Yumを使用した、RHELベースのシステムでのDataStax Enterprise 5.1のインストール

RHELベースのシステムでYumポジトリーを使用してDataStax Enterprise 5.1をインストールするための手順。rootパーミッションが必要です。

Yumを使用して、RHELベースのシステムにDataStax Enterprise5.1をインストールするには、次の手順を使用します。

Yumからインストールした場合、DataStax Enterpriseはサービスとして実行されます。

SUSEにインストールするには、GUIインストーラーまたはバイナリーtarボール・インストールを使用してください。

この手順では、DataStax Enterprise 5.1とDataStax Agentをインストールします。OpsCenterDataStax Studioについて、またはDSE Graph Loaderの使用はインストールしません。インストールしたら、DataStax Enterpriseを構成して開始する必要があります。

注: DataStaxインストーラーには、Javadoc、DataStax Enterpriseデモ、DataStax Studio、およびDSE Graph Loaderなど、開発者関連ツールをインストールするオプションがあります。

始める前に

1. ハードウェアの要件
要件 最低 実稼働
CPU 2 16
メモリー 8 GB 24 GB
データ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
コミット・ログ・ディレクトリー 20 GB 200 GB
保存されるキャッシュのディレクトリー 20 GB 200 GB
ログ・ディレクトリー 20 GB 200 GB

パッケージ化されているリリースはcassandraユーザーを作成します。DataStax Enterpriseをサービスとして開始すると、サービスはこのユーザーとして実行されます。サービスの初期化スクリプトは、/etc/init.d/dseにあります。実行レベルは、パッケージで設定されていません。

手順

注: DataStax Enterprise 5.1の最新バージョンは5.1.6です。

ターミナル・ウィンドウで:

  1. 必要なJavaのバージョンがインストールされていることを確認します。
    java -version

    Oracle Java 8、またはOpenJDK 8以外の場合は、「サポートのソフトウェアのインストール」を参照してください。

    重要: パッケージ管理ツールは、Oracle Javaをインストールしません。
  2. DataStax Yumリポジトリを/etc/yum.repos.d/datastax.repoという名前のファイルに追加します。
    注: GPGシグネチャー・チェックを実行するようにgpgcheck=1を設定します。
    [datastax] 
    name = DataStax Repo for DataStax Enterprise
    baseurl=https://dsa_email_address:password@rpm.datastax.com/enterprise
    enabled=1
    gpgcheck=0
    dsa_email_addresspasswordは、DataStax Academyアカウントの認証情報です。
    重要: 環境によっては、電子メール・アドレス内の@%40に置き換えて、オペレーティング・システムのコマンドラインで使用されている文字がパスワードに含まれている場合は、その文字をエスケープする必要がある場合があります。例:\!および\|.
  3. シグネチャーの確認を有効にしている場合は(gpgcheck = 1)、DataStax Enterpriseリポジトリ・キーをインポートします。
    sudo rpm --import https://rpm.datastax.com/rpm/repo_key
  4. 5.1.6パッケージをインストールします。
    sudo yum install dse-full ## Installs the latest version of DSE
    sudo yum install dse-demos ## Installs the DataStax Enterprise demos
    注: 以前のバージョンをインストールするには、上記のコマンドにバージョン番号を追加します。例を次に示します。$ sudo yum -y install dse-full-5.1.0-1使用可能なバージョンを表示するには、『リリース・ノート』を参照してください。

    DataStax Enterpriseは、追加の構成を開始できる状態です。

  5. オプション: 単一ノード・クラスターでのインストールのみ:
    1. DataStax Enterpriseがまだ実行されていない場合:
      sudo service dse start

      他の起動オプションについては、「DataStax Enterpriseをサービスとして起動」を参照してください。

    2. DataStax Enterpriseが実行中であることを確認します。
      nodetool status
      vnodeを使用している場合:
      Datacenter: Cassandra
      =====================
      Status=Up/Down
      |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
      --  Address    Load       Tokens  Owns    Host ID                               Rack
      UN  127.0.0.1  82.43 KB   128     ?       40725dc8-7843-43ae-9c98-7c532b1f517e  rack1
      vnodeを使用していない場合:
      Datacenter: Analytics
      =====================
      Status=Up/Down
      |/ State=Normal/Leaving/Joining/Moving
      --  Address         Load       Owns    Host ID                               Token                 Rack
      UN  172.16.222.136  103.24 KB  ?       3c1d0657-0990-4f78-a3c0-3e0c37fc3a06  1647352612226902707   rack1

次のタスク

cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。

パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール

/etc/dse/cassandra/cassandra.yaml

tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール

installation_location/resources/cassandra/conf/cassandra.yaml
dse.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。

パッケージ・インストールInstaller-Servicesインストール

/etc/dse/dse.yaml

tarボール・インストールInstaller-No Servicesインストール

installation_location/resources/dse/conf/dse.yaml