Performance Service(パフォーマンス・サービス)レプリケーション・ストラテジの構成

Performance Service(パフォーマンス・サービス)レプリケーション・ストラテジを構成する手順。

Performance Service(パフォーマンス・サービス)レプリケーション・ストラテジを構成するには、パフォーマンス・メトリクス・データを格納するdse_perfキースペースを調整します。特定の要件に基づいて、ノードがダウンしたときにメトリクス・データが使用できなくなるのを防ぐために、ALTER KEYSPACEなどのキースペース・コマンドを使用してレプリケーション係数を調整します。

セキュリティを有効にする

パフォーマンス・メトリクス・データを格納するdse_perfキースペースのテーブルでは、ユーザーの読み取りおよび書き込みで特別な処理は必要ありません。DataStax Enterpriseは内部システムAPIを使用してこれらのテーブルにデータを書き込むため、セキュリティが有効になっている場合、書き込みを行うためにシステム・ユーザーを作成する必要はありません。

  1. 制限を強化するには、DSE Unified Authentication(DSE統合認証)を有効にし、そのテーブルへの適切なパーミッションを指定します。
  2. パフォーマンス・テーブルに記録されているキースペース、テーブル、ユーザー名などの機密情報をユーザーが閲覧するのを防止するには、ユーザーによるテーブルの読み取りを制限します。

レプリケーション係数の設定

デフォルトで、DataStax Enterpriseは、整合性レベルONEでパフォーマンス・メトリクス・データを書き込みます。書き込みは非同期で実行されます。パフォーマンス・メトリクス・データのレプリケーション係数を大きくする必要がある場合は、ALTER KEYSPACEを使用します。「整合性レベルはどのように構成されるか」を参照してください。

手順

レプリケーション係数は、環境に基づいて以下のように設定します。
  • SimpleStrategyの例:
    ALTER KEYSPACE "dse_perf"
      WITH REPLICATION = { 'class' : 'SimpleStrategy', 'replication_factor' : 3 };
  • NetworkTopologyStrategyの例:
    ALTER KEYSPACE "dse_perf"
      WITH REPLICATION = {'class' : 'NetworkTopologyStrategy', 'dc1' : 3, 'dc2' : 2};