ユーザー・アクティビティー診断情報の収集

DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用してユーザー・アクティビティー診断の収集を有効にする手順。

以下の診断テーブルは、ユーザー・アクティビティーを収集します。
  • object_user_io

    ノードあたりの、有効期間の長い読み取り/書き込みメトリクス。キースペース、テーブル、およびクライアント接続別に細分化。各行には、特定のクライアント接続がアクティブであった前回のサンプリング周期中、そのクライアントが特定のテーブルを操作したときの平均読み取り/書き込みレイテンシーと操作カウントが含まれています。このデータのTTLは、10分です。

    注: クライアント接続は、ホストとポートで一意に識別されます。
  • object_user_read_io_snapshot

    ノードあたりの最新の読み取り/書き込みメトリクス。クライアント、キースペースおよびテーブル別。このテーブルには、最新のサンプリング周期でアクティブだったクライアントに関連するデータのみが含まれています。平均読み取りレイテンシー順。

  • object_user_write_io_snapshot

    ノードあたりの最新の読み取り/書き込みメトリクス。クライアント、キースペースおよびテーブル別。このテーブルには、最新のサンプリング周期でアクティブだったクライアントに関連するデータのみが含まれています。平均書き込みレイテンシー順。

  • user_io

    ノードあたりの、有効期間の長い読み取り/書き込みメトリクス。クライアント接続別に細分化され、すべてのキースペースおよびテーブルに関して集計されます。各行には、特定接続がアクティブだった前回のサンプリング周期中のその接続の平均読み取り/書き込みレイテンシーと操作カウントが含まれています。このデータのTTLは、10分です。

  • user_object_io

    ノードあたりの、有効期間の長い読み取り/書き込みメトリクス。クライアント接続、キースペースおよびテーブル別に細分化。各行には、特定のクライアント接続がアクティブだった前回のサンプリング周期中、そのクライアント接続が特定のテーブルを操作したときの平均読み取り/書き込みレイテンシーと操作カウントが含まれています。このデータのTTLは、10分です。

    注: object_user_ioとuser_object_ioは、同じ基本データを2つの異なる方法で表示したものです。前者はユーザーによるクエリーを有効にするために構造化され、後者はテーブルによるクエリーに対するものです。
  • user_object_read_io_snapshot

    ノードあたりの最新の読み取り/書き込みメトリクス。キースペース、テーブル、およびクライアント別。このテーブルには、最新のサンプリング周期でアクティブだったクライアントに関連するデータのみが含まれています。平均読み取りレイテンシー順。

  • user_object_write_io_snapshot

    ノードあたりの最新の読み取り/書き込みメトリクス。キースペース、テーブル、およびクライアント別。このテーブルには、最新のサンプリング周期でアクティブだったクライアントに関連するデータのみが含まれています。平均読み取りレイテンシー順。

  • user_read_io_snapshot

    ノードあたりの最新の読み取り/書き込みメトリクス。クライアント別。このテーブルには、最新のサンプリング周期でアクティブだったクライアントに関連するデータのみが含まれています。平均読み取りレイテンシー順。

  • user_write_io_snapshot

    ノードあたりの最新の読み取り/書き込みメトリクス。クライアント別。このテーブルには、最新のサンプリング周期でアクティブだったクライアントに関連するデータのみが含まれています。平均書き込みレイテンシー順。

手順

DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用してユーザー・アクティビティー診断の収集を有効にするには:
  1. dse.yamlファイルを編集します。
    dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。

    パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール

    /etc/dse/dse.yaml

    tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール

    installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml
  2. dse.yamlファイルで、user_level_latency_tracking_options の有効化オプションをtrueに設定します。
    # User/Resource latency tracking settings
    user_level_latency_tracking_options:
       enabled: true
       refresh_rate_ms: 10000
       top_stats_limit: 100
  3. (任意)統計を更新する頻度を制御するには、refresh_rate_msパラメーターを増減します。

    refresh_rate_msにサンプリング周期(このデータを更新する頻度)の長さを指定します。

  4. オプション: 個別メトリクスの数を制限するには、top_stats_limitパラメーターを変更します。

    この制限を十分に低く設定することで、メトリクスの処理に必要なシステム・リソースのレベルを抑えることができます。