sstabledowngrade
指定されたテーブルまたはスナップショットのSSTableを、現在のバージョンのDSEと互換性のあるOSS Apache Cassandraのバージョンにダウングレードします。
cassandra.yaml
cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。パッケージ・インストール | /etc/dse/cassandra/cassandra.yaml |
tarボール・インストール | installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml |
指定されたテーブルまたはスナップショットのSSTableを、現在のバージョンのDSEと互換性のあるOSS Apache Cassandra™のバージョンにダウングレードします。
注: sstabledowngradeコマンドは、システム・テーブルのダウングレードまたはDSEバージョンのダウングレードには使用できません。
構文
sstabledowngrade [--debug] [-h | --help] [[-k | --keep-source] | [--keep-generation]] [-b | --backups] [-o | --output-dir output-dir] [--schema schema-file [--schema schema-file2 ... ]] [--sstable-files sstable] [-t | --throughput rate-limit] [--temp-storage tmp-dir] keyspace_name table_name [snapshot_name]
DSEバージョン | SSTable | sstableloaderでサポートされている形式-バージョン | sstableupgradeおよびnodetool upgradesstablesでサポートされている形式-バージョン | |
---|---|---|---|---|
形式 | バージョン | |||
6.7.x | bti | aa | big-ma、big-mb、big-mc、およびbti-aa | big-ma、big-mb、およびbig-mc |
6.0.x | ||||
5.1.x | big | mc | big-ka、big-ma、big-mb、およびbig-mc | big-ka、big-ma、およびbig-mb |
5.0.x | ||||
5.0.x | mb | big-ka、big-ma、およびbig-mb | big-kaおよびbig-ma | |
5.0.x | ma | big-kaおよびbig-ma | big-k*のみ |
定義
短い形式と長い形式のパラメーターはカンマで区切られています。
コマンド引数
- --debug
- スタック・トレースを表示します。
- -h, --help
- コマンドの使用状況およびリストを表示します。
- -k, --keep-source
- ソースSSTableを削除しません。--keep-generationオプションと併用しないでください。
- -b, --backups
- 指定されたテーブルの増分バックアップを書き換えます。snapshot_nameオプションと組み合わせることはできません。
- --keep-generation
- 生成されたSSTableを保持します。--keep-sourceオプションと併用しないでください。
- -o, --output-dir
- 書き換えられたファイルはoutput-dir/keyspace-name/table-name-and-idに配置されます。
- --schema
- スキーマの再作成のために、DDL文を含んでいるCQLファイル内のテーブルのスキーマを使用してSSTableをアップグレードおよびダウンロードすることを可能にします。削除されたカラムを含んでいるテーブルの再作成ができるDDLファイルでなければなりません。複数のDDLスキーマ・ファイルを指定するには、このオプションの指定を繰り返します。 重要: テーブルのスナップショットからの
schema.cql
を常に使用します。これにより、DDLには、削除されたカラムなど、DESCRIBE TABLE
によって省略された情報のすべてが格納されます。 - --sstable-files
- デフォルトのデータ・ディレクトリー内のすべてのSSTableを処理する代わりに、このオプションを通じて指定されたテーブルのみを処理します。SSTableファイルが1つだけの場合は、そのSSTableのみ処理されます。ディレクトリーが指定されている場合は、そのディレクトリー内のすべてのSSTableが処理されます。このオプションでは、スナップショットとバックアップはサポートされていません。
- -t, --throughput
- ディスクの最大読み取り速度を制限するために、MB/秒単位で設定します。
- --temp-storage
- --schemaと共に使用すると、一時データの場所が指定されます。ツールが終了すると、ディレクトリーと内容が削除されます。ディレクトリーは、他のツールと共有せず、空にしておく必要があります。指定しない場合、デフォルト・ディレクトリーは/tmpになります。
- keyspace_name
- キースペースの名前。必須。cassandra.yamlのclient_encryption_optionsをオーバーライドします。
- table_name
- テーブル名。必須。
- snapshot_name
- スナップショットの名前。
- 指定されたスナップショットのみを書き換えます。
- 指定されたスナップショットのファイルを置き換え、ライブのSSTableへのハードリンクがある場合はそれを切断します。
- 現在実行しているDSEとは異なるバージョンのDSEで取得されたスナップショットを復元するのに必要になります。
例
cyclingキースペースのeventsテーブルをダウングレードします
sstabledowngrade cycling events
Found 1 sstables to rewrite.
Rewriting TrieIndexSSTableReader(path='/var/lib/cassandra/data/cycling/events-2118bc7054af11e987feb76774f7ab56/aa-1-bti-Data.db') to BIG/mc.
Rewrite of TrieIndexSSTableReader(path='/var/lib/cassandra/data/cycling/events-2118bc7054af11e987feb76774f7ab56/aa-1-bti-Data.db') to BIG/mc complete.