検索スロー・クエリーの収集

DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用して検索スロー・クエリーを特定する手順。

solr_slow_sub_query_log_optionsパフォーマンス・オブジェクトは、指定された時間よりも長くかかった分散サブクエリー(分散シャードでのクエリー実行)を報告します。

デフォルトでは、すべてのオブジェクトが無効にされています。

dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。

パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール

/etc/dse/dse.yaml

tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール

installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml

手順

DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用して検索スロー・クエリーを特定するには:
  1. 検索スロー・クエリーに関する情報の収集を恒久的に有効にし、構成するには、dse.yamlファイルを編集し、solr_slow_sub_query_log_optionsパラメーターをコメント解除し、CQLスロー・ログ設定の値を定義します。
    solr_slow_sub_query_log_options:
        enabled:true
        ttl_seconds: 604800
        async_writers: 1
        threshold_ms: 100
    デフォルトのパラメーター値で、リソース使用量が最小になります。
    オプション 特定内容
    enabled 起動時にオブジェクトが有効にされるかどうか。
    ttl_seconds レコードが何秒でパフォーマンス・オブジェクトから期限切れになるか。
    async_writers スロー・ログなどのイベント駆動オブジェクトの場合、これによりスロー・クエリー記録の可能な回数が決まります。solr_result_cache_statsのようなオブジェクトは、バックグラウンドで更新されます。
    threshold_ms スロー・ログの場合、サブクエリーを報告する遅さの基準レベル(単位はミリ秒)。
  2. Solrスロー・クエリーの情報を収集するために、一時的に実行中のパラメーターを変更するには:

    情報の収集を一時的に有効にするには:

    dsetool perf solrslowlog enable
    情報の収集を一時的に無効にするには:
    dsetool perf solrslowlog disable
    しきい値の値を一時的に変更するには(ミリ秒):
    dsetool perf solrslowlog 200
  3. CQL copyコマンドを使用して、検索スロー・クエリーをエクスポートできます。
    cqlsh:dse_perf> COPY solr_slow_sub_query_log ( date, commands, duration ) TO 'slow_solr_queries.csv' WITH HEADER = true;