiered Storage(DSE階層化ストレージ)構成のテスト」を参照してください。
- - paths
- ディスク構成のこの階層のデータ・ディレクトリーを定義するファイル・パスのセクション。通常、最も高速なストレージ・メディアを最初にリストします。これらのパスは、階層化ストレージを使用するように構成されたデータを格納するためにのみ使用されます。これらのパスは、cassandra.yamlファイルの設定とは関係ありません。
- - /filepath
- ディスク構成のこの階層のデータ・ディレクトリーを定義する固有のファイル・パス。
DSE Advanced Replication(DSE拡張レプリケーション)の構成設定
リモート・クラスターから中央データ・ハブにデータをレプリケートするためのDSE Advanced Replication(DSE拡張レプリケーション)構成オプション。
#advanced_replication_options:
enabled: false
conf_driver_password_encryption_enabled: false
advanced_replication_directory: /var/lib/cassandra/advrep
security_base_path: /base/path/to/advrep/security/files/
- advanced_replication_options
- DSE Advanced Replication(DSE拡張レプリケーション)を有効にするためのオプション。
- enabled
- レプリケーション・ログにデータを収集するには、エッジ・ノードで
enabled:true
に設定します。デフォルト:false。 - conf_driver_password_encryption_enabled
- ドライバーのパスワードの暗号化を有効または無効にします。有効にすると、格納されたドライバーのパスワードはシステム・キーで暗号化されていると見なされます。システム・キーを作成したら、同じシステム・キーをクラスター内のすべてのノードにコピーする必要があります。
- advanced_replication_directory
- Advanced Replication(拡張レプリケーション)のCDCログを格納するディレクトリーを設定します。デフォルトは/var/lib/cassandra/advrepです。指定したディレクトリー内にディレクトリーreplication_logsが作成されます。
- security_base_path
- SSLキーストア、SSLトラストストアなどの場所を含む、Advanced Replication(拡張レプリケーション)構成の場所内のパスに付加する基本パス。デフォルト:/base/path/to/advrep/security/files/
ノード間メッセージングのオプション。
internode_messaging_options:
port: 8609
# frame_length_in_mb: 256
# server_acceptor_threads: 8
# server_worker_threads: 16
# client_max_connections: 100
# client_worker_threads: 16
# handshake_timeout_seconds: 10
# client_request_timeout_seconds: 60
- internode_messaging_options
- ノード間メッセージングの構成オプション。
- port
- ノード間メッセージング・サービスの必須のポート。デフォルト:8609
- frame_length_in_mb
- 最大メッセージ・フレーム長。デフォルト:256
- server_acceptor_threads
- サーバー・アクセプター・スレッドの総数。デフォルト:使用可能なプロセッサーの数。
- server_worker_threads
- サーバー・ワーカー・スレッドの総数。デフォルト:使用可能なプロセッサーの数の8倍。
- client_max_connections
- クライアント接続の最大数。デフォルト:100
- client_worker_threads
- クライアント・ワーカー・スレッドの総数。デフォルト:使用可能なプロセッサーの数の8倍。
- handshake_timeout_seconds
- 通信ハンドシェイク・プロセスのタイムアウト。デフォルト:10
- client_request_timeout_seconds
- コア作成や分散削除などの非クエリー検索要求のタイムアウト。デフォルト:60
DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)のserver_id
- server_id
- DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)の/etc/dse-nodeId/dse.yamlファイルでは、複数のインスタンスが実行されている物理サーバーを一意に識別するために、server_idオプションが生成されます。server_idのデフォルト値は、物理サーバーのメディア・アクセス制御アドレス(MACアドレス)です。MACアドレスが一意でない場合(ホストの物理MACが複製される仮想化サーバーなど)、server_idを変更できます。
DSE Graphのオプション
DSE Graphシステムレベル・オプション
これらのグラフ・オプションは、システムレベルの構成オプションで、グラフ・インスタンス間で共有されます。提供されているdse.yamlファイルにオプションがない場合は、追加してください。
graph:
adjacency_cache_clean_rate: 1024
adjacency_cache_max_entry_size_in_mb: 0
adjacency_cache_size_in_mb: 128
analytic_evaluation_timeout_in_minutes: 10080
gremlin_server_enabled: true
index_cache_clean_rate: 1024
index_cache_max_entry_size_in_mb: 0
