Backup Service(バックアップ・サービス)のエラーのトラブルシューティング

Backup Service(バックアップ・サービス)の使用中に発生したエラーの解決策。

Backup Service(バックアップ・サービス)を使用してバックアップまたは復元する際にエラーが発生した場合は、以下の手順に従って、環境が正しく構成されていることを確認してください。

Amazon S3エラー

バックアップまたはコミット・ログの格納にAmazon S3の場所を使用している場合、バックアップ・ジョブの作成後にパーミッションまたは認証キーが変更されているとエラーが発生する可能性があります。指定されたバケット名への書き込みパーミッションのある、更新後の認証トークンを入力します。
重要: Backup Service(バックアップ・サービス)は、デスティネーションの場所のデータと構造を制御する必要があります。AWS S3バケットとローカル・ファイル・システムのデスティネーションは、OpsCenterのみの専用とする必要があります。これらのデスティネーションに他のディレクトリーやファイルを追加すると、Backup Service(バックアップ・サービス)がバックアップ操作または復元操作を適切に実行できなくなる可能性があります。
AWS IAM(Identity Access Management)ユーザーとしての権限が不十分な場合、認証エラーが発生し、「提供されたキーとシークレットではAWSに対して認証できません」というメッセージが表示されます。ユーザーに基本権限とListAllMyBucketsアクションの権限があることを確認します。
"Action": "s3:ListAllMyBuckets"
AWS IAMユーザー権限の付与を検討すべきアクションは以下のとおりです。
  • CreateBucket
  • GetBucketLocation
  • ListBucket
  • ListAllMyBuckets
  • PutObject
  • GetObject
  • DeleteObject
詳細については、Amazon AWS IAMのドキュメントを参照してください。

エージェント・エラー

Backup Service(バックアップ・サービス)が動作するためには、クラスター内のすべてのノードでJava 7以降を使用している必要があります。

エージェント・ユーザーとDataStax Enterpriseユーザーは同じであるか(OpsCenter 5.1以降でデフォルト)、またはエージェント・ユーザーはDataStax Enterpriseユーザーが所有するファイルの読み取りと変更を行うための適切なパーミッションを持っている必要があります。

UDTを使用してテーブルの復元を開始する際にエラーが発生する

(Cassandraバージョン2.1以降とDataStaX Enterpriseバージョン4.7以降にのみ該当)ユーザー定義型(UDT)を使用している場合、スキーマの自動再作成は現在サポートされていません。UDTを使用してテーブルを復元するときは、復元操作を開始する前にそのテーブルが存在することを確認してください。OpsCenterの今後のバージョンでは、UDTの自動スキーマ作成がサポートされる予定です。