dsetool perf
CQL Performance Service(CQLパフォーマンス・サービス)の実行中のパラメーターを一時的に変更します。
CQL Performance Service(CQLパフォーマンス・サービス)の実行中のパラメーターを一時的に変更します。ヒストグラム・テーブルには、CQLでクエリー可能なDSEの統計が表示されます。
パフォーマンス・オブジェクト・サブコマンドによる変更は、再起動すると元に戻り、短期間の診断にのみ有効です。「DSE Performance Service(DSEパフォーマンス・サービス)診断テーブル・リファレンス」および「ヒストグラム診断情報の収集」を参照してください。
構文
dsetool perf subcommand values
構文規則 | 説明 |
---|---|
大文字 | リテラル・キーワード。 |
小文字 | リテラル以外。 |
イタリック体 |
変数値。有効なオプションまたはユーザー定義値と置き換えます。 |
[ ] |
任意。角かっこ([] )で任意指定のコマンド引数を囲みます。角かっこは入力しないでください。 |
( ) |
グループ。丸かっこ(( ) )は、選択肢を含むグループを示します。丸かっこは入力しないでください。 |
| |
または。縦棒(| )で代替要素を区切ります。要素のいずれかを入力してください。縦棒は入力しないでください。 |
... |
繰り返し可能。省略記号(... )は、構文要素を必要な回数だけ繰り返すことができることを示します。 |
'Literal string' |
単一引用符(' )でCQL文内のリテラル文字を囲みます。大文字を維持するには、単一引用符を使用します。 |
{ key:value } |
マップ・コレクション。中かっこ({ } )でマップ・コレクションまたはキーと値のペアを囲みます。コロンでキーと値を区切ります。 |
<datatype1,datatype2> |
セット、リスト、マップ、またはタプル。山かっこ(< > )で、セット、リスト、マップまたはタプル内のデータ型を囲みます。データ型はコンマで区切ります。 |
cql_statement; |
CQL文の終了。セミコロン(; )ですべてのCQL文を終了します。 |
[ -- ] |
コマンドライン・オプションとコマンド引数は、2つのハイフン(-- )で区切ります。この構文は、引数がコマンドライン・オプションと間違われる可能性がある場合に役立ちます。 |
'<schema> ...</schema> ' |
検索CQLのみ:単一引用符(' )でXMLスキーマ宣言全体を囲みます。 |
@xml_entity='xml_entity_type' |
検索CQLのみ:スキーマ・ファイルおよびsolrconfigファイル内のXML要素を上書きする実体とリテラル値を示します。 |
- clustersummary enable|disable
- クラスターのデータベース・レベル統計のコレクションを有効にするかどうかを指定します。
- cqlslowlog enable|disable
- 指定した時間のしきい値を超えたCQLクエリーのコレクションを有効にするかどうかを指定します。
- cqlslowlog threshold
- 実際の要求時間のパーセンタイルとしてのCQLのスロー・ログしきい値:
- [0,1]はパーセンタイルしきい値です
- >1は絶対しきい値です(ミリ秒単位)
- 1.0は、クエリーをログに記録しません
- 99.9は、クエリーのうち最も遅い0.1%をログに記録します
- 95.0は、クエリーのうち最も遅い5%をログに記録します
- 50.0は、クエリーのうち最も遅い50%をログに記録します
- 0.0は、すべてのクエリーをログに記録します
- cqlslowlog skip_writing_to_db
- スロー・クエリーをインメモリーでのみ維持します。
- cqlslowlog write_to_db
- データベースにデータを書き込みます。データがデータベースに書き込まれるとき、データベースで高い負荷が発生しないようにするには、しきい値を>= 2000 msにする必要があります。
一時的にdse.yamlのcql_slow_log_options.skip_writing_to_db: false設定と同等。
- cqlslowlog set_num_slowest_queries
- インメモリーで維持するスロー・クエリーの数。
- cqlslowlog recent_slowest_queries
- 取得する直近のスロー・クエリーの指定した数。
- cqlsysteminfo enable|disable
- CQLシステム・パフォーマンス情報の統計を収集するかどうかを指定します。
- dbsummary enable|disable
- データベース・サマリー統計を収集するかどうかを指定します。
- histograms enable|disable
- データのストリームにおける値の分散を測定するテーブル・ヒストグラムを収集するかどうかを指定します。ヒストグラム・テーブルには、CQLでクエリー可能なDSEの統計が表示されます。診断ヒストグラム・テーブルのデータは、DSEサーバーの起動以降、累積します。
- resourcelatencytracking enable|disable
- リソースのレイテンシー・トラッキング統計を収集するかどうかを指定します。
- solrcachestats enable|disable
- Solrキャッシュ統計を収集するかどうかを指定します。
- solrindexingerrorlog enable|disable
- Solrインデックス作成エラーをログに記録するかどうかを指定します。
- solrindexstats enable|disable
- Solrインデックス作成統計を収集するかどうかを指定します。
- solrlatencysnapshots enable|disable
- Solrレイテンシー・スナップショットを収集するかどうかを指定します。
- solrrequesthandlerstats enable|disable
- Solr要求ハンドラー統計を収集するかどうかを指定します。
- solrslowlog threshold enable|disable
- Solrスロー・サブクエリー・ログをログに記録し、Solrスロー・ログしきい値(ミリ秒単位)を設定するかどうかを指定します。
- solrupdatehandlerstats enable|disable
- Solr更新ハンドラー統計を収集するかどうかを指定します。
- userlatencytracking enable|disable
- ユーザー・レイテンシー・トラッキングを有効にするかどうかを指定します。
例
これらのコマンド例では、一時的な変更のみが実行されます。パフォーマンス・オブジェクト・サブコマンドによる変更は、再起動すると元に戻り、短期間の診断にのみ有効です。
「データベース・サマリー診断情報の収集」を参照してください。
データベース・レベル統計データのコレクションを有効にするには:
dsetool perf clustersummary enable
データベース・レベル統計データのコレクションを無効にするには:
dsetool perf clustersummary disable
「スロー・クエリーの収集」を参照してください。
スロー・クエリーをインメモリーでのみ維持するには:
dsetool perf cqlslowlog skip_writing_to_db
インメモリーで維持するスロー・クエリーの数を設定するには:
dsetool perf cqlslowlog set_num_slowest_queries 5
スロー・クエリーをデータベースに書き込むには:
dsetool perf cqlslowlog write_to_db
スロー・クエリーでの情報の収集を無効にするには:
dsetool perf cqlslowlog disable
スロー・クエリーの5%に関する情報を収集するようにしきい値を変更するには:
dsetool perf cqlslowlog 95.0
スロー検索クエリーを特定するように情報の収集を有効にするには:
dsetool perf solrslowlog enable
サブクエリーが遅いために報告対象となるしきい値(ミリ秒単位)を変更するには:
dsetool perf solrslowlog 200
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール |
/etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール |
installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |