DSEFSメトリクスの読み取りにJMXを使用する
DSEFSは、ドメインcom.datastax.bdp:type=dsefsでJMXを使用してステータスおよびパフォーマンスのメトリクスを報告します。
dse.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |
DSEFSは、ドメインcom.datastax.bdp:type=dsefs
でJMXを使用してステータスおよびパフォーマンスのメトリクスを報告します。このページでは、JMXで公開されているクラスについて説明します。
場所
Location
メトリクスは、各DSEFSの場所のステータスに関する情報を提供します。DSEFSの場所ごとにLocation
メトリクスのセットが1つあります。すべてのDSEノードは、すべての場所を認識し、クラスターの完全なステータスを取得するためにノードに接続します。以下のゲージが定義されています。
- directory
- DSEFSデータが格納されているディレクトリーのパス。これは、 dse.yamlで構成されている定数値です
- estFreeSpace
- ストレージ・ディレクトリーがあるデバイスの空き領域の推定値(バイト)。この値は定期的に更新されるため、最新の値が必要な場合は、
BlockStore.freeSpace
メトリクスを読み取ります。 - estUsedSpace
- ストレージ・ディレクトリーの内容によって使用されている領域の推定値(バイト)。この値は定期的に更新されるため、最新の値が必要な場合は、
BlockStore.usedSpace
メトリクスを読み取ります。 - minFreeSpace
- 予約されている領域(バイト)静的にdse.yamlで構成されています。
- privateAddress
- DSEFSのノード間通信に使用するエンドポイントのIPとポート。
- publicAddress
- DSEFSクライアントが使用するエンドポイントのIPとポート。
- readOnly
- その場所が読み取り専用モードの場合、trueを返します。
- status
- 値は、
up
、down
、unavailable
のいずれかです。場所がup
の場合、その場所は完全に運用可能で、このノードはその場所からの読み取りまたは書き込みを試行します。場所がdown
の場合、その場所は管理者によって正常にシャットダウンされたノード上にあり、読み取りまたは書き込みは試行されません。場所がunavailable
の場合、このノードとその場所との通信に問題があり、実際のステータスは不明です。このノードは、ステータスを定期的にチェックします。 - storageWeight
- 他の場所に対して、この場所に格納されるデータの量。これは、 dse.yamlで構成されている静的な値です
BlockStore
BlockStore
メトリクスは、DSEFSノードのデータ層によって読み取り/書き込みが行われるデータの速度と量を報告します。これらの情報は、JMXを使用して接続するノードによって管理されている場所についてのみ報告されます。クラスター内のすべての場所に関するメトリクス情報を取得するには、DSEFSを使用してすべてのノードに個別に接続する必要があります。
- blocksDeleted
- 削除されるブロック数(1秒あたりのブロック数)。
- blocksRead
- 読み取りアクセス数(1秒あたりのブロック数)。
- blocksWritten
- 書き込み数(1秒あたりのブロック数)。
- bytesDeleted
- データが削除される速度(1秒あたりのバイト数)。
- bytesRead
- データが読み取られる速度(1秒あたりのバイト数)。
- bytesWritten
- データが書き込まれる速度(1秒あたりのバイト数)。
- readErrors
- 読み取りエラーの総数と比率(1秒あたりのエラー率)。
- writeErrors
- 書き込みエラーの総数と比率(1秒あたりのエラー率)。
- directory
- この場所のストレージ・ディレクトリーのパス。
- freeSpace
- デバイスに残っている空き領域(バイト)。
- usedSpace
- この場所が使用している領域の推定値(バイト)。
RestServer
RestServer
は、ノード間トラフィックとクライアントについてにDSEFSの通信層に関係するメトリクスを個別に報告します。これらのメトリクスの各セットは、フォームlisten address:listen port
のスコープで指定されます。デフォルトでは、ポート5598がクライアントに使用され、ポート5599がノード間通信に使用されます。
- connectionCount
- 現在のオープン・インバウンド接続の数。
- connectionRate
- サーバーの起動後の接続の総数と比率。
- requestRate
- deleteRate
- getRate
- postRate
- putRate
DELETE
、GET
、POST
、およびPUT
の各要求とこれらすべての要求のそれぞれの総数と比率。- downloadBytesRate
- サーバーからクライアントへの転送のスループット(1秒あたりのバイト数)。
- uploadBytesRate
- クライアントからサーバーへの転送のスループット(1秒あたりのバイト数)。
- responseTime
- 要求本文全体を受信してからサーバーが応答を送信し始めるまでに経過した時間。
- uploadTime
- クライアントから要求本文を読み取るのにかかった時間。
- downloadTime
- クライアントに応答本文を送信するのにかかった時間。
- errors
- 要求を処理するサービスから予期しないエラーがスローされるたびに増加するカウンター。エラーがサービス・ロジックによって処理される場合、
errors
は増加しません。たとえば、File Not Foundエラーの場合、errors
はインクリメントしません。
CassandraClient
CassandraClient
は、DSEFSとデータベース間の通信層に関係するメトリクスを報告します。
- responseTime
- データベース・クエリーの応答時間を追跡します。
- errors
- クエリー実行エラーごとに増加するカウンター(タイムアウト・エラーなど)。