データ整合性とパフォーマンス
整合性レベルを変更すると、読み取りパフォーマンスに影響を与える場合があります。トレーシング出力には、整合性レベルの変更に伴ってパフォーマンスがどのように影響を受けるのかが示されます。
整合性レベルを変更すると、読み取りパフォーマンスに影響を与える場合があります。トレーシング出力は、整合性レベルをONEからQUORUM、次にALLに変更すると、パフォーマンスが1,714から1,887、次に2,391マイクロ秒へとそれぞれ低下することを示します。1行のテーブルのクエリーは、例示のために使用した望ましくないケースであるため、このチュートリアルの手順に従っても、同じ傾向が見られるとは限りません。QUORUMとALLの違いは、この場合はごくわずかですが、クラスターの条件によっては、ALLを使用した場合のパフォーマンスはQUORUMより速くなる場合があります。
以下の条件下では、ALLを使用した場合のパフォーマンスはQUORUMより悪くなります。
- データが何千もの行で構成されている。
- 1つのノードが他のノードより遅い。
- 特に遅いノードがクォーラムに選択されていない。
大きなデータセットでのクエリーのトレース
確率的トレースは10行以上のデータベースで使用できますが、この機能ははるかに多くのデータをトレースすることを目的としています。nodetool settraceprobabilityコマンドを使用して確率的トレースを構成した後に、system_tracesキースペースにクエリーします。
SELECT * FROM system_traces.events;