index_cache_size_in_mb: 128
max_query_queue: 10000
#max_query_threads:
realtime_evaluation_timeout_in_seconds: 30
schema_agreement_timeout_in_ms: 10000
schema_mode: Production
system_evaluation_timeout_in_seconds: 180
window_size: 100000
max_query_params: 256
- graph
- これらのグラフ・オプションは、システムレベルの構成オプションで、グラフ・インスタンス間で共有されます。
- adjacency_cache_clean_rate
- 各グラフの隣接キャッシュから1秒あたりに消去する古い行の数。デフォルト:1024。
- adjacency_cache_max_entry_size_in_mb
- 各グラフの隣接キャッシュの最大エントリー・サイズ。ゼロに設定すると、キャッシュ・サイズとCPU数に基づいてデフォルトが計算されます。このサイズを超えるエントリーは、明示的なエラーまたはログ・メッセージが生成されずに、キャッシュによって自動的に削除されます。デフォルト:0。
- adjacency_cache_size_in_mb
- 各グラフの隣接(エッジおよびプロパティ)キャッシュに割り当てるRAMの容量。デフォルト:128。
- analytic_evaluation_timeout_in_minutes
- 分析(Spark)探索の評価を待機する最大時間。デフォルト:10080(7日間)。
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
- gremlin_server_enabled
- Gremlin Serverを有効または無効にします。デフォルト:true。
- index_cache_clean_rate
- 隣接キャッシュから1秒あたりに消去する古いエントリーの数。デフォルト:1024。
- index_cache_max_entry_size_in_mb
- インデックス隣接キャッシュの最大エントリー・サイズ。ゼロに設定すると、キャッシュ・サイズとCPU数に基づいてデフォルトが計算されます。値:整数。+ #キャッシュ・サイズとCPU数に基づいてデフォルトが計算されます。このサイズを超えるエントリーは、明示的なエラーまたはログ・メッセージが生成されずに、キャッシュによって自動的に削除されます。デフォルト:0。
- index_cache_size_in_mb
- インデックス・キャッシュに割り当てるRAMの容量。デフォルト:128。
- max_query_queue
- Gremlin要求の結果としてキューに取り込むことができるCQLクエリーの最大数。キューのサイズがこの設定を超えると、着信クエリーは拒否されます。デフォルト:10000。
- max_query_threads
- データベースへのクエリーに使用するスレッドの最大数。このオプションを設定しない場合、デフォルトは以下のようになります。
- gremlinPoolが存在し、非ゼロの場合:
gremlinPool設定の10倍
- gremlinPoolがこのファイルに存在しないか、またはゼロに設定されている場合:
使用可能なCPUコアの数
- gremlinPoolが存在し、非ゼロの場合:
- realtime_evaluation_timeout_in_seconds
- リアルタイムの探索の評価を待機する最大時間。デフォルト:30秒。
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
- schema_agreement_timeout_in_ms
- タイムアウトする前に、cassandraがスキーマ・バージョンに一致するまで待機する最大時間。デフォルト:10000
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
- schema_mode
- スキーマの処理方法を制御します。有効な値:
- Production = データを挿入する前にスキーマを作成する必要があります。データが挿入された後にスキーマを変更することはできません。graph.allow_scanオプションをTRUEに変更しない限り、グラフのフル・スキャンは実行できません。
- Development = グラフにデータを書き込むためのスキーマは必要ありません。データが挿入された後でも、スキーマを変更できます。graph.allow_scanオプションをFALSEに変更しない限り、グラフのフル・スキャンを実行できます。
- system_evaluation_timeout_in_seconds
- システム・ベースの要求が実行されるまで待機する最大時間。デフォルト:180(3分)。
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
- window_size
- ログ・イベントを集計するときに保持するサンプルの数。グラフのログ・イベントの少数のサブセットにのみ、このシステムが使用されます。ほとんどの場合、この設定を変更する必要はなく、変更するメリットはありません。デフォルト:100000。
- max_query_params
- TinkerPopドライバーと、Cassandraネイティブ・プロトコルを使用するドライバーのグラフ・クエリー要求で渡すことができるパラメータの最大数。スクリプトの評価時間が比例して増加するため、多くのパラメーターを要求で渡すことはアンチパターンです。DataStaxでは、スクリプトのコンパイル時間を短縮するためにパラメーターの数を減らすことを推奨しています。この値を大きくする前に、単一のマップを渡すなど、スクリプトをパラメーター化する別の方法を検討してください。グラフ・クエリー要求に多くの引数が必要な場合は、リストを渡します。デフォルト:256
DSE GraphのID割り当ておよびパーティション分割ストラテジのオプション
ids:
block_renew: 0.8
community_reuse: 28
consistency_mode: GLOBAL
