ヒストグラム診断情報の収集
DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用してヒストグラム診断の収集を有効にする手順。
DSEは以下のデータのヒストグラム・テーブルを提供します。
ヒストグラム | 詳細テーブル | サマリー・テーブル | キースペース詳細 | キースペース・サマリー | グローバル詳細 | グローバル・サマリー |
---|---|---|---|---|---|---|
cell_count | Y | Y | N | N | N | N |
partition_size | Y | Y | N | N | N | N |
range_latency | Y | Y | Y | N | Y | N |
read_latency | Y | Y | Y | N | Y | N |
sstables_per_read | Y | Y | Y | N | N | N |
write_latency | Y | Y | Y | N | N | N |
注: これらのテーブルは、nodetool tablehistogramsユーティリティにより取得した情報に似た情報を示しています。主な違いは、
nodetool histograms
出力が最新であるのに対して、診断テーブルには有効期間データが含まれている点です。診断ヒストグラム・テーブルのデータは、DSEサーバーの起動以降、累積します。これに対し、nodetool tablehistograms
には過去15分の値が示されます。dse.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/dse.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml |
手順
DataStax Enterprise Performance Service(DataStax Enterpriseパフォーマンス・サービス)を使用してテーブル・ヒストグラム・データの収集を有効にするには:
-
dse.yaml ファイルを編集します。
-
dse.yamlファイルで、
histogram_data_options
の有効化オプションをtrueに設定します。# Column Family Histogram data tables options histogram_data_options: enabled: true refresh_rate_ms: 10000 retention_count: 3
- (任意)統計を更新する頻度を制御するには、dse.yamlの
refresh_rate_ms
オプションを増減します。refresh_rate_ms
にサンプリング周期(このデータを更新する頻度)の長さを指定します。 - オプション:
テーブルに保持する完全なヒストグラムの数を常時制御するには、
retention_count
パラメーターを変更します。