インクリメンタル・バックアップの有効化

インクリメンタル・バックアップを有効にすると（デフォルトでは無効）、DataStax Enterpriseは、フラッシュされる各SSTableを、キースペース・データ・ディレクトリーの下にあるバックアップ・ディレクトリーにハードリンクします。これにより、スナップショット全体を転送しなくても、オフサイトでバックアップを保存できます。また、インクリメンタル・バックアップをスナップショットと組み合わせて、信頼できる最新のバックアップ・メカニズムを提供できます。コンパクションされたSSTableでは、このようなSSTableにリンク済みのデータがまったく含まれていないため、/backupsにハードリンクが作成されません。特定時点でのスナップショット、および完全なバックアップからその時点までのすべてのインクリメンタル・バックアップとコミットログ。

スナップショットと同様に、インクリメンタル・バックアップ・ファイルは自動的に消去されません。DataStaxでは、新しいスナップショットが作成されるたびにインクリメンタル・バックアップのハードリンクを消去するプロセスを設定することを推奨します。