property

データをデータ・ファイルから読み込むときに使用するプロパティ名の指定方法。

構文

property [ "csv_column" ] "propertyName"

説明

入力データ・ファイルからプロパティにマッピングされる特定のフィールド名に対する頂点のプロパティを識別します。CSVカラムにグラフ内のフィールドと異なる名前が付いている場合は、CSVカラム名を任意で設定することができます。プロパティが設定されていない場合は、すべてのプロパティが読み取られます。ignoreが使用されている場合、プロパティはバイパスされます。

graphloaderステージ1のスキーマ探索中に、プロパティ・キーが同じ頂点で複数回にわたって並列処理される場合、プロパティはマルチプロパティとみなされます。この推論は妥当ですが、これに付随する特定のケースでは、検出されたスキーマが変更される場合があります。通常、JSON入力データでは、ネストされたリストをマルチカーディナリティ・プロパティにマッピングし、そのように読み込む必要があります。複数カーディナリティ・フィールドが入力ファイルに存在する場合、スキーマはこれらの要素を読み込む前に定義する必要があります。もう一つの例が、java.sql.Arrayデータ型のJDBCカラムです。

マッピング・スクリプト内のpropertygenderに設定します。プロパティの値はbadgevalueフィールドで設定された値に基づいて読み取られます。
property "gender"
このマッピングでは、次のようなデータが考えられます。
{ "name":"Jane Doe", "gender":"M" }
CSVファイルのnickカラムを読み取るpropertyをマッピング・スクリプトのnicknameに設定します。
property "nick" "nickname"
このマッピングでは、次のようなデータが考えられます。
name, nick
Jane Doe|Janey