スナップショットについて

DataStax Enterpriseでのデータのバックアップ方法の簡単な説明。

DataStax Enterpriseは、データ・ディレクトリーにあるすべてのディスク上のデータ・ファイル(SSTableファイル)のスナップショットを取得することにより、データをバックアップします。システムがオンラインの間、すべてのキースペース、1つのキースペース、または1つのテーブルのスナップショットを取得できます。

パラレルsshツール(psshなど)を使用して、クラスター全体のスナップショットを取得できます。これにより、結果的に整合性のあるバックアップが得られます。スナップショットが作成される時点では、ノードがそのレプリカのノードと整合していることは保証されませんが、復元されたスナップショットは、DataStax Enterpriseの組み込み整合性メカニズムを使用して、整合を再開します。

システム全体のスナップショットを実行したら、各ノードでインクリメンタル・バックアップを有効にして、最後のスナップショット以降に変更されたデータのバックアップを取ることができます。memtableがディスクにフラッシュされ、SSTableが作成されるたびに、ハード・リンクは、データ・ディレクトリーの/backupsサブディレクトリーにコピーされます(JNAが有効の場合)。コンパクションされたSSTableでは、このようなSSTableにリンク済みのデータがまったく含まれていないため、/backupsにハードリンクが作成されません。