OpsCenter JVMの構成

OpsCenter JVMのJVMパラメーターを構成します。

OpsCenter JVMは、初期メモリーとガーベージ・コレクションのJVMパラメーターを使用して大きいクラスターと小さいクラスターの両方を処理できるように調整されています。ほとんどのユーザーにはこれらのデフォルト値で十分に対応できます。ただし、これらのパラメーターをさらに調整する必要がある場合もあります。

デフォルトのパラメーターをオーバーライドするように設定できる、OPSC_JVM_OPTSという環境変数があります。調整を検討できるパラメーターは以下のとおりです。
  • -Xmxopscenterdに使用できるヒープ・スペースの最大量。デフォルトは1024m(1GB)で、ほとんどのインストールではこの値で十分です。複数のクラスターを管理している場合やOutOfMemoryエラーがopscenterd.logに記録されている場合は、ヒープを倍の 2048m(2GB)にしてみてください。メモリーに関する問題が引き続き発生する場合は、DataStaxサポートにご連絡ください。
  • -Xms:opscenterdプロセスが起動時に使用するヒープ・スペースの初期量。opscenterdの起動に問題が生じている場合は、この値を小さくしてください。
  • ガーベージ・コレクション・パラメーター(-XX:+UseConcMarkSweepGC-XX:+CMSParallelRemarkEnabled-XX:+ScavengeBeforeFullGC-XX:+CMSScavengeBeforeRemark)の変更は推奨されません。ただし、他のガーベージ・コレクション・パラメーターを変更および調整する必要が生じた場合は、https://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/vm/gctuning/のガイドに従ってください。
  • -Djava.io.tmpdir=/path/to/dir:Jythonが動的クラスを読み込んで実行するために使用するディレクトリー(デフォルトはシステムのtmpディレクトリー)。デフォルトのディレクトリーに対するパーミッションが原因でOpsCenterの読み込みに問題が発生している場合は、これを別のディレクトリーに変更してください。
これらのパラメーターは、OpsCenterを起動する前に環境変数OPSC_JVM_OPTSを設定するだけで変更できます。
注: OpsCenterの実行中にこれらのパラメーターを設定する場合は再起動が必要です。
次の環境変数を使用して、tarボール・インストールの最大ヒープ・サイズのJVM引数を更新します。
$ export OPSC_JVM_OPTS=-Xmx2048m $ sudo service opscenterd restart
bin/opscenter内のパッケージ・インストールの最大ヒープ・サイズのJVM引数を更新します。
$ OPSC_JVM_OPTS="-server Xmx2048m -Xms1024m -Dpython.cachedir.skip=false -XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError -XX:HeapDumpPath=$OPSC_LOG_PATH -XX:+UseConcMarkSweepGC -XX:+CMSParallelRemarkEnabled -XX:+ScavengeBeforeFullGC -XX:+CMSScavengeBeforeRemark -verbose:gc -XX:+PrintGCDateStamps -XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCCause -XX:+PrintTenuringDistribution -XX:+PrintGCApplicationStoppedTime -XX:+UseGCLogFileRotation -XX:NumberOfGCLogFiles=5 -XX:GCLogFileSize=1M -Xloggc:$OPSC_LOG_PATH/gc.log $OPSC_JVM_OPTS" $ sudo service opscenterd restart

opscenterd.log

opscenterd.logファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。

  • パッケージ・インストール:/var/log/opscenter/opscenterd.log
  • tarボール・インストール:install_location/log/opscenterd.log