# datacenter_id: integer unique per DC when consistency_mode: DC_LOCAL
id_hash_modulus: 20
member_block_size: 512
- ids
- 標準的な頂点ID割り当ておよびパーティション分割ストラテジのためのDSE Graph構成オプション。
- block_renew
- グラフ標準頂点IDアロケーターは、連続したIDのブロック上で動作します。各ブロックは、調整レイテンシーを必要とするデータベース軽量トランザクションを使用して割り当てられます。標準IDブロック割り当てで生じるコストを軽減するため、現在のブロックがほぼ空の場合は常に、アロケーターは非同期に置換ブロックのバッファーを開始します。このblock_renewパラメーターは、「ほぼ空」の状態を0と1の間の浮動小数点数として定義します。この値は、グラフがその置換の非同期割り当てを開始する前に、標準IDブロックをどれだけ使用できるかを示します。この設定はカスタムIDには影響しません。値は0~1である必要があります。デフォルト:0.8。
- community_reuse
- 標準頂点IDを使用するグラフで、トランザクションが複数の頂点を作成する場合、アロケーターは同じデータベース・レプリカ上に頂点を配置する頂点IDを割り当てようとします。特に大きな頂点コーホートが作成された場合、アロケーターは頂点の作成をチャンクし、ランダムなターゲット位置を割り当てて負荷のホットスポットを回避します。この設定は頂点のチャンク・サイズを制御するもので、カスタムIDには影響しません。デフォルト:28。
- consistency_mode
- DC_LOCALまたはGLOBALに設定する必要があります。
- DC_LOCAL - ノードはグラフ頂点のIDを割り当てるときにLOCAL_QUORUMを使用します。クラスター内のすべてのノードでdatacenter_idオプションが正しく構成されている必要があります。
- GLOBAL - (デフォルト)ノードはグラフ頂点のIDを割り当てるときにQUORUMを使用します。datacenter_idオプションは無視されます。
- datacenter_id
- consistency_modeがDC_LOCALの場合にのみ適用されます。1〜127(両端を含む)の任意の値に設定します。この設定はカスタムIDには影響しません。警告: クラスター内の各データセンターには一意のdatacenter_idが必要です。この制約に違反すると、警告なしにグラフ・データベースが破損します。この設定はカスタムIDには影響しません。デフォルト:明示的なデフォルト値はありません。
- id_hash_modulus
- 1〜2^24の整数(両端を含む)。最大ID容量とID割り当てで使用される最大ストレージ・スペースに影響します。値を小さくすると、消費されるストレージ・スペースと起動時に生じる軽量トランザクション・オーバーヘッドが減少します。このパラメーターは割り当て可能なIDスペースに比例するため、値が小さいほど、グラフの有効期間中に割り当てることができるIDの総数も減少します。しかし、比例係数はLong.MAX_VALUE(2^63-1)なので、この値を1に設定した場合でも、IDヘッドルームは実際には十分です。この設定はカスタムIDには影響しません。デフォルト:20。
- member_block_size
- グラフ標準頂点IDアロケーターは、データベース上の軽量トランザクションを使用して同一サイズの連続IDのブロックを主張します。この設定は、各ブロックのサイズを制御します。この設定はカスタムIDには影響しません。デフォルト:512。
DSE Graphのリスナー・オプション
listener:
listener_name: string
black_types: # This list is empty by default
interval_in_seconds: 3600
type: slf4j
white_types: # This list is empty by default
- listener
- 名前で識別されるすべての登録済み状態リスナーを含むオプション。
- listener_name
- listener_nameを、リスナーを識別する文字列で置き換えます。文字列は小文字で始まる必要があり、小文字、数字、アンダースコアを使用できます。
- black_types
- 無視される状態タイプの名前。ここで指定した状態タイプ以外は、すべてリッスンされます。デフォルト:(空)。
- interval_in_seconds
- 状態値がログに記録される間隔。デフォルト:3600
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
- type
- 状態リスナーのタイプ。値はslf4jである必要があります。デフォルト:slf4j。
- white_types
- リッスンされる状態タイプの名前。これらの状態タイプのみがリッスンされ、他の状態タイプはすべて無視されます。デフォルト:(空)。
DSE Graphのメッセージング・オプション
msg:
graph_msg_timeout_in_ms: 5000
- msg
- DSE Graphの内部クエリーと軽量メッセージング・システムを構成するためのオプション。
- graph_msg_timeout_in_ms
- グラフ・メッセージは、この間隔内で確認応答を受け取る必要があります。それ以外の場合、メッセージは削除されたか、失敗したと見なされます。グラフはメッセージをリトライし、リトライの上限を超えると、この重要な要求は失敗となります。デフォルト:5000
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
DSE Graphのイベント・オブザーバー・オプション
observer:
observer_name: string
black_types: # This list is empty by default
observed_graphs: # This list is empty by default
slow_threshold_in_ms: 300000
type: slf4j
white_types: # This list is empty by default
