コミット・メトリクスMBean

コミット・メトリクスMBeanは、インデックス・パフォーマンスのトラブルシューティングと、異なるインデックスのレプリカ間での非同期コミットに起因するデータの整合性問題の解決に使用されます。

コミット・メトリクスMBeanは、インデックス・パフォーマンスだけでなく、異なるインデックスのレプリカ間での非同期コミットに起因するデータの整合性問題のトラブルシューティングにも使用されます。また、このMBeanは、バック・プレッシャーのインデックス作成の微調整にも役立ちます。コミット・メトリクスMBeanは、インデックスでのコミット操作における2つのメイン・フェーズを実行するために費やした時間を記録します。

操作のメイン・フェーズ

インデックス上でのコミット操作のメイン・フェーズは以下のとおりです。
FLUSH
非同期インデックス作成キューのフラッシュに費やす時間で構成されます。
EXECUTE
インデックスに対して実際にコミットを実行することに費やす時間で構成されます。

コミット・メトリクスMBean操作は、FLUSHとEXECUTEというコミット・フェーズ名を使用します。

コミット・メトリクスMBeanの設定操作

コミット・メトリクスMBeanは、マイクロ秒単位でレイテンシーを測定します。以下のコミット・メトリクスMBean操作を設定できます。
  • setEnabled(boolean enabled)

    メトリクスの記録を有効/無効にします。デフォルトでは有効になっています。

  • resetLatency(String phase)

    指定されたコミット相のレイテンシーのメトリクスをリセットします。

  • resetLatencies()

    すべてのレイテンシー・メトリクスをリセットします。

コミット・メトリクスMBeanの取得操作

コミット・メトリクスMBeanは、マイクロ秒単位でレイテンシーを測定します。以下のコミット・メトリクスMBean操作を取得できます。

  • isEnabled()

    メトリクスの記録が有効になっていることを確認します。

  • getLatencyPercentile(String phase, double percentile)

    フェーズごとにコミット・レイテンシーのパーセンタイルを取得します。

  • getRecordedLatencyCount(String phase)

    そのコミット相までの記録されたレイテンシーのメトリクス総数を取得します。

  • getUnrecordedLatencyCount()

    追跡されるレイテンシーの最大値10分を超えたため記録されていないレイテンシー値の総数を取得します。