データベース・サマリー診断情報の収集
DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用してデータベース・サマリー診断情報の収集を有効にする手順。
DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用してデータベース・サマリー診断情報の収集を有効にすることができます。
- node_table_snapshot
ノードあたりの有効期間テーブル・メトリクス。キースペースおよびテーブルで細分化。
- table_snapshot
クラスター全体の有効期間テーブル・メトリクス。キースペースおよびテーブルで細分化(クラスター内の各ノードからnode_table_snapshotを集計)。
- keyspace_snapshot
クラスター全体の有効期間テーブル・メトリクス。キースペース・レベルで集計(table_snapshotのデータを集計)。
例
これらのコマンド例では、一時的な変更のみが実行されます。パフォーマンス・オブジェクト・サブコマンドによる変更は、再起動すると元に戻り、短期間の診断にのみ有効です。
「データベース・サマリー診断情報の収集」を参照してください。
データベース・レベル統計データのコレクションを有効にするには:
dsetool perf clustersummary enable
データベース・レベル統計データのコレクションを無効にするには:
dsetool perf clustersummary disable
「スロー・クエリーの収集」を参照してください。
スロー・クエリーをインメモリーでのみ維持するには:
dsetool perf cqlslowlog skip_writing_to_db
インメモリーで維持するスロー・クエリーの数を設定するには:
dsetool perf cqlslowlog set_num_slowest_queries 5
スロー・クエリーをデータベースに書き込むには:
dsetool perf cqlslowlog write_to_db
スロー・クエリーでの情報の収集を無効にするには:
dsetool perf cqlslowlog disable
スロー・クエリーの5%に関する情報を収集するようにしきい値を変更するには:
dsetool perf cqlslowlog 95.0
スロー検索クエリーを特定するように情報の収集を有効にするには:
dsetool perf solrslowlog enable
サブクエリーが遅いために報告対象となるしきい値(ミリ秒単位)を変更するには:
dsetool perf solrslowlog 200
手順
-
dse.yamlファイルを編集します。
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール
/etc/dse/dse.yaml tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール
installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml -
dse.yamlファイルで、
db_summary_stats_options
の有効化オプションをtrueに設定します。# Database summary stats options db_summary_stats_options: enabled: true refresh_rate_ms: 10000
-
(任意)統計を更新する頻度を制御するには、
refresh_rate_ms
パラメーターを増減します。refresh_rate_ms
にサンプリング周期(このデータを更新する頻度)の長さを指定します。
例
dsetool perf clustersummary enableデータベース・レベル統計データのコレクションを一時的に無効にするには:
dsetool perf clustersummary disable