- observer
- 名前で識別される、登録済みのすべてのイベント・オブザーバーを構成するためのオプション。
- observer_name
- observer_nameを、イベント・オブザーバーを識別する文字列で置き換えます。この文字列は、無視されるイベント・タイプの名前です。ここで指定したイベント・タイプ以外は、すべて確認されます。文字列は小文字で始まる必要があり、小文字、数字、アンダースコアを使用できます。値:YAML形式の文字列リスト。
- black_types
- 無視されるイベント・タイプの名前。ここで指定したイベント・タイプ以外は、すべて確認されます。値:YAML形式の文字列リスト。デフォルト:(空)。
- observation_graphs
- イベントを確認するグラフの名前。値:YAML形式の文字列リスト。デフォルト:(空)。
- slow_tx_graphs
- スロー・トランザクションを監視するグラフの名前。デフォルト:(空)。
- slow_threshold_in_ms
- スロー・クエリーを報告するしきい値。デフォルト:300000
以前のDSE 5.0リリースで使用されていたISO 8601形式のオプション名と値は現在も有効です。ISO 8601形式は廃止予定です。
- type
- イベント・オブザーバーのタイプ。slf4j、slow_requestのいずれかの値である必要があります。デフォルト:slf4j。
- white_types
- 確認されるイベント・タイプの名前。これらのイベント・タイプのみが確認され、他のイベント・タイプはすべて無視されます。値:YAML形式の文字列リスト。デフォルト:(空)。
DSE GraphのGremlin Serverオプション
Gremlin Serverは、Apache TinkerPop仕様を使用して構成されます。
gremlin_server:
# port: 8182
# threadPoolWorker: 2
# gremlinPool: 0
# scriptEngines:
# gremlin-groovy:
# config:
# sandbox_enabled: false
# sandbox_rules:
# whitelist_packages:
# - package.name
# whitelist_types:
# - fully.qualified.type.name
# whitelist_supers:
# - fully.qualified.class.name
# blacklist_packages:
# - package.name
# blacklist_supers:
# - fully.qualified.class.name
- gremlin_server
- Gremlin Serverの最上位の構成。
- port
port
値は、Gremlin Serverで使用可能な通信ポートを識別します。デフォルト:8182- threadPoolWorker
- 正しいサーバー操作への要求のルーティング、サーバー上でスケジュールされたジョブの処理、シリアル化された応答のクライアントへの書き込みなど、Gremlin Serverチャネルで要求と応答を処理するワーカー・スレッドの数。デフォルト:2
- gremlinPool
- ScriptEngineで実際のスクリプトを実行するために使用可能なGremlinスレッドの数。このプールは、Gremlin Serverでブロック操作を処理するために使用できるワーカーを表します。デフォルト:8
- scriptEngines
- Gremlin Serverスクリプトを構成するセクション。
- gremlin-groovy
- gremlin-groovyスクリプトのセクション。
- sandbox_enabled
- サンドボックスは、デフォルトで有効です。gremlin groovyサンドボックスを完全に無効にするには、falseに設定します。
- sandbox_rules
- サンドボックス・ルールのセクション。
- whitelist_packages
- ホワイトリストに含めるパッケージのリスト(1行に1パッケージ)。
- -package.name
- パッケージの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
- whitelist_types
- ホワイトリストに含めるタイプのリスト(1行に1タイプ)。
- -fully.qualified.type.name
- タイプの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
- whitelist_supers
- ホワイトリストに含めるスーパー・クラスのリスト(1行に1クラス)。クラスの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
- -fully.qualified.class.name
- クラスの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
- blacklist_packages
- ブラックリストに含めるパッケージのリスト(1行に1パッケージ)。
- -package.name
- パッケージの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
- blacklist_supers
- ブラックリストに含めるスーパー・クラスのリスト(1行に1クラス)。クラスの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
- -fully.qualified.class.name
- クラスの完全修飾名の前のハイフンを維持してください。
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール |
/etc/dse/cassandra/cassandra.yaml |
tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール |
installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml |