OpsCenterの構成ファイル
opscenterd.conf、cluster_name.conf、およびaddress.yamlの各構成ファイルを手動で変更して、機能を構成します。
opscenterd.conf、cluster_name.conf、およびaddress.yamlの各構成ファイルを手動で変更して、機能を構成します。
- opscenterd.conf:OpsCenterデーモンのプロパティを構成します。
- cluster_name.conf:OpsCenterで監視する各クラスターのプロパティを構成します。OpsCenterは、クラスターがOpsCenterに追加されたときに、クラスターと同じ名前のcluster_name.confファイルを作成します。 ヒント: cluster_name.confファイルの
[agent_config]
セクションでほとんどのエージェント構成オプションを設定できます。[agent_config]
セクションのオプションは、address.yamlの対応する構成オプション名と一致する必要があります。クラスター構成ファイルでエージェント・オプションを設定すると、各ノードのaddress.yamlで対応するプロパティが設定されます。特定のプロパティや状況によっては、該当するエージェント上のaddress.yamlで直接プロパティを設定する必要がある場合もあります。リスト・エントリー(値1、値2、値3など)が必要なエージェント構成オプションの設定は、cluster_name.confではサポートされていません。 - address.yaml:DataStaxエージェントのプロパティを構成します。address.yamlのオプションの設定は、すべてのノードで行う必要があります。これらのプロパティのほとんどは、opscenterdマシン上のcluster_name.confの
[agent_config]
セクションで設定でき、プロパティはすべてのエージェントに自動的に伝播されます。 - logback.xml:OpsCenterデーモンのロギング・プロパティを構成します。これには、HTTP要求ロギング、クラスター・ロギング、およびセキュリティ・ロギングが含まれます。
OpsCenter構成ファイルの優先順位
5.2より前のバージョンのOpsCenterでは、cluster_name.conf構成ファイルの設定がaddress.yamlの設定より優先されていました。OpsCenterバージョン 5.2以降では、それとは逆になります。つまり、address.yamlの設定がcluster_name.confの設定よりも優先されます。OpsCenter 5.2以降の構成ファイルの優先順位を要約すると、address.yamlの設定がcluster_name.confの設定をオーバーライドします。また、後者はデフォルトの構成設定をオーバーライドします。
構成オプションの変更
各リリースで使用可能な構成オプションの変更を最新の状態に保つには、「アップグレード・ガイド」を確認してください。
cluster_name.conf
cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf
opscenterd.conf
opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf
address.yaml
address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
- tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml
logback.xml
logback.xmlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/logback.xml
- tarボール・インストール:install_location/conf/logback.xml